富士日記(下) 新版
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富士日記(下) 新版

1,034円 (税込)

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季節のうつろい、そして夫の病。「忙しくくたびれて」日記を付けられなかった二年間をはさんで、ふたたび丹念に綴られた最後の一年間。昭和四十四年七月から五十一年九月までの日記を収録。田村俊子賞受賞作。【全三巻】

〈巻末エッセイ〉武田 花

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  • 富士日記(上) 新版
    1,034円 (税込)
    夫、武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間を、澄明な目と無垢な心で克明にとらえ、天衣無縫の文体で映し出す日記文学の白眉。田村俊子賞受賞作。巻末に関連エッセイ、大岡昇平の「山の隣人」と、武田泰淳の「山麓のお正月」を収録する。
  • 富士日記(中) 新版
    1,056円 (税込)
    愛犬の死、湖上花火、大岡昇平夫妻や土地の人々との交流……。執筆に加え講演、選考会など多忙をきわめる夫・泰淳の仕事の合間を縫うように過ごした富士山荘の日々を綴る。昭和四十一年十月から四十四年六月の日記を収録。田村俊子賞受賞作。【全三巻】 〈巻末エッセイ〉しまおまほ
  • 富士日記(下) 新版
    1,034円 (税込)
    季節のうつろい、そして夫の病。「忙しくくたびれて」日記を付けられなかった二年間をはさんで、ふたたび丹念に綴られた最後の一年間。昭和四十四年七月から五十一年九月までの日記を収録。田村俊子賞受賞作。【全三巻】 〈巻末エッセイ〉武田 花

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富士日記(下) 新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    『富士日記』三巻を再読して思ったこと。
    百合子さんがお世話になった人に必ずといっていいほどお礼を渡している、その姿勢がさすが大正生まれだな、と。
    奔放な人と思われがちだけど、実は律儀。
    あと、聡明だから色々なことが見えてしまって、辛いだろうけど、書くことで発散していたんだろうな。
    飾らない、ありのま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月24日

    途中で主人(武田泰淳)の病気及び死後の話が出てきたり、日記の中断が出てきたりしていた。
     ネコの話が出てきてさらに主人の病気の悪化で山荘の日記ではなく、東京でのことが書かれるようになってきた。主人の死の記載で終わるかと思っていたら、入院前の記載で終わってしまった。しかし、あくまで陽気な話として持って...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月04日

    上、中、より日記の間隔が空くようになり生活がだんだん小さく、消えて行ってしまうのではないかと思わせるところもあり寂しい気持ちになった。
    ただ作者の感情はさらに濃く表わされている。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月04日

    読み終わっちゃった
    山荘の日々が優しくて温かくて寂しかった
    毎日の食事が美味しそうで読んでて幸せだった

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    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    私は泰淳没後の百合子さんの随筆も何冊か読んでみたけど、彼女の良さが一番「生きて」いるのはやっぱりこの『富士日記』と『犬が星見た』の日記においてだと思う。

    この2冊においては、文章のキレ・表現の新鮮さ・着眼点の独特さにおいて、他の一切の追随を許さない。こんな文を書く人がいたのかと、読んでいて何度も信...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月11日

    小川洋子さんが「死の床に着いた時、枕元には富士日記を置きたい」と紹介されていたので読んだ。私にとっても宝物になった。上中下巻をエンドレスループで読み返しています。今は3周目。

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    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    武田泰淳が亡くなる前の記録。下巻は病と死の予感が孕む。糖尿病からの脳血栓、胃癌転移の肝臓癌。医療者からみるとハラハラしてしまう食事や生活。業務で生活指導をするが、暮らしの中の家族の愛や魂の孤高さを痛いほどに教えられた。視点によって愚かかもしれない。でも、その人物史は誰が何と言おうとも、その人の全てで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月03日

    富士日記もこれで最後。泰淳さんの病気や死も書かれているのだろうと手にするのに躊躇していた。いい加減、カタを付けようと読む。

    忘備録的な日記は変わらない。朝、昼、晩の献立や管理所で買った食材や酒、煙草の金額などが上編、中編と変わらず書かれている。不思議と馴染んで、ゆっくり読み進める。
    大岡昇平夫妻や...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月29日

    読み終わった、上・中・下の3巻
    僕の経験としては、「魔の山」以来だろうか
    富士日記を読もうと思ったきっかけは「読書の日記」である。
    日記っていいな。
    武田さんと百合子さんのやり取りの中で、同じ話を何度されようとも何度でも聞いてやると言ったようなものがある。
    それだけで、素晴らしい関係だなと思う。
    ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    夫武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間の一瞬一瞬の生を、澄明な眼と無垢の心で克明にとらえ天衣無縫の文体でうつし出す、思索的文学者と天性の芸術社とのめずらしい組み合わせのユニークな日記。昭和52年度田村俊子賞受賞作(第1巻紹介文)

    昭和39年7月から始まり、昭和51年9月までの日記が上中下3巻に収...続きを読む

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