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Posted by ブクログ
芦花公園さんのホラー描写はべったりじっとりしていて、たとえば腕に落ちてしまった抜け毛のほの痒さとか、石鹸を入れたトレイを持ち上げたときのぬめっとした感じに似ています。ですが、今作はなぜか読後感にさわやかさすら感じます。各ストーリーは「新耳袋」のような雰囲気だし、ラストは佐々木シリーズと同じようにべったり……としていますが、なぜか読み終わるとスッキリしています。
余談ですが、私は小説を読むときに「実写化したらどうなるんだろう?」とキャストを当てこみながら読む癖があります。これはもう、今作にあたってはまんまとしてやられた感じです。作中にリアルな俳優の名前がたくさん出てくるのも、ちょっとやられた感じ。
Posted by ブクログ
怪異を寄せる体質の女子大生・琴葉と、怪異を探し求める美声の青年・シマくん。
京王線の沿線で障りのある話を調べる二人は"本物"を見つけられるのか……?
京王線沿線を舞台にしたホラー小説。あるいは恋愛小説。
怪異を追い求める怪しい男にうっかり惚れてしまった女子大学生が、その恋心を利用されて(と言うとちよっと言い方が悪いですが)怪異探しにつき合わされる話。悪い男だ〜女を沼らせる系のヤバいやつだ〜って気持ちになります。琴葉の親友が一番常識人で正論言ってくれてますからね。こういう友人は大切にしてほしい。
恋愛とホラーが密接に結びついていて、最後は少し切ない? 後味悪い?
ちなみに、実在するホラースポットなどの話ではないので京王線にご用事がある方でも安心して読んでください。
土地勘があると、ここってあのレストラン? このお店? とかがわかって面白いかも。
さらに言うと、同作者さんの「佐々木事務所シリーズ」を読んでいると、さらに楽しいかもしれません。
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