無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
桐野夏生『インドラネット』角川文庫。
タイトルの『インドラネット』とはインドラの網ということで、物語が急展開する後半で説明がある。全く予備知識も無く読み始めたのだが、予測不能の展開と驚愕の結末に一気読みだった。読み終えてみれば、物凄く練られた小説だと非常に感心した。
東南アジア独特の熱量、海外ならではの平和ボケした日本人が遭遇する危険的状況が桐野夏生の手により、見事に描かれている。
年収260万円で働く非正規雇用の25歳になる八目晃はゲーム三昧の無為な生活を行なっていた。
ある日、晃は実家の母親から近所に住む仲の良かった同級生の野々宮空知の父親が亡くなったという連絡があり、葬儀に顔を出す。空知はモデルのような風貌とカリスマ性を合わせ持ち、何故か平凡でクラスでも不人気な晃だけを特別扱いしてくれたのだ。
晃はその葬儀に息子の空知と空知の妹の美貌の2人の姉妹の姿が無かったことに驚く。聞けば、空知も2人の姉妹も東南アジアに向かい、消息不明になっているらしい。
晃は葬儀に出席していた安井と名乗る男から資金を出すので、カンボジアで消息を絶った空知と2人の姉妹の行方を探して欲しいと頼まれる。非正規雇用に嫌気を感じていた晃は仕事を辞め、カンボジアへと向かう。
海外旅行は初めてで右も左も解らない晃に吉見というバックパッカーの女性が近付き、格安のドミトリーを紹介すると言われ、連れて行かれたドミトリーハウスで初日の晩に30万円を盗まれ、途方に暮れる。
晃はカンボジアで同級生の空知と2人の姉妹を見付け出すことが出来るのか。3人がカンボジアに留まり、帰国しない理由は一体何だったのか。
本体価格860円
★★★★★
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸