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女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き……。(「ポイズンドーター」) 母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い。 湊かなえワールド全開 一気にこの世界に引き込まれる1行目から、最後の最後まで読者に最後を悟らせない文章力と、ゾワゾワさせる描写さすがすぎる 湊かなえの語り手が変わると印象が180度変わるこの書き方ほんとに好き一人称小説の良さが全開にでてる 被害者意識というか被害妄想を表現するの...続きを読むが巧みすぎる
昨今、「親ガチャ」「毒親」というワードが一人歩きしているけれど、思い通りにいかないときに外的な要因=親を引き合いに出して、うまくことが進んでいるときは、まるで自分一人の力で達成したかのように言う若者が多い。一人で生まれ育った人なんていないのに。 母親は子どもに苦労をさせないように、傷つかないように...続きを読む、守ってあげたいと思うあまり、干渉してしまうけれど、毒親の境界線はどこなのだろうか。 むしろ毒を持っているのは子の方なのでは。子の歪んだ感情が毒親にしているのではないか。 若者に分類される私でもそのように感じる書籍だった。
6編の短編集で、母と娘がテーマとなっています。 親と子の関係が人間性を歪めてしまい、事件を起こす。 どれも娘主観で物語が進み、一見すると親の「歪んだ愛情」「過度な愛情と自己投影」が原因に見える。しかし、事件の真相が客観的に暴かれると、それは「娘」の問題であった。という価値観の反転に驚かされます。 さ...続きを読むらに 巻末の清水由佳子さんの解説でも、反転しました。 「読者の自分も、一歩違えば毒親毒娘になれる。誰しにも起こりえる日常である。作者は、無様な登場人物たちを見下げ突き放すのではなく、それでもなお生きようとする人間への愛が読み取れることが魅力である」 私も、子どもを叱るたび「これも必要なこと」とただ割り切っていました。親として当然だからという理由で、相手を見下げていなかったか。反省です。どの親もどの子も無様でないことなんてないよな。自分も気を引き締めなおして、毒ごと喰らっていこうと思いました。
見える面でしか、判断できない。当たり前だけど。全体を俯瞰できるのであればもっと違った結末があったのかもしれない。読み終わると本当にオセロのようにひっくり返された。複雑な気持ちになった。
短編集でベストフレンド以外は嫌な気分になるけれど、そこが良い。 マイディアレストでは妹が酷く描かれているが問題なのは親であって、読み終えると生意気な妹が可哀想でもある。 優しい人は地味にゾッとして、ネトフリで見るとこの作品が最も印象深かった。 表題二作では一人の人物について語られる。娘から見ると毒親...続きを読む、友人から見ると聖母。母娘が悪い方向にすれ違いながら生きてきた様子が伺える。
女性に科せられた境界を揺さぶる
最近よく目にするようになった、いわゆる毒親モノですが、この作品は著者による意図的な母/娘という境界への揺さぶり、そしてその揺さぶりの先に見える、女性の苦しさを描いていると感じました。単に毒親叩きには留まらない作品だと思います。
#深い #ドロドロ #共感する
心を動かされる小説は面白い!親の洗脳によって、娘たちは大切な物を失っている。子供の「ごめんなさい」の意味も考えさせられるな。どの立場で考えるかによってこの本の楽しみ方は変わる。文句なしの星5。
湊かなえさんの作品を久しぶりに読みました。 自分もこうなる可能性があるな、と心にグッとくる(突き刺さるような感覚)ような話が詰め込まれてました。 それぞれの視点で読み進めていくと、そのときはこっちはこんな気持ちであっちはそんな気持ちだったのかと思うことが多く、実際も自分自身の見えかたと周りの人見...続きを読むえ方ってだいぶ違うなあと思うことがあり、案外小説の中だけの話ではないかもなあ…と。 書き方がそれぞれの心情を交互に書いていたり、インタビューのような形式で書かれていたり、短編集で読みやすいですが、飽きずにサクサク読めます。 小説の読み慣れてない方で湊かなえさんの作品に触れたい方にはオススメです。
ホーリーマザーを読んでも、娘が悪いとは思えない。 「あなたのためを思って」という言葉が嫌い。 娘がそれを望んでいるかどうかは知り得ないのに、 自分の過去の経験から、同じ思いはさせたくないという思考に至り、押し付けがましい態度で子どもを縛る。 子どもの自主性はどこにあるのか。 母親から生まれても、...続きを読む同じ遺伝子を持っていても、全く別の人間なのに。 どうして他者として尊重してくれないのか。 子どもは親の思うようには育たない。 私は娘の弓香が可哀想に思える。
自分が思う自分と、他人から思われてる自分とは全然違うんだろうな と、湊かなえさんの作品はいつも、ある種の戒めのような気持ちになる 子供からみたら、放置するのが聖母かもしれない、でも子供から大人になったらそれは毒親なのかもしれない 難しいな
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