武田百合子の作品一覧

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作品一覧

2024/04/22更新

ユーザーレビュー

  • 絵葉書のように
    武田百合子の没後にまとめられた単行本未収録エッセイ集「あの頃」より54編を選んだより抜きエッセイ集。前半は主に夫の武田泰淳や交流のあった文人たちの思い出を語ったもの、後半は土地や食べ物に関するものという構成。
    どれも良いけど、やはり前半の思い出話が好きだな。武田百合子の目を通して描かれた武田泰淳や埴...続きを読む
  • 富士日記(下) 新版
    『富士日記』三巻を再読して思ったこと。
    百合子さんがお世話になった人に必ずといっていいほどお礼を渡している、その姿勢がさすが大正生まれだな、と。
    奔放な人と思われがちだけど、実は律儀。
    あと、聡明だから色々なことが見えてしまって、辛いだろうけど、書くことで発散していたんだろうな。
    飾らない、ありのま...続きを読む
  • 富士日記(中) 新版
    夫の泰淳がはずれた車のタイヤのホイールカバーを探しにトンネルに入っていく場面(上巻)と、犬のポコが亡くなる場面(中巻)の百合子さんの感情表現の豊かさに胸を打たれ、毎回読みながら泣きそうになる。
    富士山荘の静かな生活の中でも、百合子さんのパッションが感じられ、そこにとても文学性を感じます。
  • 富士日記(下) 新版
    途中で主人(武田泰淳)の病気及び死後の話が出てきたり、日記の中断が出てきたりしていた。
     ネコの話が出てきてさらに主人の病気の悪化で山荘の日記ではなく、東京でのことが書かれるようになってきた。主人の死の記載で終わるかと思っていたら、入院前の記載で終わってしまった。しかし、あくまで陽気な話として持って...続きを読む
  • 富士日記(上) 新版
    犬が星見たを読んでからすっかり武田百合子ファンになってしまった。
    難しことは一切なし、特別なことが書かれたいるわけでもないのに、面白い。
    昭和の時代、高度経済成長期ってこんな感じだったんだ。
    同じことを繰り返す普通の毎日に小さな喜びを見つける幸せ。

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