ののはな通信

ののはな通信

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

ののとはな。横浜の高校に通う2人の少女は、性格が正反対の親友同士。しかし、ののははなに友達以上の気持ちを抱いていた。幼い恋から始まる物語は、やがて大人となった2人の人生へと繋がって……。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ののはな通信
  • タイトルID
    :
    20034134
  • 電子版発売日
    :
    2021年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ののはな通信 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    少女ふたりの往復書簡を通して描かれる、20年以上にわたる重厚な人生の物語。

    可愛らしい装丁からほのぼのとしたあたたかい物語を想像したらまったく違い、深く深く激しい女の物語だった。
    女性同士の恋愛や生き方について今ほど寛容ではなかった時代の友情とも愛情とも言えぬ関係の揺らぎ。家庭環境・時代背景が複雑に絡み合い、読んでいる側まで胸を締めつけられるような緊張感を感じた。

    時代や家庭の“普通”に縛られた2人だからこそ、素直な気持ちを直接言葉にできず、手紙やメールを介して遠回しにしか伝えられず、制約の中で互いを想い合い交わされる言葉が美しくもありもどかしい。
    手紙だからこそ積み重なった年月の重み、信じ合う互いの心の結びつきが確かにあった。
    人を想い、想われること、愛すること、生きることについて考えさせられる、そしてきっと何度も読み直したくなる、骨太な一冊だった。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    愛とは、考え実践し続けること。
    ミッション系の女子高に通うののとはな。
    特別な関係になり、嫉妬し、離れ、40代になってから再度連絡を取り合うようになる。
    女子高生特有の未熟さと背伸びが垣間見れるやり取りから、国際問題や震災にまで波及していく幅の広いお話。
    ののやはなと一緒に成長していけるような気がする、愛を知ることができたような気がする、じんわり心が暖まるお話でした。

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    私はこの小説を読み、短大生のときに亡くなった友人のことを思い出した。

    彼女と私は同じ学校に通っていたわけではなく、学生会館で出会った。初めて都会に出てきて、田舎者で、妙な解放感を感じながらも、不安と恐怖も心の中にあった気がする。

    彼女とは入居してすぐの交流会で意気投合し、それからは夕ご飯の後にロビーに集まっては思い出すのも難しい他愛もない話をよくした。

    短大を卒業し、学生会館を出た私は、また田舎に戻った。彼女が住む場所には遠かったからあまり会えなかったけど、メールやSNSでのやりとりが続いていた。

    彼女は脳腫瘍になった。病状が悪化していくにつれてメールの数は減り、最後に会って数ヶ月後に彼女の母親から亡くなったとのメールが一通届いた。私は仕事中で、休憩室一人だった。

    もう彼女の顔も思い出せないくらい、あの日々は日常に溶け込んでしまったけれど、親友と言えるような深い関係でもなかったけれど、楽しかったなぁと、ののはな通信を読みながら過去の自分と彼女との日々に浸っていました。

    読んでよかったです。

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    2人の往復書簡。高校生〜大人になるまでの手紙やメールのやりとりで構成された小説。
    そして愛の物語。
    最初の方は、学生特有の世界観、あの時にしか味わえないもの(それをまさに青春というのかもしれない)がとくと伝わってきた。
    時間が経つにつれ、お互いのすごく環境やいざこざ、結婚や仕事のことが変わっていく。
    それぞれ違う道を歩むにつれて、変化していくところと変わらないところがある。当然のことだがその中でも変わらないこともある。
    それを長い時間の流れの中で感じることができるこの物語には心が動いた。

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    4.1
    胸がぐぅぅぅっと抑えつけられてる感じ。ずっと。でも泣けなくて、でも知ってる感情がいっぱい詰まってる感じがして、苦しい。けどこの長い物語を読んだことを決して後悔しない。
    ののとはなのあの時の愛がとても美しく感じて、なぜかその気持ちを自分も知ってる感じがして。何年経っても何十年経ってもあの時ほどの燃え上がる恋心には出会えないんだというちょっとした絶望。でもそれでも自分の好きな場所や人たちとの関係をちゃんと愛して、でも心の一番深いところでは昔のダイヤモンドをずっと求めてる。お互いを一番深いところで求め続けてる。確かに一生のうちにその気持ちに一度も出会えない人もいるのだとしたら、そういう思い出や相手がいたのはとてもとても幸せなこと。はなとなんで再会できないのが1番の感想。でも、二人は20年直接会ってないから今のお互いの顔も髪型も体型も老いも感じず、距離も遠いのに、心が繋がってる感じがしてむしろよかったのかも。顔を面と向き合って合わせないからこそすんなり前と同じように本音を曝け出し合えたのかも。そう思うようにしようかな。

    為五郎なんで帰ってこないの。

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    二人のやりとりだけで物語が完成してて凄い。付き合っても、別れても、悦子さんが出てきても、為五郎が出てきても、、まだまだページが残ってることに驚いた。"再び"を何度しても、初期から何も変わらない空気感があることとか、相手に伝えられなくても手紙を書いていることとか、そんな相手がいることに羨ましくなったり、自分自身を重ねたり。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    終始シンプルな往復書簡なのに時間とともに内容や人物、人生を通した愛の深まり魂の繋がりが表現されておもしろかったです。

    対面でもSNSを通してでも定期的に話してくれる人がいて昔話ができるくらい長く仲良くしてくれてありがたいし今が昔話になるくらい繋がっていたいな〜と思った。そのために考え、言葉を紡ぎ続けたい。

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    すごい。ページ数は多かったけれど、時間をかけて最後まで読むことができてよかった。
    物語はののとはな2人の文通でのやり取りだけで構成されている。
    文通は、手紙だったり葉書だったり、授業中、先生に見つからないようにこっそり回すメモだったり。二章からは時代が変わり、手書きの文字ではなくメールの文章でやり取りが行われるようになる。
    初めて読む形式の小説で最初の方は戸惑ったが、読んでいくうちに、自分がののとはな2人の人物に交互に入れ替わりながら文通をしている気持ちになっていた。「のの」になって「はな」にそわそわした気持ちで手紙を書き記していたり、「はな」になって「のの」から受け取った手紙をドキドキして読んでいたり。またその反対も。
    あらすじを読んで、女の子2人の甘酸っぱい恋愛小説だと思っていたら、すごく深くてじんわりと心に染み込んで来るような余韻を残すお話だった。

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    時代は違うけど、小学生の頃よくやってた授業中に手紙をまわす女子特有のやつが共感。
    途中で他の人に中身を見られないかドキドキしながらまわしてたのを思い出した。
    他人の手紙交換の中身を見てる感覚で面白い。
    言葉選びがすき。

    第2章に入った瞬間鳥肌たった。
    時代を感じた。
    文字だけど、紙とパソコンで読んでる感覚が変わった。

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    2人の書簡とメールだけで紡がれる小説。

    名前のつけられない関係って素敵。

    2人が心から思い遣っている姿をみて、
    私もここまで誰かを受け入れたいと思った。

    0
    2026年03月04日

ののはな通信 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ののはな通信
  • タイトルID
    :
    20034134
  • 電子版発売日
    :
    2021年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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