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Posted by ブクログ
作中で出てくる「少女のマーチ」という小説の中で起こることに沿った(ような?)話。
作中の作者である小楠なのかが作品について語るところから始まり、語るところで終わる。
少し不思議な感じ。
少女のマーチという小説を読んでいた高校生の糸林茜寧は渋谷の街中で自分が読んで思い描いていた小説の中の登場人物である「アイ」にそっくりな人を見かけて思わず声をかけて話しをする仲になる。
声をかけられた方の宇川逢はそもそも女の人のような風貌をした男で、2人の関わりがかなり特殊な感じで物語がスタートする。
小説の中の出来事を現実で再現したり自分に投影したりする茜寧だけどそこには他にも色々な人物が絡んできて物語が進んでいく。詳しくはうまくまとまらないのでこの辺にしておきますが、色々な世界線が絡み合ってる感が、いつも読んでるような小説には無い展開で面白いです。
Posted by ブクログ
登場人物の心情の描き方は読んでいて、とても共感できる。その登場人物の考え方や生き方がいつの間にか自分の中に自然と入ってくる。
自分の好みの問題だが、いろんな登場人物の視点で物語が進んでいく作品はあまり好きではない。
特定の登場人物の考え方や生き方にどっぷり自分を染めていくことで、自分の視野が広がったり、考え方が深まる感じが読書の醍醐味だと個人的に思っているからだ。
ただ今回の作品はいろんな人物が悩みながら生きている姿が、悩みながらそれでも生きることの意味を感じられた。人生に正解を求めてしまうが、正解を追い求めようと悩んだりする過程について考えさせられた。悩むからこそ人生は充実するのかもしれない。悩みは苦しみかもしれないが、悪ではないと感じた作品であった。
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