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僕は三年前に小学校の教師を辞めた。 昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。 他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。 でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。 自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか? 本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!
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Posted by ブクログ
いい本でした。 児童の母親から頼まれたことが断われずに、小学校の教師を辞める事態となった主人公。 他人と関わりを持つからこんなことになる…と、昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。しかしそこでも置き引きを常習とする少女を救おうとしてしまう。 誰かを助けることって、愚かなことなのか…...続きを読む自問自答する。 主人公の心の動きが痛いほど伝わってくる。小野寺史宜さんの小説の主人公は、何だか自分に似ているところがあり、感情移入するなあ。 教師を辞めざるおえなかった二十代後半の過去と、警備員になった30代の現在が交互に章立てとなった構成。 人のために行動することでいろいろ損したり、裏目裏目になってしまう主人公だけど、タイトル通り『君に光射す』…これからの彼の人生に光が射すように心から祈りたい。 前向きになる読後感がいいなあ。
こういう日常的な小説は、かつてなら仄暗い私小説に、なっていたんだろう。でも、今は小野寺がいる。 なかなか前向きになれない状況なのに、それを割り切っていく。これをしなやかさというのだろう。本当の意味で。
コロナ禍という時代背景があるからこそ、主人公たちの感じ方、生き方があるんだなとこの物語を読んで気づかされます。あの3年はなんだったんだろう、とつくづく思う。
困っている人をほっとけない、助けてあげたいけどどこまで手を差し出すべきか‥教師という立場、警備員という立場から見た人との関わり方。 石村圭斗の行動によって救われた、最悪な事態にならなくてすんだと良い方向へ向かってくれたらいい。どうなるかと少しドキドキしながら読んだ。
ネグレクトという環境で育った石村。 祖母や伯母のおかげで教員になるが、訳あって辞め、警備員になる。 そんな日常の中、自分と同じような境遇の子に気づいてしまう。 どう関わるか葛藤しながらも、同時に自分の過去や現在を見つめなおし、前進していく。眼鏡を買って視界が開ける感じ、分かる。宮脇くんサイドストーリ...続きを読むーもいつか出るかな?
人は、過ごしてきた時間によって、見えるものがちがうことってあるんだろうなと思う。影があるから光がある。光があるから影がある。
今作も小野寺史宜さんの小説の主人公はいい人でした! 小学校教師を辞め、商業施設で警備員として働く石村。 困っている人を助けたいと思ってとった行動が元で教師を辞めることになり、人と関わることを避けて生活してきたが、勤務先で置き引きをしようとしている少女を見かけたことから、もう一度自分の心を見つめ直すこ...続きを読むとになる。 自分が正しいと思ったことも世間からは正しくないと思われることがある。思われるだけではなく糾弾されてしまえば自分の信念を貫き通すのは難しい。 でも、自分を偽って生きるのはもっと苦しい。 石村の周りに石村を理解してくれる人がいて良かった。それが一番の力になる気がする。 ラストはタイトル通り光を感じました。 自分を信じて踏み出せた石村、本当に良かった。
小野寺さんの文章は心に語りかけてくれるような何とも言えないほっこりさが魅力。苦しい境遇にも甘んじず、自分の信念を元に教師から警備員へ。相手のことを考え、自分で決断したからこそ迷いがないのだろう。強くて優しい主人公はどこか出来すぎているような気もするが、覚めた目で見つつもどこかで応援している自分もいる...続きを読む。ラストでとうとう幸せをつかめそうな気配に更なるほっこり。
人によって、環境、状況、立場が全然違うことを改めて思う本 自分が如何に幸せな日常を送れていたのかを噛み締めることができました。 子供時代でも、当たり前に親が料理、洗濯と家事をしてくれる幸せ。 いつもそばにいてくれる幸せ。どれもとても大事無事で当たり前ではない。 また、今の状況によって自分ができる...続きを読むこと。当たり前にできることで人にどのように貢献できるか考えたいと思います。 当たり前が如何に幸せかを感じることの大切さを知れました。
読みやすかった。教師時代と辞めてからの警備員時代の話が交互に描かれている構成。小野寺さんの小説にはソフトカバーがぴったり。表紙のそれぞれの絵も良かった。 教師は何かと大変な時代。警備員生活の方が収入は少ないだろうが精神的には楽なのかな…。どんな状況でも前向きに動けば光が射す。納得。いろいろな仕事が...続きを読むあるが、それに就いたのも一つの縁。ならば、積極的に得るものを得たいものだ。
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君に光射す
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小野寺史宜
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