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『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の著者が、ロシア語通訳として活躍しながら考えたこと、在プラハ・ソビエト学校時代に得たもの、日本人のアイデンティティなど、言葉や文化に対する深い洞察を痛快な文章で綴る。※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
ロシア語同時通訳者でコメンテーターとしても活躍。2006年、56歳の若さで他界した作者の最後のエッセイ集。デートで会うやいなやちゃんとトイレしてきたか確認する高畑さんの話が好き。今のロシアをどんな思いで見ているのだろうか。
誰かがFacebookに書いたようなライトでブツ切りのエッセイからかなり硬派な内容のものまでバラエティに富んでいたが、著者の性格が表れているのか、サバサバとした男前なものが多く、また思わず声を出して笑ってしまったものも多々あった。一番最初のオホーツクでの話は、思わず地図で確認しながら読み始めたけど、...続きを読む結局言いたいところはそこではないのかと、肩透かし的で逆に印象に残ってしまった。
このところのロシアを見ていて、著者の本がたまらなく読みなくなり手に取りました。 ソビエト、東欧にフォーカスした著者の目線は、今まで知らなかった世界への目を開かせてくれます。 著者の快活なエネルギッシュさを感じる、歯切れの良い文章にも元気をもらえます。 久しぶりに「嘘つきアーニャ」と、「オリガ」...続きを読むも読み返してみようかな。著者が今も生きていたら、今のロシアをどう見るのかな。早逝が惜しまれます。
「アーニャの真っ赤な嘘」で米原さんを知ったが、この本で大人になった主人公に出会えて面白かった。言葉に関する洞察力、知識量、垣間見える努力…すごいなあ。
心臓に毛が生えている理由、わかりますか? いえ、これはあなたの心臓にということではなく、米原万里自身の話。通訳を仕事にするということは、言語における文化の違いを仲介することにもなる。日本語のように、名詞に男性形や女性形がない言語をこれとは異なる国の言語に同時通訳で訳す時、スピーカーの言葉を最後まで...続きを読む待つという訳にはいかない。つまり、腹を決めて、あるいは剛腹に、形容詞を待たずに訳し始める必要がある。まして、米原万里のお相手は政治的要人。こうして、心臓に毛が生えるのである。 つくづく頭の良い人だと思うし、様々な考察は読む価値のある内容だ。惜しむらくは既に逝去された彼女のエッセイがこれ以上増えないという事。
さすが米原氏、いろいろと目の付けどころ鋭く、ユーモアも超一流。 先生、私、そこで笑えます!! 文化や言語に関する考察も鋭い。 次はぜひとも、嘘つきアーニャ…を読まなくてはなりません。 『ドラゴン・アレクサンドラの尋問』良かったです。 怖いけど良い先生ですね。
米原さんの本は面白い。時々無償に読みたくなる。小咄でありながらウィットが効いていて知らない世界が覗ける。 2014.10.18
エッセイ。 単に見識が広いというだけではない内容の豊かさ、知識の泉から流れるものがわたしを満たしてくれる。 そして解説が良かった。解説で思い出し泣きするなんて。 「オリガ・モリソヴナの反語法」「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」再読したいけど、心の準備ができないままだ。
米原さん大好きで、文庫になるまで待ってましたが、 やっと読めました。 どうしても無理な話ですが、 今の日本の、世界の現状をどういう風に書き残してくれるのか、どういう風に語ってくれるのかが、 聞きたくて、読みたくて、しようがありません。 ただ、こんな状況を見ない方が幸せだったのかも、 と思えてしまうの...続きを読むが残念ですが。
米原万里さんの最後のエッセイ集。コラムなのかな?ショートショートくらいの長さです。でも、短いなかにもピリリと光るものがあるし引き締まる。本の中で自分の日本語が堅いって言ってたけど、これが好きかな。最後にお母さんの告別式で読んだもの、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』についての対談があって、これが本当に...続きを読む読めて良かった。
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