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「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
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Posted by ブクログ
もっと早くに読んでおけば良かった。 時々びっくりするぐらい胸を刺す文章が出てきて、生きるってこういうことなのかもな、と思う一冊だった。 ミーツザワールドを読んだ時、きっとこの人の作品はどれも好きだろうなと思い、金原ひとみといえば蛇にピアスだよなと今さらながら手に取ってみたら大正解。鋭い切れ味の文章...続きを読むで私はとても好き。 映画も見たことがなく、有名作品という印象しかなかったけど、あまりの衝撃に良い意味で印象がひっくり返された。
11/29夜更かしの読み明かしの影響で再読。こんな話だったけってなった。芥川賞を取っただけあって読みやすくあっという間に読んでしまった。シバさん…、感情の移り変わりが全然わからん。が、そこがいい。
「これを読めば痛みを通じて自分が見つかるらしい。」 と言って隣の席の友人がこの本を勧めてきました。 初っ端から痛々しい表現に度肝をぬかれながらも、読む手が止まらず放課後になる前に読み終わってしまいました。おかげで授業の内容はパーです。 僕はこの本は青春小説だと思います。「きっと私の未来にも、刺...続きを読む青にも、スプリットタンにもなんの意味もない」と言い切った主人公。 「青春は、意味もないものに思い切り熱中できる時代。しかし大人は意味があるものにそこそこしか熱中できない。」というのを聞いたことがあります。 部活だって、友達と遊ぶことだって、心から恋愛することだってなんの意味も無いかもしれない。それでも突き進める時代。 物事をやるのに理由とか意味はいらない。すべては運と縁。それでも意味が必要なら、意味なんて自分で作り上げて捏造してしまえばいいのではないか。 この本を勧めた友人は、それまで部活で厳しい練習を強いられていて、なんのためにこんなことをしているのか分からなくなっていたそうです。これを読んだ後は、早朝から夜まで授業の間と放課後でみっちり練習をして、先日全国大会に出場しました。 置かれている状況も性格も、主人公と僕の友人ではまるで違うのに、こんなに影響を与えるなんて、やっぱり読書って素晴らしいなあと思います。 (涼しい部屋で本だけ読んでる自分に焦りもね)
虚無感
後半は怒涛の展開でした。 なんというか、なんともいえない気持ちです 面白かったです
#エモい #深い #ダーク
すきです
この作品を読んでどんな感情を抱くのが正しいのかはわからないけれど、多分正解はなあと思っていて。ただ心は揺さぶられて、私の語彙では表現できない嫌な気持ちを残していきます。それでもこの作品は好きで、何故か好きで。小説を読んでは映画を観て、映画を観ては小説を読み。繰り返してしまいます。 ただひとつ言えるの...続きを読むは、人によってはかなり苦手な作品かもしれない
#癒やされる
小説なのにその痛々しさと生々しさに、実際に本から目を背けてしまった場面も多くあったけど、それほどまでに物語の臨場感がリアルに伝わってくる文章だったのだと思う。 危うさと美しさの世界観に浸れる一冊。 私的に、シバの「俺、残酷な言葉には詳しいの」という一言が印象的だった。 どこかサイコパスなのに、賢...続きを読むさからくる色気というか、ルイがシバに惹きつけられるその気持ちがわかるような、わたしもシバと目が合ったまま言われてるような、そんな気持ちにさせられた一文だった。
高校生の時に読んでたらこの世界から一生抜け出せずにいたかもしれない。 大人になってから読んでよかったと思うくらい刺激の強い内容だった。
面白くて、それほど長くないのでサクッと読めました。目を背けなくなる描写もありますが、この世で生きることがどうでもよくなってピアスをあけたくなるような気持ちになったことはある。だから、主人公の気持ちもわからなくもないなぁと思いました。 サディスティックでエロティックなので人を選ぶ小説でしたが、ミステリ...続きを読むー要素もあり、楽しく読めました。
満足感ある読書体験だった。 するする読めた。 内容は過激なところもあり、万人向けでは無いと思う。自分と生き方が全く違う人を通したそうした世界に浸る時間を味わった。 芥川賞の本の中でもストーリー性も感じられておもしろく感じた。 今まで読んだ同賞の作品だとむらさきのスカート、コンビニ人間に次いで蛇と...続きを読むピアスがおもしろい。 雰囲気は透明に近いブルーに似てる、と思ったら解説に村上龍出てきて、しっくりきた。 「大丈夫」しか思い浮かばないシーンの解説読むとより本書読めた満足感が得られる。
嫌悪感。冒頭から感じたのは、まず何とも言えない気持ちの悪さだったと思う。自分は何にゾワゾワしているのか分からないでいたが、だんだんと“痛み”を選択する(した)姿だと気づいた。身体改造という「何故わざわざ痛い事を選択するのか?」という、自分の理解を超えた存在に対する畏れ。理解の範疇にないから、自分の“...続きを読む相手ならこう思うのでは?”が通用しないことが怖いのだと思った。 しかし、自分の理解の範疇にいる人間なんてそもそもいない、ということにも気付かされる。 文体は非常に読みやすく、スルスルと引き込まれていく。最初は作品のテーマにオドオドしながら読んでいたが、次第にアマとルイの“脆さ”や“危うさ”と怖いくらいの純粋に捉えられていく。毒気十分なのに、寧ろ神聖ささえ感じてしまうのは何故だろう。 大好きとは言えない作品だが、題材や人物、全てを描きらない絶妙なセンスに痺れを覚え、読めてよかったと心から思った!
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金原ひとみ
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