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Posted by ブクログ
梨木さんのエッセイやノンフィクションを読むとなぜだろうかいつも気持ちがすっきりする。
なにかもやもやしているとき、自分が嫌でたまらなくなったとき、梨木さんの文庫本をパラパラめくり目に留まる部分を読んでみたりする。わたしは梨木さんのことが好きなのだなあとしみじみ思う。
さあこの本はどんな事が書いてあるのかしら
「渡り」をする鳥たちを観て感じたこと・・鳥に限らず「渡り」をした人たちとの関わり・・「渡り」ができない植物・・鳥たちや自然とともにある人たち・・
そして梨木さんの、梨木さんの中で柔らかく時に激しく衝突して生る(なる)思いが素晴らしい・・
とりわけ鳥たちに対する、語りかけや問い、感動、それぞれが直球で、梨木さんの可愛らしさが感じられ、とても幸せな気分になる。
鳥に限らず生きているものはその中に測り知れない命のリズムを持つ。この本を読んで、鳥のことがとても好きになり尊敬の感情が湧いた。でもそれは鳥に対してだけではなく命に対しての尊敬、と感じる。
きっと私もあなたも、素晴らしい鳥だ。
辛いなと思っても、
「個の体験はどこまでもその内側にたたみこまれて存在の内奥を穿ってゆく」(78頁より)
だからこの先も、命を諦めず生きていこうと思う。
Posted by ブクログ
なるほどこういうのが「ネイチャーライティング」というのか、と解説を読んで知りました。
「水辺にて」から引き続きで読んだので、似通った雰囲気の内容に少しおなかいっぱいだなーと思いましたが、そこはさすが梨木香歩さんの筆力で、読み始めるとすーっと、知床やウラジオストックやカムチャッカの空気に触れるような気がしました。
今回も鳥だけでなく、木々草花、キノコ類にまで博識なところが見て取れて、もうひれ伏すしかないなと思いました(笑)名前が出てきても、ひとっつもそのビジュアルが浮かびません(涙)
こんなにも鳥や自然に惹かれて、せっせと足を運び、知り、考え、書いて・・・梨木香歩さんは何をどこまで求めるのだろう。
「春になったら苺を摘みに」に書かれていたことに関連するところもあり、このエッセイは大好きなので、そのタイトルが出てきた途端、背筋がピンとしました。歴史の重い重い事実が、このように丁寧に語られ、それを知らない人たちに読まれていくことの大切さを改めて感じました。
まだまだ読み深められていないので、いずれ再読が必要かな・・・。梨木香歩作品を読み続けたいと思います。
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小説・文芸
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