作品一覧

  • レフトハンド
    3.6
    1巻880円 (税込)
    製薬会社の研究室で致死率百%のレフトハンド・ウィルスが漏洩。だが、主任の影山は研究の続行を要請する。受け入れられなければウィルスを垂れ流すと脅しながら。第4回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。
  • 獣の夢
    4.3
    1巻594円 (税込)
    1995年、富山県宇尾島市立氷上小学校屋上で6年生の児童23人が起こした「児童死体損壊事件」。メディアによってこの子供たちは「獣」と名づけられ、大論争を巻き起こした。そして、9年後……。
  • ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件
    3.6
    1巻682円 (税込)
    霊能少女・芙癸の脳機能データを鑑識に導入して捜査を行う、警察庁科警研心理三室。今回、心理三室の研究員・夕季が乗り出したのは、女子中学生が鏡を叩き割り、全身切り刻まれた状態で発見された事件。これと似た女子中学生の不審死は3ヶ月で3人目。さらに被害者たちの中学では、“ある儀式をすれば鏡の裏から「マチコさん」が現れて「世界の壊し方」を教えてくれる”との都市伝説が広まっていた──。霊能鑑識事件簿、待望の続刊!
  • ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件
    3.7
    1巻682円 (税込)
    警察庁科警研心理三室。ここの目的は、霊能力者とその脳機能パターンを鑑識に導入すること。現場に煙たがられながらも今回、心理三室が投入されたのは、素手で頸部を抉るという人間離れした殺人事件。被害者は、PCに死体画像を山ほど蓄えたネットの心霊動画職人。判明したのは犯人が左利きということだけ。夕季は、いわくつきだが強力な霊能力を持つ少女・芙癸と共に事件を追うことになるが──。霊能鑑識事件簿、ここに開幕。
  • アリス Alice in the right hemisphere
    3.9
    1巻682円 (税込)
    九五年八月、東晃大学医学部の研究棟、通称「瞭命館」で六〇名を超す人間が同時に意識障害を起こす惨事が起こった。しかし、懸命の調査にもかかわらず、事故原因は掴めないままとなった。それから七年――。国立脳科学研究センターに核シェルター級の厳重警戒施設が建造されていた。そこは比室アリスという少女を監視・隔離するためのものだった。世界を簡単に崩壊させる彼女のサヴァン能力とは一体!? 前人未到のスケールで、最先端の脳科学の未来を紐解いた傑作長編。

ユーザーレビュー

  • ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件

    Posted by ブクログ

     中井拓志成分多目だけど、くどくない味付けで一見さんにも優しい作りになっております
    しかも続刊前提くさいしな
     しかし相変わらず中井拓志は黒髪ロングストレー党だ

    0
    2011年12月08日
  • アリス Alice in the right hemisphere

    Posted by ブクログ

    古書購入。

     ホラーというよりSF。現代。サヴァン能力と異次元。
     読んでいて、つい「夢の樹が接げたなら」を思い出してしまった。
     眠り続けさせられた比室アリス。十四歳の少女。7年前、六十人以上を精神障害に叩き落し、二人しかまともな生活に戻ってこれなかったという、惨事を引き起こした化け物。
     彼女が笑い、歌うとき、世界は滅び去る。
     通常世界が1次元と表される時、アリスが表現する世界は9.7次元。
     理解しきれない高次元の言語を押し付けられた者は、「わたし」や「世界」を見失ってしまう。
     ある日、アリスは起きだして、笑い、そしてSと呼ばれる現象を引き起こす。
     それは歌うこと。ただそれだけ。

    0
    2011年05月28日
  • レフトハンド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    右手がすぽっとぬけて這い回るという、まさに海外のホラー映画にありそうな題材なのに、大味じゃなくて日本のホラー小説っぽく仕上がってるのが素晴らしい。

    ウイルスに侵されることを恐れながらもドコか感覚が麻痺ってる研究所員の様子が会話の節々に出てて、生々しい。

    主人公のウィルスに別の意味でとりつかれたような狂いっぷりもまた最高。

    ラストがぼんやりしてるので、出来れば後日談が読んでみたいところ。

    0
    2011年02月18日
  • 獣の夢

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    アリスにはまった方はぜひ。似た臭いがする。所謂超能力とは違った、人間あるいは脳が持つ秘められた能力のようなものが好きな方には受けると思われる(作者はこのテーマが多いか)。
    推理ものとしても面白い。序盤できちんと犯人特定のヒントは出ている(名前は特定できないが)。

    ところで三十四章の人称は誰なのだろうか。

    0
    2010年05月08日
  • レフトハンド

    Posted by ブクログ

    製薬会社テルン・ジャパンの埼玉県研究所は、広大な敷地を持っていた。
    木々に囲まれえた中に四つ建物を持ち三号棟では、スキンケヤーの研究が進められてたはずだった。
    八月の今は、シートに覆われて建物の形が見えない。
    周囲は黄色い柵に覆われて自衛隊が監視をしている。
    ここ三号棟で六月にウィルス漏洩事件が発生したのだ。
    漏洩事件の直後、主任を務めていた研究者影山智博が三号棟を乗っ取った。
    彼は研究活動の続行を要請、受け入れなければウィルスを外へ垂れ流すと脅かす。
    そして、テルン・ジャパンは一月で120万のアルバイトを募集した。
    このアルバイトは影山の研究のためにテルン・ジャパンが用意した

    0
    2009年10月07日

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