蛇にピアス

蛇にピアス

407円 (税込)

2pt

「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。

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蛇にピアス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    面白かった。村上龍の解説にも納得。何が大丈夫かわからなくても、大丈夫なことはある。曖昧な表現のままの方が正確なことがある。

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    Posted by ブクログ 2024年01月10日

    ギャルにピアスにタトゥーにSM、これでもかというくらい私からはかけ離れた世界なのに、なんでか主人公ルイの気持ちも、2人の男子アマとシバさんの気持ちも、痛い程共感できた。読んでて心が痛かった。私も10代の頃は『生』に何の達成感も感慨もなかったな…って。

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    Posted by ブクログ 2023年12月16日

    面白さ、恐ろしさ、新鮮さという観点で星5をつけたい。ページをめくるのが怖くて、でも先が知りたくて、久々に読書に没入することができた。
    19歳で書いたとは思えない、自分とは違う世界を知っている人の作品だと思った。さっき読み終わったが、どっと疲れを感じている。

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    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    身体改造とか刺青とか出てくるけど至ってストレートな純文学作品。後半は殺人事件を絡めてほんのりミステリーっぽい雰囲気も出してるところが読者の興味を最後まで引っ張り上手い。

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    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    痛みを知ることと生きるということはとても良く似ているのだと思う。周りよりも生きることに無頓着なように見えていたルイは、痛みを感じることで自分が生きていて存在しているのを実感していて、或る意味誰よりも生に執着していたのかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    ルイと同じ年齢の19歳で読めて良かった。

    痛々しいピアスとスプリットタン。
    物凄く人間の「生」を最後まで感じ、途中何故か
    泣いてしまった。

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    購入済み

    すきです

    og
    2023年04月29日

    この作品を読んでどんな感情を抱くのが正しいのかはわからないけれど、多分正解はなあと思っていて。ただ心は揺さぶられて、私の語彙では表現できない嫌な気持ちを残していきます。それでもこの作品は好きで、何故か好きで。小説を読んでは映画を観て、映画を観ては小説を読み。繰り返してしまいます。
    ただひとつ言えるの...続きを読む

    #癒やされる

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    Posted by ブクログ 2022年08月26日

    遠い世界の話だな…と読みながら感じました。
    でも不思議と嫌ではなく、ふわふわとした感じです。それはきっと主人公があまりにも自分とかけ離れていて、感情移入するのではなく神目線から物語を見ることができたからだと思います。
     
    後書きにもあるように、作者自身が主人公の心情を理解しないまま書いたとあり、それ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    高校生ぐらいの頃に初めて読んだものを改めて再読。
    文章量・文体ともにやっぱり読みやすいです。
    割と直接的な表現・描写が多いので苦手な人は途中離脱しそうだなとも思います。

    結局スプリットタンは完成しなかったんだっけ?記憶違いか?となりました。

    0

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