影踏亭の怪談

影踏亭の怪談

850円 (税込)

4pt

僕の姉は怪談作家だ。本名にちなんだ呻木叫子というふざけた筆名で、専攻していた民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この常識を超えた怪事件は、彼女が取材中だった旅館〈影踏亭〉に出没する霊と関連しているのか? 姉を救う手掛かりを求めて宿へ調査に出向くことにした僕は、宿泊当夜に密室で起きた殺人事件の容疑者となってしまい……第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか、全4編を収録。/【目次】影踏亭の怪談/朧トンネルの怪談/ドロドロ坂の怪談/冷凍メロンの怪談/解説=朝宮運河

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影踏亭の怪談 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりにホラーを堪能しました。近年稀に見る面白さに、私は本書を誰かに紹介したくてうずうずしています。怪談話には、不可解で、奇妙な出来事がつきもので、日常的にはあり得ない珍事が起こったりするものです。本書は、それが幽霊や祟りの仕業で片付けるのではなく、謎解きをしているところが多いのです。おそらく、著

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    いきなりの猛暑がやってきたので怪談を読みたくなり手をだす。

    「影踏亭の怪談」「朧トンネルの怪談」「ドロドロ坂の怪談」「冷凍メロンの怪談」が収録されてます。

    怪談でもあり本格ミステリー!!

    怖いままでは終わらなく最後はスッキリと解決……そして…最後にまたゾクゾク。

    2作目も楽しめそう。


    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    怪談作家・呻木叫子。民俗学の知見を生かし、ルポ形式の実話怪談を著している。叫子や叫子の周りの家族・友人たちが見舞われたのは、密室に関連した怪談だった。
    連作短編集。

    表題作「影踏亭の怪談」
    叫子が自宅で拘束されて、瞼が髪で縫い付けられているところを弟が発見する。ラストが驚きだった。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    ホラーとミステリが融合した傑作短編集。「ホラー」パートの奇妙な現象は心をざわつかせ、「ミステリ」の解決編パートは「ホラー」パートの怪奇な現象の謎が氷解するカタルシスが得られる。特に標題作『影踏亭の怪談』と最終話『冷凍メロンの怪談』はラストの衝撃が大きかった。ミステリ・ホラーファン必読の一冊。

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    読み始めはあれ?と思い、読み進むうちにこれどうなの?ホラーなの?ミステリーなの?と感じ、ラスト思い切り怖がらせてもらいました

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    怪談作家呻木叫子さんが出会った怪事件、関係者視点と原稿視点とで真相に迫っていく、というお話(?)。

    ホラー&ミステリーで次第に真相へ近づき、しかし説明できない不可思議も残るといったお話が4つ。最後にはあっと驚く怖い結末でございましたなぁ。

    最初の事件があまりに衝撃的で、とんでもないことなのに何故

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    このホラーとミステリがいい感じに融合しているの好き。
    そして短編集ながら、最後に今までの話との関連性見えてくるのもいいな。

    弟くん…まさかの出番1作だけとは…

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    めっちゃちゃんと本格ミステリーで、めっちゃちゃんと怪談でした。モキュメンタリ―に近い感じなのかな?表題作がデビュー作だそうで、それに連なる作品がちょっとずつ手を変え品を変え続く。こういうのにありがちな特化したキャラもいなくて正統派。たぶん主人公が一番やばい人なんだろうなぁ…

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    怪異は実在している。怪異現象もたくさん起こる。しかし殺人事件は人によるもの。
    怪異とミステリーが混在している世界観が面白く、そして恐ろしい。話自体は割と淡々と進んでいくのに、思わず声が漏れるほど怖かった。ホラー好きにもミステリー好きにもお勧め。

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    怪談×ミステリーがパラで進む。4章の短編で構成されていて、最後の章での回収はお見事。活字で表現されて自分の想像力と相まった時に、こんなに怖いのかと驚いた。殊更に、最後の1ページビクッとした。

    0
    2024年10月20日

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