ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大好きで手元に置いて何回も読み返している。生きたさと死にたさ、表社会から楽園追放を喰らったような居心地の悪さを抱える主人公が、二人の男に出会い不可逆の肉体改造を施したり、セックスしてみたり酒飲んだりご飯食べてみたり、そういう中で自分の体の輪郭を必死で確かめている感じが悲愴で可憐で、二人の男たちも重度...続きを読むのサディストだったり癇癪持ちだったりするし主人公を欲の捌け口にしているように見える場面はあるけど、愛そうともしていて、それが身勝手にも見えるし、愛おしくも見えて好きよ
学生時代に映画版を見て影響を受けたと思われる子達がこぞって舌ピアスを開けていたな〜、と懐かしくなったけど当該作品を観たことが無かったのでこちらの原作で挑戦。 主人公・ルイの独白のような語りでストーリが進行する。時折強いワードと感情表現が出てくるのが等身大の彼女を現しているようでリアリティさを増して...続きを読むいる。 流されやすいようで、嫌なことは嫌と言い切るし自分の気持ちに素直でいるところが私も見習いたいくらいルイに好感を持った。 とにかく無駄がない洗練された作品。短めのボリューム感だけどミステリ的要素もあって思考を咀嚼する楽しさすら感じられる。
学生時代に映画を観て、数年越しにやっと原作を読んだ。おもしろかった。原作を読むとより一層、映画版むちゃくちゃよかったなあとも思った。シバさん、アマが原作で読んだイメージまんま。初見が映画だったことも手伝っているのかもしれないけれど。この本がデビュー作ってところに更なる魅力を感じる。デビュー作らしい、...続きを読む力というか。文字でぶん殴られてるというか。いやあ、金原ひとみさん好きだ。
再読とはむかしと今とで、心を持っていかれた場面、目をそむけたくなる場面が変わったことに気づいて、ああ、人生を歩んできたなと思える行為である。私は本書を、その自分の成長具合を測る作品としていて、20代のときに何回か読んでいる。(正直なところ、そこには、芥川賞を受賞した作品を理解できないと私は人間ではな...続きを読むいのではという引け目もあったように思う。)30代で読んだのは今回で初めてだ。残念ながら20代のときに読んだ感想が見当たらなかったが、当時は「痛み」がどうのと言っていた気がする。しかし年齢を重ねて今回思ったのは、主人公が「不安定から安定への道」へ行こうとしているな、ということだった。 主人公は、付き合っている男(アマ)を愛しているとも気付けない19歳のルイ。アマの本名も家族構成も知らないまま関係を深めていくのだけど、アマの死後、シバさんとは名前から知っていって初めていたってまともな関係を築き始める。 上記のところに今回は心が向かった。20代のときに感じた、作品全体に通底した「痛み」は何も感じなかった。さすがに舌ピアスを2Gから00Gに変えたときは、いてぇ~と思ったが、一時的な感想だ。前回読んでから10年以上が経ち、人生は痛みそのものだと感じて、鈍感になったのかもしれない。 今回感想を書くにあたり、芥川賞受賞後の金原ひとみ自身のインタビューを読んだ。そこでは彼女がこのように言っていて驚いた。「当時は舌ピアスをやりたくていろいろ調べていたけど、痛そうだから小説にやらせたところもある。」。 読者は読者でこのように自分の成長深化として小説を使うが、小説家は小説家で、小説にそんな使い方があるのかと驚いた。 私は小説に、感情移入を求めているのを知ったのもこの本からだったかもしれない。 また何年後かに読んで今度は何に自分の心が動いたのかを知りたいと思う。 ----------- 30代で私が感じたテーマ【不安定から安定へ】
多分、20年ぶりくらいに再読。最近金原ひとみさんの記事を読んで気になったので。 20年経っていると、忘れているもので最初から最後までドキドキ、ゾワゾワ。 読後感はまるでフランス映画を観たあとのような。 壮大なミステリー。2000年の渋谷の空気とアマに想いを馳せる。 金原ひとみさん、これしか読んだこと...続きを読むなかったけれど他にも読んでみよう。
虚無感
後半は怒涛の展開でした。 なんというか、なんともいえない気持ちです 面白かったです
#エモい #深い #ダーク
すきです
この作品を読んでどんな感情を抱くのが正しいのかはわからないけれど、多分正解はなあと思っていて。ただ心は揺さぶられて、私の語彙では表現できない嫌な気持ちを残していきます。それでもこの作品は好きで、何故か好きで。小説を読んでは映画を観て、映画を観ては小説を読み。繰り返してしまいます。 ただひとつ言えるの...続きを読むは、人によってはかなり苦手な作品かもしれない
#癒やされる
難しい小説、であったのだろうと思う。 正確には、そうであろうと思うことで自分を納得させようとしているのかもしれない。 それは、僕が昨晩39.1程の熱を出し、あるいはなにかのウイルスに犯されながらも寝付けない夜に暇を持て余すために読み始め、読み終えたのが原因かもしれない。 物語としては抽象性を保った...続きを読むまま一人称で進んで行く小説だった。 主人公、ルイはアマという青年と出会ってから生活を共にすることになる。 アマはスプリットタンであり、背中には刺青を刺しているような青年である。 ルイはアマに対して愛情とも言えないような親密性を持ち、そこにはある種退廃に浸るような生活を繰り返すことになる。 アマと歩くと周りの人は道を開けるし、自分にぶつかる子供は言葉を失って絶句してしまう。 それは、自分が持つキャラクターをある意味正確に理解させないために、アンダーグラウンドというキャラクターを自分に押し付けるような行為だと感じる。 ルイは自分の中にスプリットタンと、刺青を実現させることで、自分の中に社会とは断裂させられる安寧を探していたのかもしれない。 早くそれにしがみつくことで自分の中にあるアマへの信頼を探したかったのかもしれない。 しかし、それは曖昧であり、ルイにも分からない。 これは村上龍の解説でも言われていることだが、この小説では嘘がなく、それはほかの優れた小説と同じように、それでいて曖昧さを孕んでいるのである。 ルイは時々、バイトに出る。 そこでは、ウィッグを付け、正常を装い、正常な人間と関わり、正常にお金を貰う。 しかし、正常であることを異常と思い、自分をやはり、そちら側ではないとパッケージ化するのである。 それはやはり、社会と距離を感じる人々が明示的な何かを手に入れて退廃的に暮らしていくことなのだろうか。 最終的に、ルイはアマを殺したかもしれない、シバと暮らし生活をすることになる。 シバに目を入れてもらいアマを解放してあげる事、それでも自分の中に歯を砕き入れることで蓄えることを儀式的に行う。 結局はシバを蓄えるということはやはり自分の中に何か生活をするための指針を蓄えることであるのかもしれないが、それでいてもやはりルイは死ぬことを選ぶことはしないのである。 人は正確に自分を理解して前に全身をすることはできないのかもしれないが、それでも我々は前か、横か、後ろに歩きながら変わっていくのであろう、と思う。 追記 そういえば、最近影響や文脈、哲学の端にあるものを語らなくなったような気もする。 それはどうしてだろうか? やはり理解するだけの活力や気力というのは時期によって違うし、自分の中に蓄えている知識や言葉もどんどんとこぼれ落ちていってしまうからだろうか。 それはもちろん文脈も同じで、そこにある繋がりや考え方の筋もこぼれ落ちて言っているのだろうか。 まあ、とにかく、それが、つまり変化が、できるだけいいものであればいいなま思う。
映画を随分昔に見てからやっと原作を読めた。 生々しく痛々しい描写に目を背けたくなるところもあったが、ページ数も少なめでテンポ良く読むことができた。全てがどうでも良くなったり、何かアングラな場所にいってメチャメチャになりたいな、みたいな気持ちを抱えたことがあるのでルイに共感を覚えました
心の一部を掴まれて、互いに離れられなくするような乱暴な人間関係、依存とも言える主人公たちの破滅を見て、反対にいい人間関係とは何か?を立ち返るきっかけになった本だった 世の中には、こういう接し方しか知らない人がいるよなとも思え、悲しくなった。 主人公がいきなり痩せていることを、指摘されるシーンは、リ...続きを読むアルな感じがして驚いた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
蛇にピアス
新刊情報をお知らせします。
金原ひとみ
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
最後の晩餐
アタラクシア
AMEBIC
踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君
オートフィクション
緊急事態下の物語
クラウドガール
軽薄(新潮文庫)
「金原ひとみ」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲蛇にピアス ページトップヘ