裏庭(新潮文庫)

裏庭(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた――教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。(解説・河合隼雄)

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裏庭(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こんな感じ、知っているような知らないような、空を飛ぶような地を這うような。
    英国人別荘の裏庭から繋がる異世界への旅。
    仏教の輪廻転生(六道)を旅するということ、言語化するとこんな感じなのかも。
    恐ろしい美しさと共に、抗えないほどの凄まじい肯定がある。

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    中学時代に読んだ本。
    梨木さんの「西の魔女が死んだ」を読み、
    他の作品にも興味を持ち、購入。

    家族旅行の際に、この本を持っていき、夜ホテルで読み始めたら先が気になり、ページを捲る手が止まらなくなり、ほぼ徹夜をして読んでしまったことを今でも覚えています。

    学生時代の私に良い読書体験をもたらしてくれ

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    自分の中の庭をどう育み、生きていくのか。
    少女が自分の心の中にある家族へのわだかまりや罪悪感を抱きしめられる強さを得るためには、こんなにもしんどい試練を受けなきゃいけないのかと。何度も涙したし、一生読み続けたい大作。

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    こども時代、こんな大人になりたい。なりたくない。と思うことがあるだろう
    でも、気づいたら、ああ私あの時のなりたくない大人になってしまった。と
    そんな人にゆっくり時間をかけて、思案しながら読んで欲しい
    おとなだからこそ

    0
    2022年01月21日

    Posted by ブクログ

    年の瀬にとても素敵な本に出会ってしまった!もうこれはプレゼントでしょう。

    1回じゃ理解し切れていない部分が多々ある。2回、3回と読んで自分の中に落とし込まないと。

    最近自分の怒り方が母親と同じことに気付いた。何を言っても取り付く島のない母親の怒り方に、幼い頃の自分はどうしたらいいか分からなくて途

    0
    2021年12月23日

    Posted by ブクログ

    率直に感動した。大作だった。
    己の傷と対峙することのどれほど険しく難しいことか。傷との融合の話でもあったのかと思う。印象に残る文が多くて、それぞれの箇所について感想を言い合いたくなる。
    日本の家庭って、家に庭って書くんだね。その庭をどう手入れし育み作り上げていくかは庭師次第なのだと。
    エピローグ後の

    0
    2021年11月19日

    Posted by ブクログ

    仲が悪いわけでもないけど、良くもない家族の中孤独感を抱え、双子の弟を亡くした照美は、近所の廃屋の鏡から"裏庭"と呼ばれる不思議な世界へ。様々な出会いと試練を超えて照美の心は成長します。
    大人に近づいた照美の成長に、どこか切なさを覚えるのは私だけでしょうか?
    感動と小さな引っ掻き傷

    0
    2021年05月23日

    Posted by ブクログ

    私にとってほぼ初めてのファンタジー小説。
    想像しきれない描写がありつつも、世界観に引き込まれました。
    面白かったです。

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    読書好きの友人から貰った本。いい本を頂きました。ありがとうございました。
    1995年の第1回児童文学ファンタジー大賞の受賞作。文庫版は2001年1月の発行から20年間で37刷のロングセラー。そんなことは知らずに、友人から貰ったというだけで、内容も全く知らずに読み始めましたが、一気読みでした。

    戦前

    0
    2021年06月22日

    Posted by ブクログ

    その日はしとしとと、音もなく小雨の降る日で、ほら、そんな日は人と人との距離がとても短くなるものだ。気を付けなければならない。(本文より)

    0
    2024年08月29日

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