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昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた――教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。(解説・河合隼雄)
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Posted by ブクログ
傷つくのが怖くて、何もしなかったら何もできない大人になってた。 けど、レイチェルの言うとおり、傷ついたら、傷ついた自分を誤魔化さずにまいってしまえばいい。素直にまいることが出来なかったから今の自分がある。
「本当の服」や「地中に住むもの」の意味するところに惹かれた 河合隼雄の解説も興味深く、深淵な怖さもある マーサからももっと学びたいなあ
梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』を読んで作品世界に惹かれ、その流れで手に取った『裏庭』は、家族との関わりや自分の心を大切にすることの意味を深く考えさせてくれる物語でした。 読みやすさの中に心の奥に触れる言葉があり、現実での気づきへとつながっていく点に強く感銘を受け、主人公が異世界での体験を通して...続きを読む心の傷と向き合い、生きることや志を持つことの大切さを学んでいく姿は、私自身が日常で抱える葛藤や孤独と重なり合いました。 その過程で、子どもにどう向き合うか、愛情をどう注ぐかということを改めて考えさせられ、しっかりと心に寄り添い向き合うことが成長を支える大切な姿勢であると気づかされました。 梨木さんの作品は単なるファンタジーにとどまらず、現実の生き方や人との関わり方を問いかけてくる力を持っており、『裏庭』を読み終えた今、心の奥にある「裏庭」をどう耕していくか、自分自身の生き方を見つめ直すきっかけとなりました。
小学生の頃、母に買い与えられて読み始めたが、ファンタジーの世界観に入り込めず断念。中高大と読む機会があったが、やはり理解出来ず、読みきれなかった。社会人になった今、改めて読んでみると、これはファンタジーでは無かったなと気がつきました。なんだかいつも側にいてくれた本として、私はとても好きです。
20年くらい前に読んで衝撃を受けた作品 本の世界に没入するという体験を初めてした作品でもあります。 主人公の照美の近所にある 丘の麓のバーンズ屋敷 お化け屋敷とも呼ばれるそこは 子どもの頃の大人に怒られるかもしれないけど 行ってみたいという 子どもの好奇心をくすぐるような不思議な場所 照美のお父さ...続きを読むんもお母さんも 実は小さい頃にそこで遊んでいたり 近所に住む友達のおじいちゃんから そこの屋敷にまつわる話を色々聞いたり 近所ではあるけど 日常ではないそこがミステリアスで なんともいえない魅力を放っています。 バーンズ屋敷に関わる"裏庭" 照美はそこに足を踏み入れていく 20年越しに読んでも感じ方は変わらなく 最後までとても面白く読む事が出来ました。
今の自分に置き換えて、生きるヒントをいただいたような、少し救われたような気持ちになった。 私は、傷を恐れ、支配されてしまいがちなので、読み進めるたびに反省...。鎧を着ても、傷は治らないんだよなぁ。 裏庭を冒険する照美ちゃんの姿を見て、勇気が湧いた。 実は高校生くらいの時に読んだけれど、その時...続きを読むはなんとなく世界観がイメージしにくかった。大人になって、やっと面白さがわかるようになった。 今出会えてよかったと思える作品でした。
こんな感じ、知っているような知らないような、空を飛ぶような地を這うような。 英国人別荘の裏庭から繋がる異世界への旅。 仏教の輪廻転生(六道)を旅するということ、言語化するとこんな感じなのかも。 恐ろしい美しさと共に、抗えないほどの凄まじい肯定がある。
中学時代に読んだ本。 梨木さんの「西の魔女が死んだ」を読み、 他の作品にも興味を持ち、購入。 家族旅行の際に、この本を持っていき、夜ホテルで読み始めたら先が気になり、ページを捲る手が止まらなくなり、ほぼ徹夜をして読んでしまったことを今でも覚えています。 学生時代の私に良い読書体験をもたらしてくれ...続きを読むた、かけがえのない作品です。 近々、再読したいです。
自分の中の庭をどう育み、生きていくのか。 少女が自分の心の中にある家族へのわだかまりや罪悪感を抱きしめられる強さを得るためには、こんなにもしんどい試練を受けなきゃいけないのかと。何度も涙したし、一生読み続けたい大作。
梨木香歩先生の作品を読むのは、西の魔女が死んだに続き今作で二作目です 西の魔女が死んだ と比較するとやや難解な部分もありましたが、(グリム童話を読むともっと深く理解できたのかな?と思っています) はっとするセリフがとても多く、読後は温かな余韻が広がっていました テルミイの勇敢な行動に勇気づけられま...続きを読むした 激しい感情の嵐に、じぶんの心を重ね追体験しているような気持ちにもなりました 梨木先生の美しい表現にも癒されます 河合隼雄先生の解説も興味深く読ませていただき、作品に対する理解が深まりました
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裏庭(新潮文庫)
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梨木香歩
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