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Posted by ブクログ
後味の悪さがとても素敵な
中井拓志の最新作。
もちろん後味は決してスッキリしないが
けれど何か希望…
否、この作品から借りれば「予兆」を
感じさせるラスト。
「みやたま」と「うつみ」の
不思議な関係がとても羨ましく思える。
言葉を操る作家と言う職業の人間が
その中で言葉で遊ぶように
言葉を操る少女を描いていく。
なにやら意味のわからない言葉が
冒頭から頻繁に登場し
それを理解していただかなくて結構とばかりに
作中の「工藤」をはねつける「小室」のように
読者をも愉快にはねつけようとする。
前作「アリス」の「9.7次元」も
魅力的であったけれども
今作の「獣」も同じくらい魅力的。
そして、その遊びの中でならされる
マスコミやその他情報への警鐘。
とても楽しく読み応えのある一冊でした。
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小説・文芸
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