大野多加志の作品一覧
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ユーザーレビュー
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子どもの頃抄訳で読んだら、抄訳だけでなく「この続きは大人になって読んでくださいね」と途中で終わっている話だった。「偕成社文庫』3分冊の「上」は1部、ファンチーヌの死まで。ぐいぐい読ませる。面白い!
Posted by ブクログ
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この巻でクライマックスを迎えます。
登場人物がそれぞれ考え悩み苦しみます。死んでしまう登場人物もいるので、読んでいてけっこうショックでした。
バリケードでの戦闘シーン(銃撃戦)はあまり得意ではないのですが、登場人物の心の動きなども多く語られていて重要なシーンでした。
ジャン・ヴァルジャンはバリケー
...続きを読むドに行っても人を殺すことなく看護の手伝いをしました。
コゼットを取られたくないと思う反面、結局はマリユスを助けます。ジャベール警部をも助けるのです。
ポニーヌはマリユスへの報われない愛情を注ぎ最後はマリユスを助けて死んでしまいます。切ないです・・・。
しかし、最後の方でテナルディエがマリユスをゆすろうと訪ねて行き、反対にジャン・ヴァルジャンの本当の姿を、マリユスに知らせることとなるシーンはすっきりしました。
ジャン・ヴァルジャンが、コゼットの小さな服をずーとカバンに入れて大事に持っていたこと、その服を並べて泣いたところは、涙があふれてきました。私はカバンの中身はお金だと思っていたので、よけいに泣けました。
最後、やっと3人で幸せに暮らせるのではと思いましたが、ジャン・ヴァルジャンは死んでしまうのですね。
愛情・自由・人権・親子・家族・真の幸福などいろいろなことを考えさせられる作品でした。
機会があれば、完訳版も読みたいです。
【あらすじ】
ゴルボー屋敷からジャベール警部がテナルディエ達を逮捕したところから始まります。
マリユスもこの屋敷から去っていきます。
ジャン・ヴァルジャンはうまく逃げ去っていました。
マリユスは偶然テナルディエの娘エポニーヌと出会う。
エポニーヌによってマリユスはコゼットの家を知ることになり、マリユスとコゼットは深く愛し合っていることを確かめあう。
しかし、ジャン・ヴァルジャンは自分の愛するコゼットが離れて行ってしまうことに、悩み苦しむ。
マリユスはパリで起こった暴動に参加しバリケードにいることをジャン・ヴァルジャンは知ることとなる。
このバリケードには登場人物がつぎつぎと集まってくる。
エポニーヌはマリユスを助けるために命を落とす。捕らわれの身のジャベール警部はジャン・ヴァルジャンに逃がしてもらう。
そして、マリユスは瀕死の状態になったところをジャン・ヴァルジャンが背負い、断絶状態の実家まで運ばれる。その間、ジャン・ヴァルジャンは環境の悪い下水道をずっと背負ったまま進んでいく。
マリユスが回復するまで何カ月もかかったが、和解した祖父はマリユスとコゼットの結婚を許してくれる。
しかし、ジャン・ヴァルジャンにとっては、表面上は喜んでいたが内心はかなしくてしょうがなかった。
ジャン・ヴァルジャンは悩んだ末、マリユスに全てを告白した。自分は脱獄囚だが、コゼットとは一緒にいただけで、何の関係もない。これからは会わないと約束する。
その夜、ジャン・ヴァルジャンはコゼットを引き取った時の、小さな服を並べ泣き明かした。
マリユスは自分を助けた人物を知らなかった。ある日、変装したテナルディエがマリユスを訪ね、自分はコゼットの秘密を知っているという。
テナルディエはコゼットが人殺しのジャン・ヴァルジャンの娘であるといい、マリユスから金を引き出そうとしていた。
テナルディエが殺したと思っていた人間はマリユスだった。そして、ジャン・ヴァルジャンが今まで、どれだけ人のために生きてきたかを知ることとなる。
マリユスとコゼットはジャン・ヴァルジャンのところに会いに行くが、その時もうジャン・ヴァルジャンの命はわずかだった。
ジャン・ヴァルジャンは「死ぬことはおそれていないが、悲しいのはもう生きられないことだ。」と言い。コゼットとマリユスに見守られ死んでいった。
Posted by ブクログ
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上巻に比べて、この巻ではドキドキハラハラする部分が多かった。
ジャンブァル・ジャンはコゼットを見つけ出し、テナルディエ夫婦から引き取ることができた。ここでのコゼットの生活はひどいものだった。
ジャンブァル・ジャンはコゼットとのかかわりも、自分が何者かも告げないので、彼がコゼットにやさしくするところや
...続きを読む、意地汚いテナルディエ夫婦とのやり取りは面白く読んだ。
その後、しばらくはひっそりと二人で暮らしたが、また、ジャベール警部に見つかってしまい、修道院に逃げこむことになった。
ここで以前、助けたフォーシュルブァンじいさんの手助けによって、落ち着いて生活できるようになり、コゼットは成長してゆく。
この間、新しい登場人物のマリユスという男性のことも同時に書かれてく。
ホッとして読んでいると、また、テナルディエ夫婦とかかわることになってしまう。テナルディエ一家は破産し、最低の暮らしをしていた。
初めテナルディエ夫婦はコゼットとジャンブァル・ジャンだとは気が付かなかったが、ジャンバル・ジャン(実際に名前を知っているわけではない)だとわかると、悪い仲間と彼を捉えて大金を引き出そうとするが、彼は応じない。
そこで、殺そうとするのだが、隣に住んでいたマリウスの起点で、ジャベール警部が踏み込んでくる。
マリウスはテナルディエ夫婦の悪だくみを知り、事前に警部に相談していたのだが、ジャンブァル・ジャンとジャベール警部との関係は知らなかった。
もちろん、ここにジャンブァル・ジャンがいるとは警部は知らなかったのだが捕まってしまうのだろうかと、ひやひやするシーンだった。
しかし、ジャンブァル・ジャンは、テナルディエ夫婦と悪い仲間たちが警察につかまっている間に逃げ出したところで終わっている。
この、マリウスもまた、いろいろなことに悩み生きている若者で、ジャンブァル・ジャンやコゼット、テナルディエ夫婦の娘エポニーヌと深くかかわっていくようです。
Posted by ブクログ
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「偕成社文庫』3分冊の「中」は第2部・第3部。ジャン・バルジャンがテナルディエからコゼットを救い出す。成長したコゼットはマリユスと出会い、恋をする。ジャン・バルジャンを追い続ける警官・ジャベール、悪漢・テナルディエがいく先々でジャン・バルジャンを苦しめる。まだまだ面白い展開!
Posted by ブクログ
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ミュージカルで感動して読んでみました。偕成社(ほか)から出ているわりに、子供向けではなくて大人向けの話だと思いますが…。あ、でも世界名作劇場でアニメ化するらしいですね、コゼットをメインに。過去の行いを償うように生きるジャンの半生の物語、といった感じ。
Posted by ブクログ
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