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わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。
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「落日」
2023年9月10日~ wowowプライム 出演:北川景子、吉岡里帆、竹内涼真
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Posted by ブクログ
おもしろかった。湊かなえさんがこういう作風も得意なのは知らなかった。 複数人の思いと事象がすれすれで交錯し合っていて、描き方が丁寧。 読んでいて胸が苦しくなるシーンも多かったが、読後感はすっきり晴れ晴れとしており、タイトルの「落日」のもたらすイメージ(仄暗さ、切なさ、静けさ、すこしの安心感…)にぴっ...続きを読むたりだなぁという感想。
他の本では大オチになってもいいような大きな伏線回収がいくつもあり、どんどん惹きつけられながら読み進めた。幼少期の頃に起こった事件の真相を、大人になった主人公たちが追うというストーリー展開で、物語後半に進むにつれ、それぞれの過去が予想できない形で繋がっていくのが圧巻だった。
甲斐千尋、長谷川香、笹塚町一家殺人事件のナゾの全てが説き明かされる時、感動を覚えた。 タイトルの意味が分からず読み進めていた。解説を読んで落日に込められた意味が分かり、この作品をもっと鮮明に感じられた。
今回の作品は読後感にイヤミスさはなく、過去に起きた殺人事件を通して家族の真実が少しずつ色んな人の視点から語られ解き明かされていくような内容だった。 湊かなえさんの物語はハマると長編作でもどんどん読めてしまうから流石だなと思う。
幼い頃、冬のベランダに追い出されていたお隣り同士、仕切りの下の僅かな隙間から見える指で励ましあって、生きる希望を繋いでいた。新進気鋭の映画監督になった彼女は隣の一家で起きた引きこもり青年による一家惨殺事件の真相を探ろうと、同じ土地出身の脚本家の女性に仕事を依頼する。 やがて真実は二人に辛い過去と向き...続きを読む合わせることになるが・・ 幾重にも重なる悪意や暴力、勇気を持って立ち向かうも傷つく。 それでも助け合った記憶にある温かな人間性、そして家族の愛に涙する。
匿名
悲しいお話し、大人も勝っては子供だったのに なんでそんなに平気で子供を残酷に傷つける事ができるの?と、何度も胸が苦しくなりました。 2人の主人公の強くて真っ直ぐなところがすくわれます。
実際に起こった事柄が事実、そこに感情が乗っかたものが真実 真実を紡ぎだしていくクリエイターはすごい 辛い事実から自分や大事な人を救うために、 自分たちの見たい世界を見たり、 一方では真実をまっすぐに追い求めたり、 様々な人の様々な闘い方に触れることができる たとえば辛い事実に直面したときに 私は...続きを読むまっすぐ真実に向かっていけない気がする 一時間前を創った監督も 笹塚町一家殺害事件を描けた真尋も 事実に向き合って真実を紡いでかっこいい
同じ人間に対し、見る人が違ったり 接し方が違うと全く別人格のように考えられる という実験的な作品と感じた。 構成も含め面白かったけれど なんだかどんよりする作品。
物語の中心人物は一体誰なんだ、と分かりづらい書き方だけど、読み終えたとき、この人たちの物語を書きたかったのかと思った。私は誰に感情移入して読んでいたのだろうか?多分、誰でもないな。
おもしろいのだけど、自分の趣味ではない 読みごたえもあって、各章・各エピソードおもしろかった。だけど、読み終わって全体を振り返ったときに、なんとなく好きじゃないかなーって思ってしまった。もう一度読むとまた違った感覚になりそうな気もするけど。
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