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Posted by ブクログ 2024年04月14日
登場人物2人それぞれからみた世界を、偶数月と奇数月にわけて交互に描く1年の物語。2人が似ていて穏やかで優しくて、あたたかい気持ちになる。ドカンと大きなことはできなくても、少しずつちょっとずつできるかも、やれるかなってことを積み重ねていけば、その先に今までとは少し違った世界があるかも、という優しい作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
登場人物
横尾成吾
ヒット作や映画化された作品を持ってはいるが、知名度は低めの作家
50歳を目前にして、将来への漠然とした不安、意欲作を没にされたショック、一人暮らしの寂しさ、…などを抱えている
井草菜種
前担当者から横尾の担当を引き継いだ、編集者
30歳近くになり、ヒット作を出せていないことへの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月02日
一つの小説を書きあげるまでの、作家と編集者の一年を描いた物語。
あまり情熱を感じさせない30代の編集者と、我が強くない作家。
ヒット作を生み出したいという目標は同じで、それぞれ努力は惜しまない。
何か事件が起きることもなければ、大きな展開があるわけでもない。
あくまでも日常での起伏、思い悩む姿が描か...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月29日
小野寺先生の小説は人情味溢れる作品で、スッとストーリーの中に入っていけて、とにかく読みやすい。
今回は、なかなか売れない作家となかなかヒット作を売り出すことの出来ない編集者とのタッグストーリー。
性格もなんだかのんびりしている面が似ている。
2人のやり取りにほっこりして安心して読めた。
最後まで読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月18日
小説家と編集者でのW主人公作品。以前読んだ他作品にも同じ形式のやり取りがあり、今回もすんなり入れた。
もちろん同い年である横尾さんにがっつり感情移入する。後が無いはずなのに、余り追い詰められた感じがなく重くなく読める。苦労はしているのたけど。
弓子の病気を知り、先のことを考える辺りは自分自身にも問わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月13日
すごく読みやすいし引き込まれて読み終えた後はホッコリした
編集者と作家の視点で交互に描かれていく小説
テンポもいいが何より2人の関係性がいい
個人的には編集者の菜種に感情移入をする
そう、この感情移入も編集者は織り込み済みで出版しているのだという
やりますねぇ
普段小説を中心に読んでいるのだが、そ...続きを読む
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