ガセネッタ&シモネッタ

ガセネッタ&シモネッタ

652円 (税込)

3pt

もし、あなたが同時通訳者だとして、現場で突然「他人のフンドシで相撲を取る」という表現が出てきたら、どう訳します? 時間はないし、誤訳も困る。同時通訳は、次にどんな言葉が出てくるかわからない、スリル満点ストレス強烈な世界。そのストレス解消のため、国際化社会に欠かせない重職でありながら、同時通訳者の仕事には爆笑がつきもの。国際会議の舞台裏から、ロシアの小話や業界笑い話、柳瀬尚紀・永井愛氏との充実のコトバ対談まで、抱腹絶倒のエッセイ集!

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ガセネッタ&シモネッタ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    何度目かの再読。先日みたゲンロンイベントで翻訳の奥深さに感銘をうけ、久しぶりにこの抱腹絶倒の通訳エッセイを読みたくなった。「つまるところ、言葉からどんな意味を読み取り、どんなイメージを立ち上らせるかは読み手次第なのだ。」p.259。

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    Posted by ブクログ 2018年10月24日

    実際に読み終わったのは,ずっと昔.同じ本を3冊も買ってしまいました.1冊は入院した病院の看護師さんに.もう1冊は,入院していた友人のために.米原万里の本として,最初に読んだものです.こんな面白い本を書く人が亡くなって,非常に残念です.

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    Posted by ブクログ 2015年12月25日

    「音楽においては美しい音も汚い音もない。大切なのは伝えたいメッセージを最も的確に伝えられる音だ。そのメッセージにふさわしい音、それがいい音だ。」と。著者が通訳を担当した有名音楽家が、記者からの音楽にとって最も大切なことは?の問いにそう答えた。
    「まさに、言葉もそうで、言葉にとって、一番大事なことは、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月19日

    言葉ってやっぱり奥が深くて、どうしようもない。
    世界の名作と呼ばれる作品のことなんかも、本当にそのとおりだと思ったし、触れた言語を絶対化していくのなんかもさもありなんと。

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    通訳者の仕事ぶりは聞いたことないなと思って手に取った本。
    これがすごく面白かった。

    堅苦しく職業にまつわる話を綴るでなく、ユーモアが随所に散りばめられ、かつ米原さんがもつ独自の視点(それぞれどれもなるほど、と共感できる)が面白く、これまでの知見を広げてくれる一冊となった。

    ソ連や東ヨーロッパ事情...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月18日

    通訳の話も興味深かったが、ロシア文学者についての文章も面白かった。
    もてる作家は作品も短い。
    日本文学に置き換えても、結構当てはまるかも。

    それから、鉄のカーテンの話。
    本来は劇場の防火幕という意味。
    日本の辞書には、東西冷戦の際の分断の比喩で、チャーチルの演説で有名になったことしか触れていない。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月08日

    言葉について考えるには良い本。英語習得が子供を国際人にすると勘違いしている親に読ませたい。こういう人を本当の文化人と言うのではないか。それにしても惜しい人を無くした。

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    Posted by ブクログ 2017年03月12日

    米原さんの文章はホントにおもしろい。そしてう〜んなるほどぉと納得させられること多々あり。賢い人だなあとつくづく思う。

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    Posted by ブクログ 2015年03月02日

    ガセネッタ ダジャーレと シモネッタ ドッジ。
    簡単に訳せない その国の特有な言葉を
    うまくどうやって 通訳するのか?

    失楽園 といっても 日本では 渡辺淳一であり
    西洋では ミルトンとなる。
    その綾を 表現する能力は 幅広い知識がいるモノだ。
    異文化をこえて、表現力は さらに広がる。

    わずかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月20日

    パワフルな人間性が文章から溢れている。海外との関わりが長いとついつい海外かぶれしてしまいそうなものであるが、海外のいいとこ、日本のいいとこ、どちらも冷静に捉えることができる人なんだな。

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