• 海うそ

    自然・史跡・遺構等々

    朗読サイトでこの本を知り購入。いつもながら自然描写が秀逸で、自然との共生の有様に思いを馳せる。古より心の拠り所としての民間信仰・仏教伝来・帰依、修験道等々様々な要因で各地でそれぞれの栄枯盛衰を経ているよう・・明治政府の神仏分離令はこの島でも容赦なく廃仏毀釈
    僧籍剝奪還俗その理不尽な状況も捉えている。何もかも風化しながら現代まで過疎化が進み・・これまた日本各地で見られる観光地として開発されて幾ばくかの経済基盤となっていく。それぞれの意識焦点を息子との対話の中で反映ー海うそとは蜃気楼とのことーすべては幻のようでいて現世に受け継がれる確かなものは海うそだけなのか、作中の記述「喪失とは私のなかに降りつもる時間が増えていることだった」現実といかように折り合っていくかの永遠のテーマ
     それにしても表紙見開きページ地図余りに丁寧な描き方、私は必死になって検索した。遅島え~っと読み方は???記載されている地名検索断念し本文を読む。ハマカンゾウ、カノコユリ自生、観光地として開発などで、もしかしてモデルは甑島?今は3架橋ある・・今更ながら本当に愚鈍な私!

    #深い

    0
    2021年11月20日