食っちゃ寝て書いて

食っちゃ寝て書いて

858円 (税込)

4pt

年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかり。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める――。先の見えない時代に自分を信じて歩む、売れない作家と編集者。二人の人生が優しく迫る、再生の物語。

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食っちゃ寝て書いて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    登場人物2人それぞれからみた世界を、偶数月と奇数月にわけて交互に描く1年の物語。2人が似ていて穏やかで優しくて、あたたかい気持ちになる。ドカンと大きなことはできなくても、少しずつちょっとずつできるかも、やれるかなってことを積み重ねていけば、その先に今までとは少し違った世界があるかも、という優しい作品...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    登場人物
    横尾成吾
    ヒット作や映画化された作品を持ってはいるが、知名度は低めの作家
    50歳を目前にして、将来への漠然とした不安、意欲作を没にされたショック、一人暮らしの寂しさ、…などを抱えている

    井草菜種
    前担当者から横尾の担当を引き継いだ、編集者
    30歳近くになり、ヒット作を出せていないことへの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    大事件が起きるわけでもなく かと言って 小さなドキドキは起こる日常 
    小野寺史宜さんの本はそんなところが好きです物語がすんなり頭に入って来る感じが好きです

    そして気がついたら物語の中にいました。

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    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    とても面白かった。

    語り口が好きです。
    そこかしこに深く頷いてしまうセンテンスも多く、「読みながら読み返す」をしました。

    「無駄に想像しない。無駄に休まない。無駄に求めない。無駄に守らない。」
    何度も唱えています。

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    一つの小説を書きあげるまでの、作家と編集者の一年を描いた物語。
    あまり情熱を感じさせない30代の編集者と、我が強くない作家。
    ヒット作を生み出したいという目標は同じで、それぞれ努力は惜しまない。
    何か事件が起きることもなければ、大きな展開があるわけでもない。
    あくまでも日常での起伏、思い悩む姿が描か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    小野寺先生の小説は人情味溢れる作品で、スッとストーリーの中に入っていけて、とにかく読みやすい。
    今回は、なかなか売れない作家となかなかヒット作を売り出すことの出来ない編集者とのタッグストーリー。
    性格もなんだかのんびりしている面が似ている。
    2人のやり取りにほっこりして安心して読めた。
    最後まで読み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    小説家と編集者でのW主人公作品。以前読んだ他作品にも同じ形式のやり取りがあり、今回もすんなり入れた。
    もちろん同い年である横尾さんにがっつり感情移入する。後が無いはずなのに、余り追い詰められた感じがなく重くなく読める。苦労はしているのたけど。
    弓子の病気を知り、先のことを考える辺りは自分自身にも問わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    すごく読みやすいし引き込まれて読み終えた後はホッコリした
    編集者と作家の視点で交互に描かれていく小説
    テンポもいいが何より2人の関係性がいい
    個人的には編集者の菜種に感情移入をする
    そう、この感情移入も編集者は織り込み済みで出版しているのだという
    やりますねぇ

    普段小説を中心に読んでいるのだが、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月27日

    最初はちょっと読みにくいなぁと思い、読み切れるか心配したけど、編集者が菜種くんが出てきてからはグッと読みやすくなった。
    作品を書くのは作家でも、物語を作り上げでいくのは編集者と作家の二人三脚なんだなーと思ってと思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月02日

    ひそかに横尾成吾ファンの私としては読まないという選択肢は無かった!
    謙虚で、真剣に作家として向き合い、自分を律しながら生きながらも、すぐそこにある愛に長く気づいていなかった横尾さんはとてもおもしろい人だなと思いました。

    もしも転生できるなら、カーサみつばに住みたい笑笑

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