白ゆき紅ばら

白ゆき紅ばら

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

良い子は天国へ行く。悪い子はどこへでも行ける。行き場のない母子を守る「のばらのいえ」。〈かわいそうな子どもを救う〉という理想を掲げ、ある夫婦が運営するその家で暮らす祐希は、未来のない現実から高校卒業と同時に逃げ出した。しらゆきちゃん、べにばらちゃんと呼ばれ、幼少のころから一心同体だった紘果を置いてきたことをずっと後悔していた祐希は、十年越しに紘果を迎えに行くこと決意をするが――。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    白ゆき紅ばら
  • タイトルID
    :
    2235728
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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白ゆき紅ばら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人は出会うべくして出会う、と言うけれど、言葉にも出会うべくして出会うと思う。ふと手に取った本の一説に、ひどく共鳴することがある。それがこの本だった。本を読みながら泣いてしまう経験は、そう多くは訪れない。この本に出会えてよかった。
    できない事ばかり数えないで。

    0
    2026年06月30日

    Posted by ブクログ

    遠縁の夫婦が運営している施設『のばらのいえ』で育てられた祐希は、高校卒業式の前日に幼少の頃から一緒に過ごしていた同い年の紘果を置いて逃げ出した。
    〈かわいそうな子どもを救う〉という理想を掲げ、行き場のない母子をも受け入れていた『のばらのいえ』は、運営する夫婦と子供たちの間にいい関係は築けてなく、祐希は他の子供たちの世話をしたり、雑用をさせられたりしていた。

    十年後、ある事件がきっかけで祐希は『のばらのいえ』に戻ることになり、紘果を助け出そうとするのだが。

    祐希が『のばらのいえ』で過ごしていた高校時代の回想をはさみながら物語は進んでいきます。
    他人に良く思われたい、崇められたいという身勝手で歪んだ感情を持つ大人は、知らない間に周りの人たちを苦しめている。
    一方で何の見返りも期待せず自然に他人を思いやり助けられる人もいる。
    困った時は、一人で抱え込まず誰かに助けを求められるように、自分もまた誰かを助けてあげられるような人でありたいと思う。
    世の中理不尽なことは多々あるけれど、良い人との出会いが一筋の光となって、彼女たちの背中を押してくれているようで、胸に熱いものが込み上げてきます。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにハラハラした気持ちで本を読んだ。
    洗脳、DV、性的搾取、ヤングケアラー
    いろんな問題それぞれが重くて、章を読み終えるたびに『はぁーーー』と深い息を吐いた。
    最後どうなっていくのかな、2人幸せになってほしいな、とほぼ祈りに近い感覚だった。

    Good girls go to heaven,bad girls go everywhere.

    小説の帯にもなるくらいの印象的なフレーズ。
    この言葉の深みにはまってしまった。
    天国と、どこでも。
    一見するとどちらも良い響きで、良い子も悪い子も報われるような気がしてくる。
    でもこの言葉が意味するのは、
    良い子は天国にしか行けないし、悪い子は地獄にでも行けてしまう可能性があるということ。

    洗脳されたまま良い子に過ごすこと、そこから逃げて荒海に繰り出すこと、どちらが正しいということはないけど、最後に下した2人の選択がとても良かったなぁと思った。
    故に、重い内容の話だったけど読後感はスッキリで、とても好きな一冊となった。

    0
    2026年05月21日

    Posted by ブクログ

    すごく読み易かった。今の2人なら、幸せは不幸に勝つだろうね。

    無意識に他人を苦しめる人、なんでもないことのように他人を救える人、私は後者でありたい。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    ほとんど一気読みでした。こういうの大好き!
    寺地さん作品の中で個人的一位です。動揺をモチーフにしてるのも可愛くて好きだし、というか表紙もかわいいし居場所のない子供のシェルターのようなものが書かれた作品が何故か好きなのでずっと引き込まれてました。積読にある川のほとりに立つ者は、も近いうちに読もうと思います。

    0
    2026年04月17日

    Posted by ブクログ

    胸をつかむ、心を放つ、読後感。
    天秤のように揺らぐ正しさに善意に、その好意に苦しむひとびとへ、贈られる本だと思う。
    生きるという苦しみを生きてという力強さでつつみ込んでくれる文章群に押しつけなく励まされる稀有な物語だ。

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    寺地作品はこれで3作目。家族運営の母子保護施設の話。偽善、支配、負担、束縛。子供の心を支配し都合良く動かすことに、一切の疑問をいだかない。読んでいて辛くもあったが、祐希の運命に流されず不幸に屈しない静かな強さが印象的だった。
    途中の展開も、少しミステリー要素が含まれ、どうなっていくんだろう?と気になるところから一気読み。家族の歪みと再生を書かせたら、右に出る人はいないんじゃない?と思わせる、いい作品だった。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    ハラハラドキドキ、最後までどうなるかわからない展開にぐいぐい引き込まれました。

    誰かを搾取までしてしまっていないか、思わずわが身を振り返ってしまう物語でした。

    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    寺地さんの作品であることを忘れるくらい重たい話だった。
    どこからズレてしまったのかわからない。人の人生はちょっとずつ良い方向にも悪い方向にもズレていくんだと思う。
    でも子どもの頃に人生を修正していくには限界があって、結局大人の手を借りるしかない。良い大人と出会って、チャンスを掴むのは自分自身だから、主体性がないと行動にも起こせない。
    主体性を奪われた子どもが自ら修正していくのは本当に難しい。
    だけど子どもだけでなく、大人の人生も軌道修正していくには、気力と体力が必要。
    いろいろ考えさせられる小説だった。

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    可愛い表紙が目に止まりジャケ買い。御伽話のような小説かなと勝手に思っていたけどそんなきれいな話ではなかった。紘果と祐希の絆の深さが印象的で2人の幸せを願わずにはいられなかった。

    0
    2026年05月31日

白ゆき紅ばら の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    白ゆき紅ばら
  • タイトルID
    :
    2235728
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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