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わたしと一緒にくらしましょう【電子版特典付き】
シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。そこは有名な事故物件で「ある部屋に絶対に足を踏み入れてはいけない」と言われている。誰もいないはずの部屋から足音が聞こえ、眠ったままの娘がなにかに手を引かれるように寝室を出て行く。この家はどこかがおかしい……。美苗は霊能者を名乗る女性に助けを求めたが、ついにある日、その部屋から娘が意識のない状態で発見される。娘を助けようとする美苗は、この家に隠された、驚愕の過去を知る――。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞を受賞した著者による、戦慄の「家」ホラー! 【電子書籍特典】 特別書き下ろし短篇 「人形つくりの家に関する話」 -
これが最後のおたよりです
各ジャンルで活躍する実力派作家11名が「ラスト・メッセージ」をテーマに綴るした豪華アンソロジー。 隠された幻の家訓、ある一族の謎めいた掟、読まれるはずのなかった遺言、鍵のかかった日記帳……さまざまな形で残された最後のメッセージ。 秘められた思いが届くとき、驚きの結末に心揺さぶられる一冊。 -
非弁護人
「よく聞け、貴様は死刑だ!」 > 無実の罪で法曹界を追われた元特捜検事。> 法廷には立てない「非弁護人」が、冷酷巧緻な大量殺人者に「法」で立ち向かう!> > 作者の月村は、非弁護人というコンセプトについて「法曹界のブラック・ジャック」と語っていた。手塚治虫『ブラック・ジャック』は、医師免許はないものの天才的な技能を有する闇の外科医が活躍する人気マンガだった。その法曹界版が、非弁護人というわけである。(文芸評論家 円堂都司昭 「解説」より)> > 白熱のリーガルサスペンス! > 元特捜検事・宗光彬。検察の腐敗により無実の罪で法曹界を追放された過去を持つ。弁護士資格のないまま高度な法律案件を闇で請け負うことから「非弁護人」と呼ばれていた。あるときパキスタン人少年から「級友を捜してほしい」と依頼される。その少女と家族の消息を追ううちに大量の失踪者の存在が明らかになる。戦慄の犯罪に立ち向かうべく、法廷に立てない宗光が取った驚愕の奇策とは!? -
ファミリーツリー
少年は、父のいとこにあたる少女に恋をした。彼は両親への歯がゆい思いや情けない自分へのいらだちを抱えながら、曾祖母たち近しい大人に見守られ、大切な存在への想いを糧に成長してゆく。著者ならではの五感に響く筆致で、命のつながりの煌めきを描き出す物語。 -
マルチの子
朝日新聞、日本経済新聞、週刊文春など多数のメディアで紹介され、 第四回細谷正充賞を受賞した話題の書、待望の文庫化! 有識者が大推薦! 「大切な人をマルチ商法から守るために、ぜひ手に取ってほしい一冊」 今泉将史(消費者問題に詳しい弁護士) 「なぜマルチにはまり、堕ちていくのか。その秘密がわかった」 島田裕巳(宗教学者) 著者の壮絶な実体験をもとにした「超リアル」サスペンス! バイト先の掲示板で見つけた奇妙な貼り紙。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だった――。 認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。 マルチ商法にはまった女性の“乱高下人生”をリアルに描いたノンストップサスペンス! -
ラスト・セッション
〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズ第23作 恋人が襲撃された事件で心に傷を負い鬱屈とした日々を送るヴィクは、名付け子バーニーに誘われカンザス州へ向かう。しかし、旅行中にバーニーの知人サブリナが失踪してしまう。もう事件に関わりたくはなかったが、いてもたってもいられず、ヴィクは調査を始めることに。そして彼女は、人里離れた家で瀕死の状態で横たわるサブリナを発見する。しかし、そこへやってきた警官にヴィクは容疑者として連行されてしまい……。 -
リボン
小さな命が、寄り添ってくれた――少女と祖母は家のそばで小鳥の卵を見つけ、大切に温めて孵す。生まれたのは一羽のオカメインコだった。リボンと名づけ、かわいがって育てるが、ある日逃がしてしまう。リボンは、鳥の保護施設で働く青年、余命を宣告された老画家など、様々な人々と出会う。人々は、このオレンジ色の頬をした小鳥に心を寄せることで、生きる力を取り戻していく。 -
龍の皇子は封気の姫にくちづける
父と異母姉に虐げられる小国の姫・砂苓が出会ったのは、龍華国の凜々しい皇子・龍誠。強大すぎる《気》を制御できず皇位争いに苦戦する龍誠と、ふれた者の《気》を吸う砂苓はある取引を交わし、妃候補として迎えられることに。 「このままずっとそなたにふれていたくなる」 単なる契約としてのふれ合いのはずが、いつしか互いに心惹かれはじめる二人。一方、後宮では刃傷事件が勃発。皇位継承を争う陰謀に巻き込まれた二人にさらなる試練が襲いかかり――!? 【登場人物】 ・砂苓(さりょう) ふれた相手の《気》を吸う、希少な『封気の力』を持つ小国の姫。父に売られかけたところを、龍誠に救われる。 ・龍誠(りゅうせい) 龍華国の第一皇子。《気》の力が強すぎるため、制御が危ういことを悩んでいる。心優しく正義感がある青年。 -
恐怖箱 化野百物語
鳥居の上の置き石を落とすと神隠しに遭うという神社で… 「どや! 何も起きひんで!」 石をはたき落としガッツポーズを取った学生はその直後―― 「置き石」加藤 一 より 六人の怪談ハンターが全国で蒐集した最恐怪異百話! 「私、何か憑いてる?」「お祓いの方法教えて」。 時にそんな無理なお願いをされながらも、お馴染み6人の怪談作家が全国で蒐集した戦慄恐怖譚! 日常に続く怪異、彼女の行ったおまじないの効果は…「生兵法」。 墓参りの道中見かけたおばさんはいる場所がおかしくて…「満面の笑み」。 点滴を交換しながら同じことを訊ねてくる謎の看護師は…「入院中の出来事」。 取り壊された隣の屋敷の庭には冬なのに春の草花が芽吹いており…「春落つ庭」。 神棚の御札を引き裂いた祖母を襲う異変…「午年の午の月」。 参列者の視線が集中するのは花嫁の隣に立つ数日前に亡くなったはずの…「結婚式の幻」。 心に響く現代の百物語! -
転生厨師の彩食記
主婦、香織。異世界で食堂を開店! 「私には何の価値もない」 家庭でもパートでもすっかり自信を失っていた43歳の主婦・織田川香織は、仕事からの帰り道に交通事故に遭う。――気が付くと、そこは中華風の異世界だった! しかもなんだか若くなっている! 玉ねぎのおひたし、粉ふきイモ、甘めの卵焼き、おにぎり。食堂を開いた香織の真心こめた手料理は周囲の人々の心身を満たしていく。そこに、美しき術師の青年が現れ……。 生きる意味を見失った主婦が、料理の力で生まれ変わる、中華転生お料理譚。 【第9回カクヨムWeb小説コンテスト・プロ作家部門《特別賞》受賞】 -
ゴーン・ガール
NYタイムズベストセラー第1位のミステリ。 ニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。 そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった……。 ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき――。大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは――(2013年6月発表作品)。 -
防人怪談 幽鬼の戦場
戦中の旧日本軍から、戦後の自衛隊まで。 生と死の狭間=戦場では人智を越えた何かが起きる。 元自衛官、そして今はなき旧軍・従軍体験者たち。 命を懸けて国を護った防人(さきもり)たちの口から明かされた 国防の最戦前で起きていた【怪異】と【奇跡】 そこには、命を懸けた者たちの「祈り」があった。 橋本純+西浦和也、体験者への長年にわたる取材をまとめた 語り継がれるべき魂の怪異録。 【戦時の防人たち】 沈没したはずの輸送船のカッターが荒波の海上に浮かび上がる…「救難艇」 暗い留置場の畳の隙間から現れたペラペラの兵士は問いかけてくる…「営倉」 深夜の営門前に現れた完全装備の兵士がもたらした報告とは…「最後の伝令」 間違って持ってきてしまった戦友の荷物。ある夜、ずぶ濡れの影が…「取り違えた背嚢」 廃集落で出会った謎の男たちに導かれた先に隠されていた物…「便衣隊」 崩落した倉庫の瓦礫から命がけで主人の命を救った小猿の奇跡…「小さな英雄」 魚雷攻撃で漆黒の海を漂流する乗組員たちを泳げと鼓舞し続けた謎の声…「漂流」 マングローブの闇から響く不気味な歌声と巨大な黒い影…「ソロモン夜歌」 死んだはずの同期兵が過酷な逃走劇の中で語りかけてくる言葉…「戦陣訓」 殉職した整備兵が新型機を守るため夜な夜な立ち塞がる…「歩哨」 爆雷の雨が降り注ぐ絶体絶命の深海でどこからともなく響く軍歌…「勇敢なる水兵」 機関銃で倒れても復活するジャングルの裸足の部隊の秘密…「裸足の日本兵」 敵の反撃が激化する戦場で突撃を阻止した故郷の温もり…「父の手」 部隊の象徴たる軍旗を焼却する瞬間に目撃された各地の怪奇現象…「軍旗の誉」 【戦後の防人たち】 旧軍の遺構の奥深くで密かに眠り続けていた謎の石碑…「掩体壕の墓石」 旧軍幹部の写真が飾られた部屋で右手を挙げて消える影…「江田島の英霊」 病院の床下から静かに染み出してくる重い車輪の音…「真夜中の軋り」 不発弾事故で命を落とした隊員がみせる未練の気配…「隊舎に還った男」 演習場の古井戸の底で逆さまになって絶命していた男の謎…「井戸の底へ」 海に面した船室の分厚い鉄壁の向こうから不意に聞こえる音…「船室のノック」 事故が相次ぐ潜水艦の誰も入れない二重底から見つかったモノ…「呪われた潜水艦」 月のない漆黒の海でマストの頂上を静かに移動していく不思議な光体…「護衛艦Sの光」 鉄の扉で完全に封じられた隊舎の中を歩き続ける無数の影…「駐屯地の空き地」 取り壊そうとすると必ず災いが起きるという理由で残された壁…「1基地の話」 硫黄島の宿舎で夜な夜な水を求めて部屋に入ってくる足音と姿…「霊感あり」 沖縄の異様な宿に残された浅すぎる湯船に秘められた戦時の過去…「浅い湯船」 都心の超高層ビルの足元で江戸時代から語り継がれる全裸の女の影…「檜屋敷の女」 日航機墜落現場の暗い山肌で無数に点滅し静かに見守るほのかな光…「銀色の翼」 居酒屋の席でどれだけ盛り上がっても決まって空いてしまう左隣…「埋まらない席」 ほか、収録。 -
ZOO 1+2
何なんだこれは! 天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集「1」、「2」を合本版で。「1」は双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され――(「カザリとヨーコ」)。謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?――(「SEVEN ROOMS」)など5編をセレクト。「2」は、目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など驚天動地の粒ぞろい5編に加え、幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。 -
SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く
映画脚本術の超定番「SAVE THE CATの法則」シリーズに、小説の書き方バージョンがついに刊行! 実際の名作小説を例に挙げて、魅力的な小説/物語を書き上げるための攻略法を実践的に指南! 世界中の小説家/小説家志望者にはスタンダードに読まれている1冊です。 「SAVE THE CATの法則」は、映画やテレビドラマなどの映像業界において、シド・フィールドの脚本術やロバート・マッキーの『ストーリー』とともに、”物語創作メソッドの権威”として知られています。 本書は、その「SAVE THE CATの法則」を用いて小説の書き方に応用した内容になります。 大事な鍵は、ペースの配分。テンポが良くて、視覚的で、登場人物の成長が興味深くて、もれなく構成されている小説なら、どんな大予算映画とも互角に戦えます。そして勝てる。 10の物語ジャンル、15段階のビート・シートでベストセラー小説を徹底分析し、物語の描き方をやさしくレクチャーします。 初級者が最初に読む入門的な1冊として、中~上級者がさらなるアイデアを得たい時のとっておきの1冊として、本書はあらゆる読者にとって重宝されるバイブルとなることでしょう。 -
憑き裂れ 現代怪談アンソロジー
崩壊させる超怪異体験 削ぎ、裂き、剝き、轢き 決して関わってはならない タブーを侵す怪談集 意図せず禁忌に触れた者の壮絶な末路を10名の怪談作家が著述! ・家の天井裏から出てきたお札や木彫りの像、それから父の様子がおかしくなり…「因果憑き」(小田イ輔) ・夏休みの午後、あまりの暑さにプールに出かけたら…「みずのこ」(春南灯) ・小さい頃に死んだ弟の記憶は…「ふたりの小太郎」(鷲羽大介) ・異形の人形に取り憑かれたのか…「忌み人形」(筆者) ・絶縁状態の妹、その奇妙な理由「逆再生タケシ」(松本エムザ) ・学校に伝わる奇妙な怪談は…「ガードレール写真館」(我妻俊樹) ・幸運と引き換えにしたものはいったい?「無限の幸運」(鳥蔵柳浅) ――ほか、丸山政也、播磨龍次、鈴木捧など10名の怪談巧者たちが綴る、憑き物に纏わる怪談奇談! -
百怪語り いにしえの花びら
怪談師・牛抱せん夏が紡ぐ戦慄のシリーズ最新作! 「正面の壁を壊すと、また壁が出てきた。さらにもう一枚抜くと壁。その向こうから出てきたものとは――」 「壁七枚」より ようこそお越しくださいました、この世の裏側へ――古典から実話怪談まで、独自の取材と臨場感ある語りで恐怖と不思議の世界を届ける人気怪談師・牛抱せん夏が綴る100話の怪異譚。 ・居酒屋の客に異変…その理由「氷出た」 ・仲の悪かった義母と嫁は最後に…「ありがとう、お義母さん」 ・庭には土地の持ち主の墓石群がある。そんな会社で起きた怪異とは「中庭」 ・深夜のドライブインで声を掛けてきたのは…「仮眠中」 ・あの土地を買って家を建ててからおかしくなった…「豪邸の家族」 ・夜中のガード下の細い道で見かけた男、次の夜もそこにいて…「時計」 ・釣り好きの叔父がある日、釣りに行って複雑骨折「池の主」など。 -
名探偵の生まれる夜 大正謎百景
歴史的偉業の裏には、誰にも語られなかった「事件」が隠されている。 『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』が話題を呼んだ、青柳碧人の大正ロマン×ミステリー! 大正五年、「探偵になりたい」と探偵事務所の門をたたいた青年が遭遇した重大事件。 大正四年、アメリカより一時帰国した野口英世の前に現れた自称・娘を巡る一騒動。 大正七年、芥川龍之介が解き明かす、さえない男の恋を叶えた願掛けの謎。 大正七年、元・バンカラ学生が死後に推察した、偉大なる劇作家・島村抱月の秘した想い。 大正七年、与謝野晶子・鉄幹夫妻が大阪で遭遇した、絶体絶命の危機。 大正十四年、世界一有名な秋田犬・ハチと上野教授の一世一代の大捕り物。 大正十三年、遠野で花子という少女が出会った、不思議な言葉を話すざんだ坊主の正体は。 大正十二年、時代を経ていろいろな人の手を渡っていく紙人形「姉さま人形」の数奇な運命。 大正の偉人×不思議な謎を読み解く8編を収録! -
いつか月夜
いつか見た月夜は、これからも、人生に何度だってあらわれるのだろう――加藤千恵さん(小説家) ぼくたちは、夜を歩く。眠れない夜に。不安な夜に。静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。そんな夜に。 会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、なにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが中学生くらいにみえる女性を連れて歩いているのに出くわしたことから「深夜の散歩」を行うことに。やがて、何故か増えてくる散歩メンバー。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。(解説・加藤千恵) -
くるり駅でさよならを 白黒ねこと夕暮れの町
読後、涙が止まらない。 路線図には載っていないその駅で、 二度と会えないはずの人が待っている―― 千葉県内を走るローカル線、久留里線。その車内にはときどき、白黒の猫が乗っている。猫が降りるのは、路線図には載っていない「くるり駅」。誘われるように猫についていくと、改札を抜けた先にあるどこか懐かしい町に、もう二度と会えないはずの大切な人が待っていて……。初恋の人、最愛の母親、大好きな飼い主――悲しい別れから立ち直れずにいる主人公たちの心の再生を描く、連作短編集。 -
第四太子の教育係
「閨教育なら受けてやってもいいけど?」 「貴方には不要です。第四太子の子種など無駄ですから」 30歳にして女史長を務める優秀な女官・小琳は、呆子(アホ)殿下と悪名高い第四太子・成嵐の教育係を命じられる。国宝級の美貌ながら遊び人で将来性がないと冷遇される成嵐は、小琳の講義を受ける気など一切ナシ。しかし成嵐は、とある理由で愚か者のふりをしていただけで――。 成嵐の才を見抜き、教え導こうとする小琳。その一方、宮中では獣の不審死や体調を崩す者が増えたりと、異変が起こりはじめて……!? 堅物エリート女官と悪名高いダメ殿下。凸凹師弟が宮中の事件を解決する、大注目の痛快・中華風ファンタジー開幕! 【主な登場人物】 ・小琳 30歳。優秀な女史長で多くの教え子を育ててきた。一度聞いたことは忘れないという特技を持つ。 ・成嵐 22歳。第四太子で、数々の教育係が逃げ出してきた問題児。訳あって優秀なことを隠している。 -
奇妙な家についての注意喚起
この本は、作家である私、夢見里龍が収集した「奇妙な構造をした家の体験談」を小説の形に書きおこしたものです。発端は小説投稿サイト上のエッセイでした。「生活をするのに不便はない。欠陥住宅というわけでもない。でも、明らかに奇妙な家なんです」それは〈排水口がすべての部屋にある家〉に住む主婦の投稿でした。以来、私はネットで見つけた奇妙な家群を「ひらく家」と名づけ、親交の深かった読者のヤモリさんと考察を語らうようになりました。ネット上の記述なので、全てはフィクション。そう考えていたんです。でも、ある体験をして気づきました。これらの家は本当に存在すると。私は本書を通じてみなさんに警戒を促します。あなたは今、「ひらく家」に住んでいませんか? -
ifの悲劇
北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。 ここから物語はふたつに分岐していく⇒ A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合 B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合 ……果たして加納の運命やいかに。 ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。 -
ふたりの恋人
水田信一には恋人がふたりいる。金持ちの娘で何不自由なく暮らす関口麗子と、病気がちな母親のためにレストランで働く相川広美だ。ある日、麗子が乗った車が海辺で事故を起こし、麗子は死亡。事故死と思われたが、彼女の首には何者かに絞められた跡があった。知らせを聞いた真一は驚くが、彼の親友・柏木忠男から、広美が行方不明になっていることを知らされる。さらに、広美の母親は何者かに殺されていた。殺害された恋人と、姿を消した恋人。彼女たちに何があったのか。真一と忠男は事件解明に乗り出すが、重要人物として警察に目を付けられ、刑事に追われることに。さらにふたりの命を狙う謎の殺し屋まで現れて……。著者の代名詞、傑作ユーモアミステリー開幕! -
ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊
「知の巨人」立花隆と「知の怪物」佐藤優が作り上げた空前絶後のブックリスト! まず「ブックリスト1」では、21世紀を生きるための教養書を、書斎の本棚からお互いが100冊選んだ。 「私は年齢は四十歳から五十歳ぐらいで、「教育」の現場に携わる人を思い浮かべて百冊リストを作りました。「教育」というのは学校教育だけでなく企業や役所での教育を含みます」(佐藤) 「二十一世紀はインターネット時代でもある。しかし、ネットで最先端の情報に辿り着き、わかるためには、評価が定まった基礎的な本をまず読んでおかなければならない。そうでないと、そもそも検索エンジンにどういうキーワードを入れていいかわからないはず」(立花) ついで「ブックリスト2」では書店にある文庫・新書からお互いに100冊ずつ選んだ。 「意識したのは、二十代、三十代のがっついたビジネス・パーソン。武器として本を使う人を念頭において、徹底的に実用性を重視しました」(佐藤) 「万巻の書を読みつくせる人はいません。結局は、人生の残り時間を確認しながら、最大の成果を得られるように計画を作るしかない。そのとき、知識の系統樹が頭に入っていることが大切です」(立花) 博覧強記の二人が400冊もの膨大な愛読書を持ち寄り、古典の読み方から、仕事術、インテリジェンスの技法から、戦争論、歴史、宗教、科学を縦横無尽に語り、知性の磨きかたを徹底指南する。 -
ユダの窓
一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ましたとき、密室内にいたのは胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームと自分だけだった――。殺人の被疑者となったアンズウェルは中央刑事裁判所で裁かれることとなり、ヘンリ・メリヴェール卿が弁護に当たる。被告人の立場は圧倒的に不利、十数年ぶりの法廷に立つH・M卿に勝算はあるのか。法廷ものとして謎解きとして、間然するところのない本格ミステリの絶品。/座談会 ジョン・ディクスン・カーの魅力=瀬戸川猛資、鏡明、北村薫、斎藤嘉久、戸川安宣(司会)/本座談会と『ユダの窓』について=戸川安宣 -
江ノ電を待ちながら
各駅停車の江ノ電は、観光客や地元の人を乗せて、今日も湘南の海沿いをゆっくり走る。オリンピック強化選手に選ばれなくても、ひたむきに練習を重ねるビーチバレーの選手に出会った青年が、忘れかけたていたサッカーへの情熱を取り戻していく「夢をほおばっていた」。観光客でにぎわっている極楽寺駅で、小さな神社の娘が、参拝客を呼び寄せるために突飛なアイディアを思いつく「君に捧げるイエスタデイ」。稲村ケ崎で生まれ育った女性が、モデルになり多忙な日々を送っているが、クラスメイトとの再会でふと潮風の中での生活を思い出す「人生の途中下車」など。人生のターニングポイントでふと立ち止まった人々が、新しい一歩を踏み出す姿を描く、温かな連作短編集。 -
オペラ座の怪人
十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影……。「オペラ座の怪人」と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そして、その運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは? そして怪人と歌姫の真実とは? 不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行! -
このミステリーがすごい! 2026年版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 37年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。 表紙を飾るのはゲーム『都市伝説解体センター』の描き下ろしイラスト! 巻頭では、開発チームの墓場文庫からハフハフ・おでーん氏、モチキン氏、集英社ゲームズから林真理氏を招き、 ゲームを愛するミステリー作家・今村昌弘氏、円居挽氏と、『都市伝説解体センター』について語り合っていただきました。 伊吹亜門×古泉迦十×坂上泉×白川尚史による、 気鋭の作家大集合! 歴史・時代ミステリー座談会も必読! 更に、ミステリー作家44名に投票いただいた 没後60周年企画 この江戸川乱歩がすごい! ベスト10も発表! どの作品がランクインしたか、ぜひご確認ください。 各業界人も注目する2025年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、 超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。 -
しあわせのパン
北海道洞爺湖畔の静かな町・月浦に、りえさんと水縞くんの営むパンカフェ「マーニ」があった。 実らぬ恋に未練する女性・香織、出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久、生きる希望を失った老夫婦・史生とアヤ…… さまざまな悩みを抱えた人たちが、「マーニ」を訪れる。 彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。 映画界の俊英・三島有紀子による初の小説執筆作品。 映画「しあわせのパン」から生まれた、とびっきり香ばしくて温かい物語。 作中に登場する絵本「月とマーニ」を収録。 -
奔流の海
人は運命に抗うことができるか? 1968年、後に「千里見の七夕崩れ」とよばれる大型台風による土砂崩れで、町は多数の死者・行方不明者を出した。 20年後、同じ町の旅館の娘・清田千遥は、東京からやってきた大学生・坂井裕二と出会う。裕二はなぜか夜ごと町を徘徊していた―― 激流に飲まれた運命がやがて大きな感動へとたどり着く。 『代償』『悪寒』のベストセラー作家・伊岡瞬史上、 最も残酷で美しい青春ミステリー! Apple Books Store 2022年上半期ベストブック(ミステリー部門) ※この電子書籍は2022年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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