極楽に至る忌門

極楽に至る忌門

880円 (税込)

4pt

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。帰省する友人・匠に付き添い、東京から村を訪れた隼人は、村人たちの冷たい空気に違和感を抱く。優しく出迎えてくれた匠の祖母の心づくしの料理が並ぶなごやかな夕食の最中、「仏を近づけた」という祖母の言葉を聞いた瞬間、匠は顔色を変える。その夜、匠は失踪し、隼人は立て続けに奇妙なことに巻き込まれていくが――。東京での就職を機に村を出て、親族の死をきっかけに戻ってきた女性が知った戦慄の真実。夏休みに祖父の家にやってきた少年が遭遇した恐るべき怪異。昭和、平成、令和と3つの時代の連作中篇を通して、最強の拝み屋・物部斉清ですら止められなかった、恐ろしい土地の因縁と意外な怪異の正体が浮き彫りになっていく……。ホラー文庫30周年記念、書き下ろし作品。

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極楽に至る忌門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2025年最初はホラーから!
    田舎の因習村ホラーで、作品全体から漂う不穏な雰囲気がなんともたまりません
    ネタバレしたくないので何も書きませんが、も〜がっつり怖い!とても良い!!
    いや〜面白かったな〜!芦花公園先生の書かれる、不穏で不気味なホラーが好きなので次回作も楽しみだ(⁠^⁠^⁠)

    1
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    神様に近い位置にいる猿が苦手なのです。
    理由はこれまでに出会ってきた物語で大抵意地の悪い役柄にいるから。(八咫烏シリーズ小説の3巻あたりで登場する猿がとても怖い)
    今回は同じくらいかそれ以上に怖かったです。泣きそうでした。


    人間の"怨み"の感情から怨霊になるのは、まわりまわっ

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    私はまだシリーズの方を全部読んでないので物部さん?のことあんま分かんないんですけど、キャラ分かんなくても気持ち悪いゾワゾワ感は味わえるのでオススメです!!

    読み終えた直後の感想メモを発掘!そのまま載せます⬇️

    ずっとぞわぞわしている。得体のしれないぞわぞわ感。お化けが怖いんじゃない。猿神が怖いん

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    匠もよくこうして、うんうんと頷きながら、隼人の話を聞いた。
    なんでもないことでも、うんうんと頷いてきて、気分が良かった。
    気分が良かったから、少しはいい思いをさせてやろうと思った。

    善意と善意だったのだ。始まりは。
    誰にも責められるべきではない。
    (頷き仏/泣き仏/笑い仏/外れ仏)

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    もうこんなんなっちゃったら物部さんも諦めるっきゃないよ(絶望)

    『泣き仏』の視点キャラクターの女性がただただ可哀相で……。
    しっかり読み返してみると『頷き仏』の大学生も怪異側から近付かれたように見えるし『笑い仏』の子供も終始普通の子供らしい判断しかしてないし、基本みんな土地の怪異に巻き込まれたパタ

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    因習が残る寒村で起きる人知を超えた現象。異なる時点の物語が示された後、その因果が語られ終局します。人々の祈りや願いが積もる事で生まれる怪異は強大で恐怖度も高く、なすすべもありません。因習ホラーが好きな方におすすめです。

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    佐々木事務所シリーズだけど佐々木さん出てこず……!
    でも私の推しの物部くんが沢山喋ったのでよかった
    今回もエグくて最高でした

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    これは本当に不気味ですし、何度か読み返すことになります。

    あらすじ

    隼人が大学で出会ったのは山奥の田舎出身という薄幸の美少年、匠だった。物腰穏やかで優しい匠と仲を深めていると、実家に遊びに来ないかと誘いを受ける。せっかくだからとその誘いに乗るが、匠の実家は村八分を受けているようで嫌がらせの電話を

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    「家が滅ぶ」っていうのはこういうことなんだなという、これでもかというぐらい滅ぶ話。
    家を物理破壊するのはちょっと笑った。
    怪異というより本当に人間が最悪すぎるんだよな。まだ助かるチャンスはあったはずなのに。いや無かったかも、、、
    途中最悪なジュマンジみたいなゲームが出てくるのが(やるまでの流れからや

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    近頃よく見る因習村系ホラー。レビューも悪いのを見ないのでちょっと期待しつつ読んでみると、作品の全体的に漂う不気味な雰囲気が良かった。最初の章では恐ろしいことが起きているけど詳細は不鮮明に見えた。ただそれが章を追うごとに原因や事態が徐々にハッキリ見えてくるようになる。ジメジメとしたまとわりつく恐さを感

    0
    2024年09月12日

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