君に光射す

君に光射す

1,815円 (税込)

9pt

僕は三年前に小学校の教師を辞めた。
昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。
他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。
でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。
自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか?
本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

君に光射す のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いい本でした。
    児童の母親から頼まれたことが断われずに、小学校の教師を辞める事態となった主人公。
    他人と関わりを持つからこんなことになる…と、昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。しかしそこでも置き引きを常習とする少女を救おうとしてしまう。
    誰かを助けることって、愚かなことなのか…

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

     こういう日常的な小説は、かつてなら仄暗い私小説に、なっていたんだろう。でも、今は小野寺がいる。
     なかなか前向きになれない状況なのに、それを割り切っていく。これをしなやかさというのだろう。本当の意味で。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍という時代背景があるからこそ、主人公たちの感じ方、生き方があるんだなとこの物語を読んで気づかされます。あの3年はなんだったんだろう、とつくづく思う。

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    困っている人をほっとけない、助けてあげたいけどどこまで手を差し出すべきか‥教師という立場、警備員という立場から見た人との関わり方。
    石村圭斗の行動によって救われた、最悪な事態にならなくてすんだと良い方向へ向かってくれたらいい。どうなるかと少しドキドキしながら読んだ。

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    ネグレクトという環境で育った石村。
    祖母や伯母のおかげで教員になるが、訳あって辞め、警備員になる。
    そんな日常の中、自分と同じような境遇の子に気づいてしまう。
    どう関わるか葛藤しながらも、同時に自分の過去や現在を見つめなおし、前進していく。眼鏡を買って視界が開ける感じ、分かる。宮脇くんサイドストーリ

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    人は、過ごしてきた時間によって、見えるものがちがうことってあるんだろうなと思う。影があるから光がある。光があるから影がある。

    0
    2023年11月12日

    Posted by ブクログ

    今作も小野寺史宜さんの小説の主人公はいい人でした!
    小学校教師を辞め、商業施設で警備員として働く石村。
    困っている人を助けたいと思ってとった行動が元で教師を辞めることになり、人と関わることを避けて生活してきたが、勤務先で置き引きをしようとしている少女を見かけたことから、もう一度自分の心を見つめ直すこ

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    小野寺さんの文章は心に語りかけてくれるような何とも言えないほっこりさが魅力。苦しい境遇にも甘んじず、自分の信念を元に教師から警備員へ。相手のことを考え、自分で決断したからこそ迷いがないのだろう。強くて優しい主人公はどこか出来すぎているような気もするが、覚めた目で見つつもどこかで応援している自分もいる

    0
    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    人によって、環境、状況、立場が全然違うことを改めて思う本

    自分が如何に幸せな日常を送れていたのかを噛み締めることができました。
    子供時代でも、当たり前に親が料理、洗濯と家事をしてくれる幸せ。
    いつもそばにいてくれる幸せ。どれもとても大事無事で当たり前ではない。

    また、今の状況によって自分ができる

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    読みやすかった。教師時代と辞めてからの警備員時代の話が交互に描かれている構成。小野寺さんの小説にはソフトカバーがぴったり。表紙のそれぞれの絵も良かった。

    教師は何かと大変な時代。警備員生活の方が収入は少ないだろうが精神的には楽なのかな…。どんな状況でも前向きに動けば光が射す。納得。いろいろな仕事が

    0
    2023年09月20日

君に光射す の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

小野寺史宜 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す