オリガ・モリソヴナの反語法

オリガ・モリソヴナの反語法

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説。第13回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    オリガ・モリソヴナの反語法
  • タイトルID
    :
    295654
  • ページ数
    :
    536ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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オリガ・モリソヴナの反語法 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2026.9.14
    良かったー!!すっごく良かったーー!!!

    またまた中国語学科だった大学生の頃を思い出しちゃった。あの頃中国語を覚えるためもあって、日本で上映される中国の映画を見に行ってたなー。すーーんごい小さな映画館でしかやらないんだけど、中国の大革命の頃を題材とした映画だったけど…あれ…今考えるとよく映画化できてたなぁ…改革開放時代だったから良かったのかしら…今だとダメな気がするなぁ…なんとなく……

    ソ連の粛清の下りは、その映画やその頃を書いた書籍が思い起こされたよ。

    大学の中国語の先生(中国人)から、私が買った大革命で粛清にあって生き延びた方が出版した手記の本を見て、貸して欲しい!って言われたのを思い出すなぁ。日本でしか見れないから読みたい!って。

    その本の著者も大丈夫だったんだろうか…かなりな事が書いてあったんだけど…外国で出版してたから大丈夫なのかな…

    ロシアの歴史を勉強したくなったよ!

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    オリガ・モリソヴナ。
    なんて魅力的な人物なのだろう。

    中盤からはスターリン統治時代の回顧録や人の繋がりをもとに志摩とカーチャが謎を紐解いていく。二人が出会ったところ泣ける。

    いつか読んだ「ラーゲリから来た遺書」のように
    人々の記憶による手記や話がヒントに。
    人間は恐ろしく非道にもなれるし
    尊厳を踏みにじられるような環境でも他者を思いやることができる。

    限られた時間の中で奔走するふたりと
    そのふたりが出会う人たちと
    ハラハラしながら最後まで辿り着けました。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    プラハのソビエト学校を舞台に、個性的で天才的なダンス教師オリガたちの記憶を辿る物語。前半は微笑ましい学園生活が描かれるが、中盤以降はスターリン時代の監視体制や言論弾圧によってオリガを含む無辜の人々が辿った苛酷な苦難が次々に明らかになっていく。
    著者の実体験に基づくリアルで丁寧な描写と、謎解きの面白さが組み合わさった重厚さをもつユニークな作品。自由が保障された社会で生きていることのありがたさも実感した。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    1960年チェコのプラハ、ソビエト学校に入った
    日本人の志摩
    そこで出会った友人カーチャと共に
    ダンスの先生のオリガ、モリソヴナ
    フランス語の先生のエレオノーラ、ミハイロヴナ
    なんとも不思議な2人の先生に魅力されながら
    学生生活を過ごす
    ある時、またさらに不思議な子が転校してくる
    この両先生の娘という美しいジーナ
    ダンスが抜群に上手く、志摩が密かに好きな
    レオニードとすぐ仲良しになっている

    謎のまま日本に戻り、30年がたち
    謎を辿り始める志摩
    謎を辿っていくうちにスターリン時代の
    壮絶な過去を紐解くことになる
    実在のオリガ、モリソヴナという人物を
    中心に壮大な物語が広がっていく

    日本では馴染みのない名前が
    たくさん出てくるし、愛称もあったりで
    はじめは読みづらかったけれど
    どんどんのめり込んでいった
    ロシア、ドイツ、ヨーロッパの国々の
    歴史を辿っているようで
    また、いろんなことを詳しく知りたくなった


    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    三宅夏帆さんのおすすめで読んでみました。
    ソビエト時代のプラハ滞在経験✖️堪能なロシア語✖️ダンサーの夢を持っていた、米原万里先生にしか書けない小説だと思いました。
    スマホもインターネットもない時代で、足で情報を稼ぐ必要があるので、登場人物たちの物理的な移動が多く、頭の中で彼らが動き出していました。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ


    あまり触れてこなかった時代(WW2前後のロシア)が舞台の話。学生時代の印象的すぎる先生の謎を(解けるようになったので)解こうとする主人公視点で徐々に謎が解明していく。最終的に二人の養女だった同級生から話を聞けてほぼ全ての謎がとけることとなる。外務省での公式資料から劇場の衣装係、強制収容所の手記の著者に古い友人と様々な立場が関わってくる。
    戦後シベリア抑留があったことは知っていたが、ロシア人ですら逮捕され劣悪な環境で強制労働などがあったことはこれで初めて知った。普通の文庫本か少し厚いくらいのボリュームなのに、書かれている人々の記録や人生や悲しみが濃厚すぎる。ロシアでは友達同士は愛称で呼ぶが、そうでない場合は名前と父称で呼ぶという文化も知った。戦時中の独裁者下で暮らす息苦しさは凄まじい。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    チェコ・プラハのソビエト学校で出会ったダンス教師、オリガ・モリソヴナ。老齢だが魅力にあふれ、ほれぼれするような舞踏。教え方は厳しく、口が悪い。その特徴的な言い回しは「反語法」。いったい彼女はだれだったのか。30年後、その謎を解く旅に出るが、謎はさらなる謎を呼ぶ。モスクワのロシア外務省資料館に始まって、トゥーラのダンス教室で終わる怒涛の7日間、めくるめくような展開。
    旅は7日間だが、そこにロシア革命からスターリンの大粛清、雪解けとペレストロイカまで、80年間の事件や出来事の回想が詰まっている。ロシア史(あるいはソビエト史)に詳しくない場合は、座右に『世界史年表』が必要かもしれない(少なくとも私はそうだった)。
    後半はかなり駆け足。ミステリ作家よろしく、米原万里は自分の仕掛けた謎を完璧に解くことに夢中になっているように見える。曖昧さを残すのを嫌う、いかにも彼女らしい。
    本作品の魅力のひとつは、事実とフィクションが混然一体となっているところ。どこからがフィクションなのか。巻末の池澤夏樹との対談では、そのことにも触れている。
    (しかし、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に登場した「反語法」がこのような形で活かされるとは!)

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    プラハのソビエト学校で舞踊教師のオリガ・モリソヴナに魅了してしまう志摩。
    大人になりモスクワで同級生だったカーチャとオリガの人生の謎解きに挑む。
    スターリン時代の過酷な時代をオリガたちはどうやって生き延びたのか?

    暗い過去の話も出てきますが志摩とカーチャ、そして彼女たちを助ける仲間たちが本当に生き生きとしていて面白かったです。

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    500ページ近い長編だったが、推理小説のようにワクワクしながら一気に読み終えた。先に『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を読んでいたから背景もよくわかった。
    私自身もモスクワに留学した経験があるので、アルバート通り、トヴェルスカヤ通り、フルンゼンスカヤ駅、マヤコフスキイ広場など、懐かしい地名ばかりで、久しぶりに当時使っていたモスクワの地図を開いた。また、冷戦時代、チェコスロヴァキアにペンフレンドがいて、楽しく手紙のやり取りをしていたことをふと思い出した。いつの間にかどちらともなく連絡が途絶えてしまったが、彼女は今どうしているだろう?ビロード革命を乗り切って幸せに暮らしていて欲しいと思う。
    巻末の池澤夏樹氏との対談、亀山郁夫先生の解説も含めて大いに楽しめた1冊だった。いつものことながら米原さんの博識、読書量、言葉のセンス(下ネタのセンス?)には感心する。対談の最後に述べておられる、アルジェリアの少年をモデルにした作品を是非実現してほしかった。筆者の早逝が悔やまれる。

    0
    2024年11月25日

    Posted by ブクログ

    それなりにページ数がある本ですが、一気に読み終えてしまいました。

    それにしても、プーチン大統領がKBG出身だったことを知らず、びっくりしました…

    0
    2022年09月11日

オリガ・モリソヴナの反語法 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    オリガ・モリソヴナの反語法
  • タイトルID
    :
    295654
  • ページ数
    :
    536ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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