ポイズンドーター・ホーリーマザー

ポイズンドーター・ホーリーマザー

660円 (税込)

3pt

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き……。(「ポイズンドーター」) 母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!

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ポイズンドーター・ホーリーマザー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い。
    湊かなえワールド全開
    一気にこの世界に引き込まれる1行目から、最後の最後まで読者に最後を悟らせない文章力と、ゾワゾワさせる描写さすがすぎる
    湊かなえの語り手が変わると印象が180度変わるこの書き方ほんとに好き一人称小説の良さが全開にでてる
    被害者意識というか被害妄想を表現するの

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    昨今、「親ガチャ」「毒親」というワードが一人歩きしているけれど、思い通りにいかないときに外的な要因=親を引き合いに出して、うまくことが進んでいるときは、まるで自分一人の力で達成したかのように言う若者が多い。一人で生まれ育った人なんていないのに。

    母親は子どもに苦労をさせないように、傷つかないように

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    6編の短編集で、母と娘がテーマとなっています。
    親と子の関係が人間性を歪めてしまい、事件を起こす。
    どれも娘主観で物語が進み、一見すると親の「歪んだ愛情」「過度な愛情と自己投影」が原因に見える。しかし、事件の真相が客観的に暴かれると、それは「娘」の問題であった。という価値観の反転に驚かされます。

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    見える面でしか、判断できない。当たり前だけど。全体を俯瞰できるのであればもっと違った結末があったのかもしれない。読み終わると本当にオセロのようにひっくり返された。複雑な気持ちになった。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    短編集でベストフレンド以外は嫌な気分になるけれど、そこが良い。
    マイディアレストでは妹が酷く描かれているが問題なのは親であって、読み終えると生意気な妹が可哀想でもある。
    優しい人は地味にゾッとして、ネトフリで見るとこの作品が最も印象深かった。
    表題二作では一人の人物について語られる。娘から見ると毒親

    0
    2025年07月08日

    購入済み

    女性に科せられた境界を揺さぶる

    最近よく目にするようになった、いわゆる毒親モノですが、この作品は著者による意図的な母/娘という境界への揺さぶり、そしてその揺さぶりの先に見える、女性の苦しさを描いていると感じました。単に毒親叩きには留まらない作品だと思います。

    #深い #ドロドロ #共感する

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    心を動かされる小説は面白い!親の洗脳によって、娘たちは大切な物を失っている。子供の「ごめんなさい」の意味も考えさせられるな。どの立場で考えるかによってこの本の楽しみ方は変わる。文句なしの星5。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    表題の通り、「毒娘」「聖母」のテーマを扱った2作が収録されていて、内容としても読み応えのある作品だった。

    よく「毒親」とは聞くけれど、母の心子知らずと言うように、一歩引いて見ると「あれ?子供の方がアレじゃない?」という見え方あり、言葉のかけ違いやコミュニケーション不足による思い込みですれ違ってしま

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    2013年頃の短編集。タイトル通り、女の執念で近親者が続々と命を落としていく。イヤ度大。フィクションでありながら、正面から殺人を扱ってこれだけ熱狂的なファンの支持を得られるのは、やはり凄いです。

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    湊かなえさんの作品を久しぶりに読みました。

    自分もこうなる可能性があるな、と心にグッとくる(突き刺さるような感覚)ような話が詰め込まれてました。

    それぞれの視点で読み進めていくと、そのときはこっちはこんな気持ちであっちはそんな気持ちだったのかと思うことが多く、実際も自分自身の見えかたと周りの人見

    0
    2025年11月04日

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