海うそ

海うそ

814円 (税込)

4pt

昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野は南九州の遅島へ赴く。かつて修験道の霊山があったその島は、豊かで変化に富んだ自然の中に、無残にかき消された人びとの祈りの跡を抱いて、秋野の心を捉えて離さない。そして、地図に残された「海うそ」ということば……。五十年後、不思議な縁に導かれ、秋野は再び島を訪れる。

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海うそ のユーザーレビュー

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    植生や遺跡の描写が緻密で
    実在の島ではないかと疑ってしまう
    島を歩いて伝承や考察
    信仰の対象であった名残を
    感じさせるシーンなど
    自分もフィールドワークに
    参加しているようだった

    最後にバブル期の開発?を
    思わせる場面があって
    面変わりをしんみりと感じつつも
    そういった開発は
    意外に失敗した事を

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだ『ピスタチオ』も良かったけど、こっちも超良かった!!
    読書時の私自身の心持ちにもよると思うけれど、読みごたえとしては『海うそ』の方がずっと良かったかも。

    昭和初期。
    人文地理学者の秋野は、亡くなった同室の主任教授が残した研究を補完する為、南九州の「遅島」を訪れる。
    (秋野は一昨年に

    0
    2024年12月03日

    自然・史跡・遺構等々

    朗読サイトでこの本を知り購入。いつもながら自然描写が秀逸で、自然との共生の有様に思いを馳せる。古より心の拠り所としての民間信仰・仏教伝来・帰依、修験道等々様々な要因で各地でそれぞれの栄枯盛衰を経ているよう・・明治政府の神仏分離令はこの島でも容赦なく廃仏毀釈
    僧籍剝奪還俗その理不尽な状況も捉えてい

    #深い

    0
    2021年11月20日

    Posted by ブクログ

    若い時に人文地理学の調査で遅島に訪れる。そこは自然豊かで温かい人の優しさで溢れていた。調査は中途半端で終わり長い年月を経て息子が遅島でリゾート開発に携わっている事を聴き50年振りに訪れる。
    そこはかつての自然豊かな島ではなくなり人の手がふんだんに加えられ調査を終わらせなかった自分に悲観するがかつてみ

    0
    2021年09月28日

    Posted by ブクログ

    作品を通して伝わってくる、なんともいえないもの哀しさが心地良い作品であった。
    人生に悲観している時に読めば、一文一句が体に染み渡るように感ぜるだろう。
    疲れている人、何かを失いその拠り所を求めている人などにおすすめしたい。

    0
    2018年12月01日

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