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Posted by ブクログ
これはいいものだ。
シリーズ物の良さが十全に発揮されていて、早くも続きが読みたい(まだ無いが)。
これまでの裏染天馬シリーズ3作品と比べても、伏線の回収が巧くなった印象を受ける。涙を誘う人間の内面描写もこれまでにないことだったと思う。全ての要素において文句なし、ちょうどよい。
作者である青崎有吾はこの後に「地雷グリコ」でミステリ4冠を成し遂げ一躍超人気作家になったわけだが、確かに大衆受けという意味では、地雷グリコシリーズの方がいいように思う(なんだっけ、真矢シリーズ?)。裏染天馬シリーズはキャラ濃いもんね、アニメや漫画を追ってないと分からないネタも多いし。でも続きを書いてくれよ?読むまで死ねないよ。10年待ってる読者も居るよ。
ということで、裏染天馬シリーズ4作品全部読めばいいと思う。今読んどけば古参ヅラできますよ、多分。
Posted by ブクログ
裏染天馬シリーズ第四弾。
ついにここまで来ました。
読み出したら続きが気になりすぎて、1日でなんとか読み終わった。
シリーズとして続いてきたことと短編集でキャラクター毎の話がいろいろあったこともあり、いろんなキャラが立っている。
今までの長編と違い、最初から天馬が出てくるし今回は他の生徒との交流もかなり多く学園モノ感が強くて楽しい。
体育館と水族館は天馬が出てくるまでが長いし難しくて読むのに気合が必要で時間が掛かったけど、今回はまったくそんなことなくすぐに読めた。
新キャラ(?)の有紗に対しての天馬がずっと優しくて新たな一面が見れて良かったし最後の最後まで天馬がかっこよかった。
以下ネタバレになるかも?
ミステリー要素に関しては相変わらずの1つの物から突き進めて行く感じが面白い。ただ相変わらず読者への挑戦にはまったく勝てず。。
一応考えてみたけど犯人はまったくわからず衝撃的だった。
ただ今までと違って親族がわりと出てくる話だから珍しいなとは思っていたから、そこの引っかかりはもっとよく考えてみるべきだったか。。
犯人の動機が薄いと感じる人もいるようだけど、そもそも裏染天馬シリーズは犯人の動機が復讐とかみたいに分かりやすい動機ではないイメージだし、本来動機なんて本当のところをしっかり語るのかというと語らないのでは?と思う。実際の殺人なんて、コナンみたいに分かりやすい動機ばかりじゃないだろうし、動機の曖昧さというところがよりリアルになっていると思う。
例の本がなくなった理由もずっと謎だったけど、いろんな方向性で予想ができるし、それがダイニングメッセージにもつながっている可能性があるのはアツイ。それを可能性として残して、ハッキリさせないところも気持ち良い。
読者への挑戦からの、最後も答えがない挑戦をされているかのようでそこが素晴らしく感じる。
鍵の国星読んでみたーーーい!
シリーズが続いてきたこともあり天馬の過去にも若干近づいていっているし、正直そこの話はべつになくても良いか?とは思うけど、ゆのがあまりにも気にしているからしょうがない。。
それにしても鏡華だけはどうしてもあんまり好きになれない。鏡華が出てくる話はなんとなくラノベ調が強く感じる。べつにラノベが嫌いなわけではないけど。たぶん現実味のない百合要素を過度に出しているキャラが好きになれない。
続きが読みたいけど、結構前に出たっきり長編が出ていないし、1つは書籍化されていないみたい?とりあえず他作品を読みつつ、新たな館(かん?)シリーズを楽しみにしたい。
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