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「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
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Posted by ブクログ
物理的にも精神的にも痛々しくて、でも「痛そうなもの」を書こうとはしていない気がする。 情熱的で切実であまりにも悲しい、愛が下手くそな主人公たち。夢見るように生々しく生きていた。とても好きな作品。一生忘れないと思う。
芥川賞受賞のあの日から読もう読もうとしていた本。ついに手にした。そして読んだ。巳年というのも何かの縁である。 ルイのような女の子は、当時割と居たのではないかと思う。見た目としての強さを手にしていくと同時に、自身の無力さを実感していく過程がたまらなかった。これが現実であると突きつけられた。そして、そ...続きを読むういった現実があるという事から目を背けてはいけないと思った。 10代の自分ではきっと理解出来なかった、受け入れられなかったと思う。何より自分そのものさえも受け入れられなかった。そういった過程を経て、今このタイミングで、出会う事が出来て本当に良かった。素敵な作品だった。
とんでもないものを読んでしまったという衝撃。 自分からは遠い世界の話なのに、ちゃんと地に足ついてる現実身がありだからこそ痛い。ずっと痛い。苦しいのに、先を知りたくなる。最初から最後までずっと惹きつけられ、1秒も飽きさせずに終わる。読み手を選ぶ過激な内容ではあるけど、個人的には好きでした。
鮮烈! 内容はかいつまんで知っていた部分もあったけれど、とても良かった。金原ひとみさんの作品はいつだか『軽薄』を途中まで読んで、その時にも鮮烈さに衝撃を受けた記憶がある。村上龍も解説に書いていたように、現実とのヒリヒリするような距離感、という意味での鮮烈だ。その鮮烈に、真正面から殴られたような気分...続きを読むだ。痛くて切なくて、たまらなくて、読後、家の中のどこにいてもふとした時に涙が出る。 論理性と感情的であることは反対にあるとされる。通常、現実に近づけば近づくほど論理性は失われて、感情的であることが主を占めるように見える。きっと、感情的であることの中に論理性が上手い具合に混じった雰囲気を現実というのだろうけど、私たちにとってそれを証明することは難しい。証明しようとすればどうしても論理性に寄って、感情的であることは切り捨てがちだ。そのことを、どこか受け入れなければいけないという諦めが私たちにはあると思う。論理は書いたから、感情的な部分は行間から読み取ってね、と言うように。文学とは、この諦めに抗って、いい塩梅を探すことそのものであると私は思っている。そしてその抗いには、しばしばもどかしさが付き纏う。 この作品は、現実に寄りすぎて、いえ、あるいは現実的でない部分がどこかにあるからなのか、はち切れるような感情的の裏に非常に洗練された論理性が見える。これはもどかしさから解放されていると言ってもいいくらいの、清々しいほどのいい塩梅だ。感情的であることのピースたちと論理性のピースたちを合わせて、きっかりぴったりジグソーパズルの作品が一個出来上がる感じだ。この感覚が本当に気持ちいいし、何をどうしたらこんな風に書けてしまうんだという感想も出る。 また涙が出るからこの辺にしておく。今日は3人のことを祈りながら眠るだろうと思う。
なんか悲しくなっちゃった なにも分からない犯人も判明しない無念とか放念とかあるんだけど深堀しない ほんとにルイにしか分からないことを書いてるルイに分からないことは私たちにも分からないそれでこの世界はおしまい。そんなのが悲しいんだ
短いし読みやすい。知らない世界のことだから面白かった。ピアスって小さい数字になる方が大きい穴になるんだなー。
本当に面白い。文字を読んでるだけなのに自分の体が痛くなってくる。この手の作品は『限りなく透明に近いブルー』との二大巨頭。
面白さ、恐ろしさ、新鮮さという観点で星5をつけたい。ページをめくるのが怖くて、でも先が知りたくて、久々に読書に没入することができた。 19歳で書いたとは思えない、自分とは違う世界を知っている人の作品だと思った。さっき読み終わったが、どっと疲れを感じている。
虚無感
後半は怒涛の展開でした。 なんというか、なんともいえない気持ちです 面白かったです
#エモい #深い #ダーク
すきです
この作品を読んでどんな感情を抱くのが正しいのかはわからないけれど、多分正解はなあと思っていて。ただ心は揺さぶられて、私の語彙では表現できない嫌な気持ちを残していきます。それでもこの作品は好きで、何故か好きで。小説を読んでは映画を観て、映画を観ては小説を読み。繰り返してしまいます。 ただひとつ言えるの...続きを読むは、人によってはかなり苦手な作品かもしれない
#癒やされる
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