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忌談 全5冊合本版
キャバ嬢、風俗関係者、裏街道に生きる人々……。そんな彼らが出くわした怖い話、嫌な話、おぞましい話を収録した大人気シリーズ。上の階に住む同僚の部屋からもれてくる奇妙な物音を聞いたソープ嬢(「水音」)。とんでもなく怖い映像を見てしまったビデオ店店員(「裏ビデオ」)。会う度に顔の変わるキャバクラ嬢(「変貌」)。必ず「出る」から絶対プレイをしないホテルがあるというデリヘル嬢(「NGホテル」)。昔、超高額のバイトをしたことがあるという彫師(「時給四万円」)などなど。思わず頁を閉じたくなるようなエピソードの数々。本書は気の弱い方にはオススメしません。読後感最悪、夜読むと必ず後悔する、本当にあった嫌な話が一気に読める、全5冊合本版! -
心ふたつ 不思議な絆の物語三篇
この世のものではない存在との、どこか奇妙で温かな繋がりを描くホラー×ヒューマンドラマ短編集 大学1年の夏、訪れた田舎の祖父母の家で、唐突に告げられた俺の『婚礼』!当惑しつつも好奇心が勝る俺の前に現れた花嫁。綿帽子の下に隠されたその相貌は……。隔絶された村の一族に伝わる不思議な“力”の伝承。――『鬼の角』物心ついたときからずっと俺のそばで微笑んでいた、白いドレスを着た『おばちゃん』。ずっと昔から一族の男児についていたというその人は“守護霊”か“悪霊”か。俺は彼女との縁を断ち切るため、ある作戦を決行する。――『「ふみ」さん』幼馴染で親友の涼太が、バスケの試合中に俺をかばって死んだ。ショックで家にこもっていた俺だが、ある日突然涼太の声が聞こえるようになり……。姿の見えない親友とともに過ごした日々を描く感動の物語。――『心ふたつ』 《著者紹介》 1959年(昭和34年)2月24日生まれ。京都市出身。京都大学工学部卒業。 石油化学会社勤務を経て、現在は神奈川県秦野市に在住。趣味はゴルフ、囲碁、釣り、水彩画、カラオケなど。 小説執筆も昔から続けてきた趣味のひとつだったが、2020年出版社のコンテストに出品して良い評価を得たことから、2021年処女作『心ふたつ』(『鬼の角』『「ふみ」さん』『心ふたつ』の3編収録)で作家デビュー。 -
数字は噓をつかない 万能中国人ウィルスン・ウーシリーズ短篇集
マジメにデタラメ、万能数式SF あらゆる問題を数式で解決する男、ウィルスン・ウー! タイヤが無限に入る小屋、時間の逆行、待ち時間ゼロのニューヨーク。こんなSF的異常事態に対処するために必要なものはなんだと思う? 金(かね)? 権力? いいや、ちがう。ウィルスン・ウーのような、最高の友人だ。 ウィルスン・ウーをご紹介しよう。彼は、ブロンクス科学学校で物理学を学び、パリでパティシエの修業をし、プリンストンで数学を専攻し、台湾で漢方を修め、ハーヴァードもしくはイェール大学で法律を学び、ゴビ砂漠で隊商(キャラバン)の修業をした。対数計算機を使えば1分以内に十二弦ギターをチューニングできて、身長は1メートル86センチ。中国系アメリカ人だ。 ウーは、あらゆるものに数式を書きなぐる(封筒、チラシの裏、紙袋の切れ端などなど)。時には数式に漢字が混じっていることもある。数式が正しいのかどうかはわからないが、わからなくてもだいじょうぶ。彼は必ず事件を解決してくれるし、それを読むのはとても楽しいのだから。 短篇の名手ビッスンによる、ウー(「数字は嘘をつかない」が口癖)とアーヴ(数字はよくわからない)のコンビが活躍する、ユーモアと奇想に満ちた万能数式SFシリーズ短篇集をお届けする。 -
夏井いつきの俳句添削事典
初心者がつまずきやすいポイントを、夏井いつきが添削で徹底解説! 608句に及ぶ添削実例から、「どこをどう直したらいい?」がはっきりわかる一冊。 テレビ番組『プレバト!!』で大人気の俳人・夏井いつきが、ネット俳句教室「おウチde俳句くらぶ」に寄せられた投句から608句を厳選。原句と添削例を対比させながら、「どう直せばよいのか」を具体的に紐解いていきます。 「季語がない」「字余り・字足らず」「助詞」「切れ」「凡人ワード」「説明しすぎ」など、俳句で頻出する問題点を項目別に収録。気になる項目から引ける構成で、初心者の疑問解消から経験者の推敲まで幅広く活用できます。 さらに、〈一句を作る→推敲する→完成度を高める〉までの流れをチャート形式で可視化し、迷わず作句・推敲に取り組める工夫も満載。 「季語はどう選ぶ?」「季重なりはどこまでOK?」「この一句、どこが弱い?」――原句を分析し、自分なりに推敲し、添削例と比べる。そのトレーニングによって、“自分で直せる力”=俳筋力が確実に身につきます。 独学で俳句を始めたい方から、表現力を磨きたい経験者、初心者指導に携わる方まで、手元に置いて繰り返し活用できる一冊です。 【目次構成】 [チャート]有季定型の一句を作ろう! [チャート]入選を目指して推敲しよう! [topic]有季と無季/「季重なり」はタブー?/俳句の技法/「俳句の型」を知ろう/文体と表記/切字と切れ/「詠む」と「読む」/多作多捨/「独学」だからこその「投句」!/句会と句会ライブ [issue]季語がない/季重なり/季語のアレンジ/字余り/字足らず/語順/助詞/文法/切字/切れ/凡人ワード/不要な語/説明しない/表現したい内容/言葉を精査する/伝わる俳句 [Let's try! ]添削穴埋めクイズ50 -
このスマホで地下牢獄から脱出してください
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 18……13……7% 電池が尽きれば即、死亡!? 読む「脱出ゲーム」、開幕! 知念実希人の大人気〈スマホBOOK〉シリーズ最新作!! 高額バイトの面接-- 目覚めると、そこには、 顔を撃たれた死体と、見知らぬスマホがあった。 連続猟奇殺人犯アザゼルから、メールが届く。 「このスマホの電池が尽きる前に、脱出するんだ」 閉じ込められた部屋には、 怪しい水槽、小さな金庫、散弾銃の弾痕が……。 電池残量が減っていく逼迫感、 アザゼルに追い詰められる恐怖感、 果たして、脱出できるのか!? 衝撃のラスト! -
おでんオデッセイ
心に沁みます。 この屋台は、おでんも客も変わりダネ? 満腹ハートフルストーリー! 山口恵以子さんも舌鼓! (作家・『婚活食堂』シリーズ著者) ちくわ、はんぺん、がんもどき… 今宵も屋台は大にぎわい――! 伊竹市銀座商店街の一角でおでん屋台「かいっちゃん」を営む静香。 東京の大手商社を退職して伊竹にUターン、母親が切り盛りする実家の「有野練物」の手伝いをしていたが、一念発起して町おこしプロジェクトに応募、屋台を開いたのだ。 経営は常にギリギリだが、店には今宵も個性と悩みあふれる(?)常連客、そして高校時代の初恋の相手も…? -
若様とロマン
明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってくる。しかし平和そうに見える世の中に、不穏な空気が漂いはじめていた。数年以内に“戦争”が始まるかもしれない――。 明治になって現れた「成金」のひとり、小泉琢磨は、戦へと突き進む一派の意向を押さえるべく動いていた。が、このままでは開戦派のやりたいようになってしまうという懸念から、今いる仲間以上に人を集めようと考える。 その秘策がなんと、「若様たちのお見合い」だったのだ! はたしてその成り行きは――? -
新訂 新訂新古今和歌集
全二十巻.万葉調・古今調と並んで,三歌風の一典型を作った勅撰和歌集.俊成は余韻・余情の世界を統合して幽玄の世界をうちたて,定家は幽玄の世界を分析して有心を設定した.現実の暗さから逃れるために自然観照へと集中しその技巧は極限にまで達した.連歌や,芭蕉に多くの影響を与え,芭蕉の「わび」もこれを起点としている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
シーソーモンスター
バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」) アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」) 時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか――。 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』(本作) 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』 -
不思議の国のアリス+鏡の国のアリス 2冊合本版
ある昼下がり、アリスが土手で見たものは、チョッキを着た白ウサギ――。ウサギは時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこはチェシャーネコや三月ウサギ、帽子屋にハートの女王などなど、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。ユーモア溢れる世界児童文学の傑作を、原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した画期的な新訳決定版『不思議の国のアリス』と、部屋の鏡を通り抜けて、おしゃべりする花々やたまごのハンプティ・ダンプティたちが集う不思議な国で女王を目指すアリスの冒険を描いた『鏡の国のアリス』の2冊をあわせた合本版が登場! ジョン・テニエルの美しい挿絵を収録した、決定版! -
十津川班捜査行 湘南情死行
[著者のことば] 十津川班の各刑事が主役です。もちろん、十津川警部のサポートはありますが、各人の人間味を前面に出してストーリーを仕上げてあります。 十津川の書店通い、カメさんの子煩悩ぶり、西本刑事のデートなど、意外な一面も事件解決とともに楽しんでください。 「湘南情死行」 クルーザーに乗船中の不倫カップルが爆死。 心中か? デート中に事件を目撃した西本は…… 「恋と復讐の徳島線」 行きつけの書店主が犯人なのか? 徳島の連続殺人との関連を十津川が追った! 「死への週末列車」 吹雪に閉じこめられた列車内で殺人事件。 乗り合わせた日下が孤軍奮闘! 「愛と孤独の宗谷本線」 トラック事故で亡くなった娘の仇を討つ! 男の復讐計画を北条早苗は阻止できるか? 「青に染まった死体」 美貌の女がモーターボートから転落、溺死した。 亀井の息子が「リゾート21」から事故を目撃…… 警視庁捜査一課の西本刑事は、湘南でのデートの最中、クルーザーの爆発を目撃。乗船していた青年実業家・宮川拓也と愛人の美人タレント・矢野明日香が死亡した。事故か、事件か? 捜査を始めた西本に明日香ファンを名乗る男から他殺を示唆する手紙が届く。しかし、宮川が爆弾を入手した事実が判明、神奈川県警は心中事件との見方を固めた。ただ、西本の恋人・恵だけは事件の不自然な点に気づいていた……。 十津川警部をはじめ、北条早苗、亀井、日下といったおなじみの刑事たちが難事件に挑む傑作短編集! ※「十津川警部」シリーズと作品の楽しみ方がさらに広がる解説も収録![解説:小梛治宣] -
十津川班捜査行 わが愛 知床に消えた女
[著者のことば] 「人生は愛と友情と裏切りで成り立っている」と、色紙やサイン本に書いている。 小説で、中身を面白くする最たるものは、「復讐」だろう。 誰しも、復讐したい人間の一人や二人はいるはずである。復讐する側に、ちゃんとした理由があり、復讐される側はその訳が分かっていない時、意外なドラマが生み出される。 人間の感情ほど怖いものはないし、計り知れない。それだからこそ、興味が尽きないし、面白い。 この短編集は、「愛と復讐」にまつわるミステリーを集めたものだ。 知床、東京、阿蘇、草津……、男と女の間に何が起こったのか? 想いゆえの悲劇か、憎しみゆえの惨劇か――。 十津川ファミリーが挑む“愛と復讐”の事件簿! 警視庁捜査一課の元刑事で私立探偵の橋本豊のもとに、失踪人の捜索依頼が舞い込んだ。行方不明となったのはOLの三浦亜紀。「ひとりで生活してみたい」という手紙を残していた。 橋本は調査を開始するが、真面目な亜紀には男の影もなく、手がかりがつかめない。しかし、直前に1千万円の貯金を下ろしていた。事件に巻き込まれたのか? やがて、携帯電話の交信記録から亜紀が知床にいることが判明。現地へ飛んだ橋本は、亜紀が事故死したという証言を得る。不審を抱いた橋本はかつての上司・十津川に協力を要請した……。 【収録作品】「わが愛 知床に消えた女」「愛と殺意の中央本線」「復讐のスイッチ・バック」「愛と死 草津温泉」 ※「十津川警部」シリーズと作品の楽しみ方がさらに広がる解説も収録![解説:小梛治宣] -
許嫁幼馴染が弟に純愛寝取られたので、俺は変わることにした。
せっかくギャルゲー世界に転生したが、転生先は主人公の出来損ないの兄 海道清澄というモブだった。 そして、高校一年の夏休み初日、目の前で、許嫁を純愛寝取られされた俺は、今はもう居ない海道清澄というモブの無念を晴らす話。 注意書き この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません ※本作はwakaba1890の個人誌作品の電子書籍版となります。【301ページ】 -
誰かが嘘をついている
放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰として教師に作文を書かされていた。そのなかの1人、サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡してしまう。死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があると判断した。サイモンは生徒たちのゴシップを暴露するアプリを運営しており、現場にいた4人の生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、さまざまな秘密を握られていたのだった。4人は一人称で、順繰りに事件について語っていく。いったい、誰が何を隠しているのか。巧みな構成が光る必読の謎解きミステリ!/解説=若林踏 -
ペネロピアド 女たちのオデュッセイア
ホメロスによるギリシア英雄譚『オデュッセイア』。男性的な叙事詩の中で、女たちの声は語られてこなかった。 オデュッセウスの帰還を待つ20年、妻ペネロペイアは国を守るため、噂話に耳をふさぎ、無鉄砲な息子を育て、財産狙いの求婚者らを追い払う。 その内心はいかなるものだったのか。12人の女中たちはなぜ殺されたのか――。 『侍女の物語』『誓願』の巨匠アトウッドが想像と語りの才を発揮した、新たなる傑作! 解説・小川公代 ★2025年6月 NHK Eテレ『100分de名著』(M・アトウッド『侍女の物語』『誓願』) 指南役:鴻巣友季子 -
きいろいゾウ
宮崎あおい×向井理主演映画化原作。 夫の名は無辜歩(むこ・あゆむ)、妻の名は妻利愛子(つまり・あいこ)。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会からやってきた若夫婦が、田舎暮らしを始める。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりゆっくりとその年の冬まで進んでいき、「ある出来事」を機にムコがツマを残して東京へ向かう。それは背中の大きな鳥に纏わる出来事に導かれてのものだった。 「いつかこの小説のツマを演じてみたいです」という帯コメントを寄せいただいた宮崎あおいさん、雑誌「ダ・ヴィンチ」でのオススメの一冊として紹介していただいた向井理さんの二人が主演となる映画化も決定(2013年公開)。 (底本 2008年3月発行作品) -
署長サスピション
大森署に怪盗フェイクから挑戦状! 藍本小百合VS変幻自在の怪盗。狙うは署長室に眠るキケンなお宝ーー。 怪盗フェイクを名乗る変幻自在の窃盗犯が出没し、大森署の管内の宝石店を荒らして、マスコミを騒がしていた。そんななか、戸高が競艇場で二千万円の万舟券をゲット。さらに、小型核兵器を守り切った実績から、警察の各方面から公金の保護を名目に大金が持ち込まれ、なんと総額一億円が大森署の署長室の金庫に……。 それを見越してか、怪盗フェイクがSNSで犯行予告!「大森署の署長室にあるお宝を頂く」なんと日時指定までしてきたのだった。 はたして藍本たちは、大胆不敵な謎の怪盗から、署長室の金庫に眠る大金と、警察の面子を守り切れるのかーー!? 大人気シリーズ第2弾! -
黄金の刻 小説 服部金太郎
明治七年。十五歳の服部金太郎は、成長著しい東京の洋品問屋「辻屋」の丁稚として働いていた。主人の粂吉は、金太郎の商人としての資質を高く評価し、ゆくゆくは妹の浪子と結婚させ、金太郎を辻屋の一員として迎え入れようとする。だがそんな思いとは裏腹に、金太郎は、高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつける。鉄道網の発達により、今後「正確な時間」を知ることの重要性が高まると見抜いていたのだ。いずれは時計商になりたいという熱い想いを粂吉に伝えるが…。経済小説の名手が史実をもとに描く、世界的時計メーカー「セイコー」創業者の一代記! -
サラバ!
ベストセラー!第152回直木賞受賞作! 僕はこの世界に左足から登場した――。 圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。 -
虹の橋からきた犬
「犬コロと仕事のどっちが大事なんだ?」ワンマン社長の南野は、愛犬が病気で定時に帰ろうとする部下に激怒する。だが、これを機に社員一同の不満が爆発し、逆に孤立することに。そんな中、ひょんなことからゴールデン・レトリバーの子犬を飼うことになった彼は、その子犬“パステル”の純粋さに触れることで変わり始め、彼らはソウルメイトになっていくが……。愛犬が著者に注いでくれた無償の愛が起こした、数々の奇跡を基にした感動のストーリー。「作家生活二十四年、百作近い著書を生み出してきた私が完成した原稿を読み返して初めて涙した」――ペットロスからの希望を描く一番泣ける犬小説。 -
源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義
1160年、平治の乱の後、源頼朝は平清盛によって助命される。後に大納言・時忠が、「此一門にあらざらむ人は、皆人非人なるべし」とまで言い放ち、知行国三十余国、荘園五百ヵ所、田園その数を知らずと言われるまでに栄華を誇った平家一門の命運は、この瞬間に窮まった。 後に平氏を滅ぼすことになる頼朝を清盛はなぜ救ったのか? 平氏を滅亡に追い込んだ天才武将・源義経は数々の戦果を挙げたにもかかわらず、兄の不興を買って非業の死を遂げる。その義経が怨霊として祀られていないのはなぜなのか? 二つの謎が解けるとき、源氏と平氏の真の姿が現れる。 -
【合本版】高遠動物病院へようこそ!
独立したてのWEBデザイナー、日和は、海外転勤する姉夫婦から頼まれ、2年間だけ雑種犬「安藤さん」と暮らすことになった。 安藤さんの予防接種のため、初めて訪れた動物病院は、診察券すらなくスタッフは獣医の高遠のみ。彼は動物だけを愛し、人間のことは名前さえ覚えない男だった。 病院の人手不足から、日和はお客さんにスタッフと間違われ奔走するはめに。そこを高遠の知人に見込まれ、正式に勤めることになった。しだいに日和は、高遠の採算度外視で治療をする不器用さや、前の病院を辞めた事情を知り…? ※本電子書籍は『高遠動物病院へようこそ!』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 -
犬を盗む
犬だけが知る真実とは―― 驚嘆&感動の長編ミステリー 都内の高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡が残されていた。 一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始め――。 人と犬の絆に感涙、想像を超える展開に一気読み必至の傑作ミステリー! ※犬はつらい目にあいませんので、愛犬家の皆さまも安心してお読みください。 解説/村井理子 ――作家からも感嘆の声続々!―― 「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」――貫井徳郎さん(作家) 「人生のほとんど全てを失ってしまったかのような人間が、一匹の犬と巡り会う。 他者から見れば寂しい人生かもしれないが、一人と一匹にとっては、とても豊かな時間が流れていくに違いない。 それがはっきりと見えるラストに感動した」--村井理子さん(翻訳家・エッセイスト 解説より) -
堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー
あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー、新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー。芦花公園×河童が与える3つの試練の結末。内藤了×呪われた家、三津田信三の作家怪談、小池真理子の真髄、恐怖が入り混じる幻想譚。全てが本書のために書き下ろされた完全新作! ホラー小説の醍醐味を味わうなら、まずはここから! 宮部みゆき「あなたを連れてゆく」 新名智「竜狩人に祝福を」 芦花公園「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」 内藤了「函」 三津田信三「湯の中の顔」 小池真理子「オンリー・ユー――かけがえのないあなた」 -
警官の道
「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー! -
ホームズ連盟
「ホームズへ最上質のオマージュ」――本格ミステリ作家・有栖川有栖さん もう“名探偵"なんていらない!? 相棒ワトスンが、ホームズを手玉に取ったアイリーンが、快刀乱麻の大活躍! ワトスンは憂鬱だった。原因はホームズが死んだこと。妻の病気。メイドは役立たず。配管の不調で、鉛管工を呼ぶが、なかなか直らない。しかも、どうやら家に誰かが侵入しているらしいのだ。 もしや、これまでの事件記録を盗もうというのか? 過去を消したい人物は多いだろうが……(「ケンジントン診療所の怪」)。 あの名探偵の脇役たちが大活躍! 夢のミステリー・ファイル!! -
その女アレックス
英国推理作家協会賞を受賞した大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる! おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進する。「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。未曾有の読書体験を、貴方もぜひ! -
メニューのないビストロ・コンプリス 悩める夜のマリアージュ
恵比寿にあるこぢんまりとしたビストロ・コンプリスは、料理担当の藤堂朱莉と、お酒担当の椎名透がふたりで営む、マリアージュが評判のお店。客の好みに合わせて提供される唯一無二の料理とお酒は、そのおいしさで心をほぐし、時に人間関係まで「調和(マリアージュ)」させてしまうようで……? 彼女とうまくいかない男性、正反対な友人同士、ぎこちない父娘などの悩みを、おいしく解決するコージーミステリ! -
ドグラ・マグラ
1度読んだだけでは本作の全てを知ることはできない……理解できるまで挑戦あるのみ! 探偵小説家・夢野久作の代表作のひとつであり、構想・執筆に10年以上の歳月を費やしたという超大作が本書「ドグラ・マグラ」です。1935年に刊行された作品ですが、日本探偵小説三大奇書に数えられるなど、時代を超えて多くのファンを獲得している名作です。本作は、夢野久作の特徴のひとつとしてあげられる「書簡をそのまま地の文として羅列し作品とする書簡体形式」で、全体の半分以上がこの形式で描かれているのも特徴です。また、一読しただけでは、本作の内容を完全に理解することは容易ではありません。じっくりと作品と向かい合って読み返してみると、読み返すたびに作品から得られるモノが変わっていくトコロも非常に面白い作品です。 【目次】 巻頭歌 キチガイ地獄外道祭文 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 -
激走!レーシングメカニックの挑戦
一般のクルマしか触ったことのない町の整備士がレースチームからスカウトされた! ただの整備士がレース仕様車改造のメカニックに!? 大日本モーター東京販売の生田泰夫は、降って湧いたような自分の幸運に驚いた。しかも整備士としての生田の腕を見込んだのは、往年の名レーサー・金沢昭宏だった。解体、改造、そしてチューンアップ……期間はほぼ1カ月、作業は深夜に及ぶ。やがて迎えたGTカー・レース・シリーズの『富士500キロレース』。プロ集団のワークスカー相手にどこまで食い込めるか。メカニックの視点から描いた異色の長編レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
疾風ドライバー
常に冷静で水の如く走る驚異の無名ドライバー、はたして運か実力か? 年式落ちの車で、F3000レースに参加した無名の青年・桃井健太郎。冷静に調整を繰り返してセッティングを固め、落ち着きはらってコースに出て行き、やがて疾風の如く走り出す……。実力でグランプリレースに出場し、しかも金を稼げる天才ドライバーが突如出現した。従来、スポンサーとエンジンを背負って行かなければ日本人ドライバーが出場できなかったことを考えれば、まさに驚天動地の事件だ。彼の走りは、世界の有名サーキットで、有力ドライバーを相手にどこまでのびるのか。長編レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
GTレース優勝大作戦
スポンサーの徹退が続くモーターレース界に風俗業界が参入!? 不況のあおりでスポンサーが次々と撤退して資金サポートを受けられず、レース出場を断念するチームも出ている。GTカー部門で、プライベート・チームながら表彰台に登る実力を持ちつつ、前季は不本意な成績に甘んじた橋谷専次をファースト・ドライバーとする川辺利彦のチームも例外ではなかった。だがスポンサー捜しに悩む彼らに、資金提供を申し出る企業が現れた。その名も「泡姫商事」。なんと全国チェーンで展開するソープランドだった! お色気コメディを加味した異色の長編レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
観測記録
舞台は“扉”で物語世界を“観測”する研究室。 研究員Jは、物語から現実世界に迷い込んだ盲目の少女と日々を共に過ごすことになる。 少女を元の世界に帰すという大義と、少女を救いたいという個人的な感情の間でJは葛藤する。 少女の言葉は、フィクションか、現実か。 “観測者”の貴方がその結末を選ぶ。 【目次】 01 約束の海 02 “観測” 03 件の少年 04 包帯 05 星見の塔 06 散歩 07 鋏の音 08 其々 09 匙ノ咒 10 反目 11 未題 12 現実 【出版社からのコメント】 r-906さんの小説家としての魅力は、情景描写の美しさと、設計の緻密さにあると感じています。 作詞の力を活かした耽美な文章に、音や風、香りを感じながら、気づいたらSFとしての大きな渦に呑み込まれている感覚。 中盤からがらっと世界が変わっていく仕掛けにも驚かされました。 眠れない夜更けに、満たされない朝方におすすめの一冊です。 ※カバーデザイン等は予告なく変更になる場合がございます。 -
トリカゴ
蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住むコミュニティ“ユートピア”を発見する。容疑者のハナはコミュニティのリーダーであるリョウの妹だった。捜査によって彼らが唯一安心して暮らせる場所を壊してしまうのではないか──里穂子は苦悩しながら調べを進めるうち、かつて日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気づく。特命捜査対策室で同事件を担当する専従捜査員・羽山圭司とともに執念の捜査の果てに辿りついた衝撃の真実とは。社会問題への真摯なまなざしとミステリの企みが見事に融合した、第24回大藪春彦賞受賞作。/解説=千街晶之 -
君が残した贈りもの
球場を魅了した彼はもういない。意志を継ぐのは、数学の天才。 数学界に自分の頭脳を捧げたいと思っている上杉和典は、互い才能を認め合っていた野球部エースの早逝に触れ、彼が命を削っても成し遂げたかった真の目的を探し始める。それが自分の人生を揺るがせるものになるとは知らずにーー。 野球は、そんな底の浅いものじゃない。大事なのは、高校生が自分で考え、全力を投入し、勝敗という形でその結果を受け止め、自分の心身に反映させて、さらに考え、ぶつけ、その繰り返しで心を成長させ、自分を信じる気持ちを構築する事だ。それができるのは、勝ちを目指さない野球だけなんだ。 ーー本文より -
絞首商會
昭和・平成のミステリの技法をフル装備し、 乱歩デビュー前の大正時代半ばに転生して本格探偵小説を書いたら……。 そんな夢想が現実のものになったかのような極上の逸品。 この作者は、令和のミステリを支える 太い柱の一つになるだろう。 有栖川有栖 大正の東京。 秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる 血液学研究の大家・村山博士が刺殺された。 不可解な点は3つ。遺体が移動させられていたこと、 鞄の内側がべっとり血に濡れていたこと、そして、 遺族が解決を依頼したのが以前村山邸に盗みに入った元泥棒だったこと――。 頭脳明晰にして見目麗しく、厭世家の元泥棒・蓮野が見つけた 四人の容疑者の共通点は、“事件解決に熱心過ぎる”ことだった――。 『方舟』が各界から激賞されたミステリー作家、衝撃のデビュー作! -
アーモンド
【2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞作!】“感情”がわからない少年・ユンジェ。ばあちゃんは、僕を「かわいい怪物」と呼んだ――韓国で30万部突破!「書店員が選ぶ今年の本」(2017)に選ばれた感動のベストセラー小説、ついに上陸! 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳のユンジェは、目の前で家族が通り魔に襲われたときも、無表情で見つめているだけだった。そんな彼の前に、もう一人の“怪物”が現れて……。「わが子が期待とは全く違う姿に成長したとしても、変わることなく愛情を注げるか」――出産時に芽生えた著者自身の問いをもとに誕生した、喪失と再生、そして成長の物語。 -
NHK「100分de名著」ブックス 太宰治 斜陽 名もなき「声」の物語
隠され続けたのは、私たちの「声」なんだ――。 「一億玉砕」から「民主主義」へ――。言葉は変われどその本質は変わらなかった戦後の日本。そんな中、それを言われると世間が困るような「声」を持つ人たちがいた。酒におぼれる小説家・上原、既婚者・上原を愛するかず子、麻薬とアルコール中毒で苦しむ弟・直治。1947年に発表され爆発的ブームを巻き起こした『斜陽』に描かれる、生きるのが下手な彼らの「声」に、太宰治が込めた思いとは何だったのか。彼らが追い求めた「自分の言葉で」「真に人間らしく」生きるとはどういうことなのか。太宰が「どうしても書きたかったこと」に作家・高橋源一郎が迫る。秀作『散華』に焦点をあてた書下ろし特別章「太宰治の十五年戦争」収載。 *電子版では、権利上の理由により一部収録しない写真がございます。ご了承ください。 -
女と男 なぜわかりあえないのか
ベストセラー『言ってはいけいない』の著者が、男女のタブーに斬りこむ! 「週刊文春」の人気連載「臆病者のための楽しい人生100年計画」を新書化。 「女と男」は人類の最大の関心事ともいえる。この永遠のテーマが最新のサイエンスによって解明されつつある。野心的なタブーの挑戦のなかから、意外かつ誰でも楽しんで読める最前線の研究を紹介。果たして女と男の戦略のちがいとは……。 【本書の内容より】 ●「美女はいじわる」は本当だった!? ●男は52秒にいちど性的なことを考える ●女は純愛、男は乱婚? ●女の8割は「感情的な浮気」に傷つく ●男のテストステロン・レベルは女の100倍 ●女は合理的にリスクをとる ●父親の10人に1人は知らずに他人の子を育てている ●女は身体が感じても脳は感じない ●男は「競争する性」、女は「選択する性」
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