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いつか見た月夜は、これからも、人生に何度だってあらわれるのだろう――加藤千恵さん(小説家)
ぼくたちは、夜を歩く。眠れない夜に。不安な夜に。静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。そんな夜に。
会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、なにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが中学生くらいにみえる女性を連れて歩いているのに出くわしたことから「深夜の散歩」を行うことに。やがて、何故か増えてくる散歩メンバー。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。(解説・加藤千恵)
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Posted by ブクログ
"いつか見た月夜は、これこらも、人生に何度だってあらわれるのだろう"
Podcastを聴いてる加藤千恵さんの帯文を読んで購入
物語の説明をするのは難しいけど、
主人公だけでなく出てくる登場人物たちみんな、特別でなくそこにちゃんと存在していて、感情の動きが描かれていて、リアルな日常を描いてくれている
わたしにだってモヤヤンは現れるし、そんな時は實成同様にウォーキングしたり、音楽を聴いたり、本を読んだり、時にはモヤヤンと向き合ってみたり
そのときに、誰かと一緒にいることだけじゃなく、ひとりぼっちでも素晴らしいと心の底から思える自分でいたい
「いつも月夜なんてありえないけど、月夜じゃなくても歩けるんだよ。わたしもあなたも。他の人たちも、みんな」
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