椿宿の辺りに

椿宿の辺りに

720円 (税込)

3pt

三十肩と鬱に悩まされている皮膚科学研究員の山幸彦は、ふたごの鍼灸師のすすめで祖先の地、椿宿に向かう。山幸彦は、そこで屋敷と土地の歴史、自らの名前の由来を知り……。入りくんだ痛みとは何かを問う傑作長編。

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椿宿の辺りに のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ちょうど高校生以来、派手に捻挫して土日を鬱々と過ごしているときに「そういえば主人公が痛みに悩んでいる読みかけの本があった!」と思い、手に取った。
    リンクしている作品である「f植物園の巣穴」も高校生のとき、自分としては読みにくくやっとの思いで読み終わった記憶があったが、こちらは案外サクサクと読み終わっ

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    『f植物園の巣穴』の姉妹編。
    めちゃくちゃ面白かった!
    この面白味も『f植物園の巣穴』があってこそ。
    ということで、☆4だった『f植物園の巣穴』も☆5に修正し、こちらも勿論☆5!
    ご興味がおありの方は是非、『f植物園の巣穴』から読んでいただきたい。

    まだ三十代だが頭痛・腰痛持ちのうえ四十肩と鬱に悩

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    何年か前に「五十肩」を患い、また「実家の空き家化問題」を抱える身として、馴染みやすい設定だった。

    「f植物園の巣穴」の続編ではあるが、こちらは前作の主人公の曾孫の時代=現代のお話で、文体もとっつきやすい感じがする。結末も現代的というか現実的な印象。こちらを先に読んでもいいかもしれない(どちらが先で

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    なんでこんなに大きな話が生まれるんだろう
    この国つまり日本の土の香りとか、そういう局所的なテーマからのようでいて、宇宙とかセカイとか4次元以上の世界とか、とんでもなく大きいもののことを聞かされてる気になる
    梨木さんはほんと何なんだ?

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    梨木香歩の椿宿の辺りにを読みました。

    主人公の佐田山幸彦(通称山彦)は化粧品を開発する会社の会社員です。
    最近、原因不明の痛みに悩まされています。
    彼の従姉妹の海幸比子(通称海子)もまた原因不明の痛みに悩まされています。

    海子が通っている仮縫鍼灸院の治療師の亀シの提案で山彦は彼らの祖父の実家のあ

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    「椿宿の辺りに」(梨木 香歩)を読んだ。
    前回読んだ時の感想で『評価が分かれるかもしれない』と書いたが、やっぱり今回読んでみても、後半の手紙にまとめられてしまった部分が少し残念だという思いは変わらない。
    がしかし、それでも私はこの作品が好きだな。
    できれば続編を、とも思うが屋上屋か。

    0
    2022年08月28日

    Posted by ブクログ

    まさかのF植物園の巣穴と繋がるとは知らず読んでいてびっくり。意味がわからなかったけど、まさかのここであぁーーーと付箋回収された感じでした。

    相変わらず面白い、山幸彦と海幸比子ってのも笑えたし2人のやり取りも結構好き。

    山幸彦みたいな人と出会っても話したくないなー、この人にこんな変な物語聞かされた

    0
    2024年08月19日

    Posted by ブクログ

    痛みに導かれるように椿宿へと向かう。
    こんがらがっていた紐が解されるように徐々に優しくあるべき姿にもどる。
    痛みの描写に何度も顔を顰めたけど、視界がだんだん見えてくるようになる展開は素敵です。

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    良いです。起承転結はあるものの浮き沈みが緩やかで先が気になるけれど淡々と進むお話。普段の日常って思い通りにいくこともそうでないことも受け入れたり抗ったり。それを踏まえた話の流れが綺麗で引き込まれる小説ですし、私は好きです。

    0
    2023年05月02日

    Posted by ブクログ

    ユニークなのは名前だけではない。
    山彦と海子や母親とのやりとり、亀シの立ちふるまいなど、心の中はムハ、ニヒ、クック状態。
    願いは体の痛みからの解放。それが名前や屋敷の謎、なんでこうなったを追うことにつながってゆく。
    裏表紙の「深淵でいてコミカル」というのは、まさに言い得て妙。
    どこかすっとぼけたよう

    0
    2023年02月05日

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