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2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。
突然、交通事故で妻が死んだ。
わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。
しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。
<19時前に着けると思います。待っててね、エミリン>
<エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます>
“8”とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。
妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。
残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。
313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
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Posted by ブクログ
配偶者が突然の事故でいなくなる…残されたスマホ。あなたは中を見ますか?…
物語の主人公は妻を事故(乗っていたタクシーが谷底に落ちた)で亡くした33歳の夫。妻のスマホの中をみようと暗証番号の4桁の数字を一つずつ調べている…やがてパスワードが判明し、妻がやり取りしていたメールには…見知らぬ誰かとの旅行の待ち合わせのことが。これは浮気なのか…だんだんと謎が解けてくる。事件だったのか?ミステリーの要素があるかと思いきや…
タイトルの『近いはずの人』…配偶者は本来なら『近い人』だろう。それに『はず』がつくのは、本当なら一番近いのに何故か遠い存在にも思えるということかな。
真実を知った夫のとった行動とは…なかなか深い内容でした。
物語とは離れてしまうが、以前クレジットカードの利用やお支払いに関する苦情を承る仕事をしていた際に、ご夫婦それぞれから申し出を承ることが結構あった。
例えば『カードの明細書は自宅に送らないで』『明細書にはなんて明記されるのか?買ったものがわからないようにできますか?』等々。
夫婦といえども、すべての相手の情報を知っているわけではなく、むしろそのほうがいい場合も多い。
私は100%相手のことを理解してます!というのは、別な人間である以上無理なことであり、綺麗事?なのかもしれない。
夫婦の形はいろいろで、まさに『近いはずの人』なのかもしれないね。
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