エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

首都に巡らされた不思議な地下通路。昔の生活が残る小さな島の老婆たち。古いホテルの幽霊。海辺の葦原。カヌーで渡る運河の涼やかな風。そして密かに願ったコウノトリとの邂逅は叶うのか……。北ヨーロッパの小国エストニア。長い被支配の歴史を持つこの国を訪れた著者が出会い、感じたものは。祖国への熱情を静かに抱き続ける人々と、彼らが愛する自然をつぶさに見つめた九日間の旅。

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エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月27日

    駅ピアノでやっていたタリンの国。ヒトが生活するだけで多くの種が絶滅に追いやられる。自然にとっては人間の経済活動よりも放射能汚染の方がまだまし。多様性と言いながら大量虐殺を止めることなく地球を破壊し続けるヒトへの絶望感。多くのことを考えさせられました。さすがはプロの作家さんの紀行文で読まされました。素...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月18日

    すっかり梨木香歩さんにハマってしまっている。

    梨木さんがガイドさんとエストニアに取材。
    ただの海外取材ではなく、きちんと梨木さんの動植物、料理に対しての深い知識と想い、世界観が込められている。

    もうすっかりエストニアには行ったことがあるような気分。
    そして、今度はゆっくりと滞在したいと思ってしま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月26日

    旅をする上で大切なことは、本当に自分が行きたいところに行くこと。
    だけど予定が変わってしまっても、それを楽しむこと。
    ふだんの生活においても、また同じ。

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    Posted by ブクログ 2017年11月19日

    数々の自然に対する造詣が深い梨木香歩のエストニア紀行文。エストニアがどこにある国なのか先ず確認する作業は厭うまでもなく、ページを開くと直ぐに地図が現れます。北欧のバルト海に面したロシアと隣合わせた位置でした。その旅の紹介は行きの飛行機内での様子から始まります。副題に「森の苔・庭の木漏れ日・海の葦」と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    梨木香歩の世界観が満載の紀行記。彼女の着眼点が顕になることによって、あの独特の作風の根を垣間見ることができる。良作。

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    Posted by ブクログ 2022年08月15日

    酸いも甘いも包み隠さず書かれたエッセイ。
    鳥を見たとか鹿を見たとかについつい羨ましがっちゃう梨木さんがかわいい。

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    Posted by ブクログ 2020年07月16日

    自然の描写に癒された。
    エストニアの知識だけではなく著者の独特な感想や、幽霊騒ぎ等のハプニングがあって面白かった。
    著者一行がハプニングを楽しんでいるように思えて、その姿勢を見習いたいと思った。
    旅にハプニングは付き物で、それを楽しめる人が旅を本当に楽しめる気がする。
    私も実際にエストニアの自然を感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月13日

    はぁぁぁぁ。素敵。
    エストニアには私も2012年の5月(梨木さんの行く3ヶ月前だ!)に行って一目惚れした。
    ロンドンから1人、タリンに向かう飛行機の中で、タリンのミュージシャンのお兄さんに出会い自作のCDを貰ったのを皮切りに、タリンではちょうど音楽祭が開催されていて、街の至る所で音楽が鳴り響く。広場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月13日

    作家梨木香歩によるエストニア紀行。さてエストニアとはどこにあったっけ? それくらいの知識しかもたずに読み始めましたが、すぐにその地に引き寄せられました。
    梨木さんの目を介してエストニアの文化と自然を見る。きっと自分がその地に立った時には気付きもしないものに気付かされ、エストニアの魅力に心を寄せます。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    著者がエストニアを尋ねた際の紀行文。北欧の小さな国の穏やかな様子、自然の豊かさや厳しさが描かれる。きっといい本だろうなと思いながら、なぜかなかなか入り込めなかった気がする。
    著者はずいぶん世界のあちこち行ってるみたいだけど、そのなかでなぜエストニアについて書いたんだろうというところが読み取れなかった...続きを読む

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