裏庭(新潮文庫)

裏庭(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた――教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。(解説・河合隼雄)

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裏庭(新潮文庫) のユーザーレビュー

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    20年くらい前に読んで衝撃を受けた作品
    本の世界に没入するという体験を初めてした作品でもあります。

    主人公の照美の近所にある
    丘の麓のバーンズ屋敷
    お化け屋敷とも呼ばれるそこは
    子どもの頃の大人に怒られるかもしれないけど
    行ってみたいという
    子どもの好奇心をくすぐるような不思議な場所
    照美のお父さ

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    今の自分に置き換えて、生きるヒントをいただいたような、少し救われたような気持ちになった。

    私は、傷を恐れ、支配されてしまいがちなので、読み進めるたびに反省...。鎧を着ても、傷は治らないんだよなぁ。
    裏庭を冒険する照美ちゃんの姿を見て、勇気が湧いた。


    実は高校生くらいの時に読んだけれど、その時

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    中学時代に読んだ本。
    梨木さんの「西の魔女が死んだ」を読み、
    他の作品にも興味を持ち、購入。

    家族旅行の際に、この本を持っていき、夜ホテルで読み始めたら先が気になり、ページを捲る手が止まらなくなり、ほぼ徹夜をして読んでしまったことを今でも覚えています。

    学生時代の私に良い読書体験をもたらしてくれ

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    自分の中の庭をどう育み、生きていくのか。
    少女が自分の心の中にある家族へのわだかまりや罪悪感を抱きしめられる強さを得るためには、こんなにもしんどい試練を受けなきゃいけないのかと。何度も涙したし、一生読み続けたい大作。

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    こども時代、こんな大人になりたい。なりたくない。と思うことがあるだろう
    でも、気づいたら、ああ私あの時のなりたくない大人になってしまった。と
    そんな人にゆっくり時間をかけて、思案しながら読んで欲しい
    おとなだからこそ

    0
    2022年01月21日

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