食っちゃ寝て書いて

食っちゃ寝て書いて

858円 (税込)

4pt

年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかり。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める――。先の見えない時代に自分を信じて歩む、売れない作家と編集者。二人の人生が優しく迫る、再生の物語。

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食っちゃ寝て書いて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヒット作を出したことが無い作家と、ヒット作を出したことがない編集者が主人公のお話。
    食っちゃ寝て「書く」主人公が、作家の横尾成吾。
    作中の横尾は売れない作家とは言うものの、何冊も本を出した息の長い作家。
    キャリアの割に自分に自信はなく自虐的。
    でも書く、ひたすら書く、書き続ける。
    ひたむきに「書く」

    0
    2025年08月10日

    QM

    購入済み

    な、なんか最後すごかったんだが???50代の作家と若き編集者のとある日常、掛け合いを書いただけの小説と思ったら、最後にとんでもない種明かしが😮😮あまりにもしれっと出てくるからびっくりした。これはもう1回読んだらまた違う角度から楽しめるかも??!仕掛けが分かったあとに前の方を見返してみたら「あ~そうい

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    後半若干読みづらくなった気がしました。
    でも、登場人物の人間味の良さがやはり最高の一言。
    特に主人公である横尾成吾。
    慎ましくて、ストイックで、どことなく身近な雰囲気を感じる。
    読んでて、作者の小野寺さんはこういう人なのかなって妄想します。
    「停滞」から「再起」ってゆうテーマが、元気をもらえて、やっ

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    偶然本屋で手にとった。

    思いの他良かった。

    他の作品も読みたい。

    やっぱり本屋で偶然に出会う本はいいな。


    百地さんは今や文芸編集長だが、歳はおれよりずっと下。四十三だ。おれが非富裕層であることを知ってるので、このダウンジャケットをくれた。同じようなのを二つ持ってるからどうぞ。くれ方がスマー

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    登場人物2人それぞれからみた世界を、偶数月と奇数月にわけて交互に描く1年の物語。2人が似ていて穏やかで優しくて、あたたかい気持ちになる。ドカンと大きなことはできなくても、少しずつちょっとずつできるかも、やれるかなってことを積み重ねていけば、その先に今までとは少し違った世界があるかも、という優しい作品

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    登場人物
    横尾成吾
    ヒット作や映画化された作品を持ってはいるが、知名度は低めの作家
    50歳を目前にして、将来への漠然とした不安、意欲作を没にされたショック、一人暮らしの寂しさ、…などを抱えている

    井草菜種
    前担当者から横尾の担当を引き継いだ、編集者
    30歳近くになり、ヒット作を出せていないことへの

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    大事件が起きるわけでもなく かと言って 小さなドキドキは起こる日常 
    小野寺史宜さんの本はそんなところが好きです物語がすんなり頭に入って来る感じが好きです

    そして気がついたら物語の中にいました。

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    やはり小野寺さんの作品は好きだ。
    何作目か分からないほど読んだ小野寺作品。
    毎回のごとく、主人公はぱっとしない男性。華やかさはなく、自分の決めたルーティンで粛々と生活を送ってはいるものの、このままではまずいと感じている。
    そしてとにかく歩く。歩きながらひたすら考える。これまでとこれからの人生のことや

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    50歳目前にして長編小説をボツにされた作家の横尾成吾と、新しく編集担当になった30歳の井草菜種。
    これは3月から4月までの1年間の出来事を、2人の視点から交互に描かれた物語です。
    横尾と菜種は作家と編集者という立場で接点はあるものの、そこにはそれぞれの生活と、たどってきた別の道のりがあって、決して順

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    読み始めはイマイチかなと思いましたが、菜種くんの前向きな変化に引き込まれていきました。
    本気で向き合える人、モノ、コトが人を変えるのだと改めて感じました。

    0
    2024年10月04日

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