瀧澤美恵子の作品一覧

「瀧澤美恵子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ネコババのいる町で
    ちょっとしたことで人生が大きく変わる。
    まして親から離れたり、離婚などあれば尚更だ。
    人はそれぞれ固有の原理に基づき生きている。
    出会い、別れでお互いに影響しあっているのだ。
    3つの短編がそのことを如実に表していた。
    芥川賞受賞の本作はそのことをしっかりしたストーリーの中で表現し、心に残る一冊となっ...続きを読む
  • ネコババのいる町で
    面白くてささーっと読んでしまった。
    タイトルと芥川賞ってのを見ただけの知らない作家のジャケ買い本。
    ネコババも神の落とし子も、クズい女が周囲を振り回す話で、読むのがつらいくらい気が滅入る。最後の話の直美は何考えてるのかよく分からんかったけど。
    ネコババはまだ平和やったけど、神の落とし子は本当に読むの...続きを読む
  • ネコババのいる町で
    「ネコババ・・・」は、産みの母親が外国人と再婚をしたため、日本へ一人帰国させられた少女の話である。一時的に失語症になるが、隣の家で猫と共に生活をするネコババの家に遊びに行く事で、普通の暮らしが出来るようになる。

    「神の落し子」は、妻に裏切られた男が、金持ちから貧乏になってしまう話である。

    「リリ...続きを読む
  • ネコババのいる町で
    母親に荷物のように放り出され、失語症になるほどのダメージ受ける。
    けれどそれを悲劇的に嘆き続けるでもなく、かといって肩を怒らせて突き進むでもなく、
    そのまま日常の中に取り込みつつ成長してゆく。
    まだ小さくてそうするしかなかったかな。

    戸惑う祖母や叔母の繕わない言葉は、時に辛辣である意味正直。
    そん...続きを読む
  • ネコババのいる町で
    三篇ともキーパーソンとなる女性に振り回されている。
    表題作の、子供目線の視点がリアルで良かった。断片的に覚えている誰かの特徴や発言、経験不足で漠然としている考え方、なのにどこか現実的なところなどが自分の幼少期の捉え方とシンクロする部分がありハッとした。

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