幻夏

幻夏

880円 (税込)

4pt

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。日本推理作家協会賞候補作。

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幻夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    犯罪者が入手できないまま、先にこちらの作品を読んだのだが…最高に面白かった。こちらだけ読んでも違和感なく読み切ることができた。
    キラキラした夏の思い出、大切な人を思いやる気持ち、全ての真相に気付いた時に壊れる心、日本の司法制度の問題点、冤罪が起こりうる危険性、復讐。
    日本の司法の課題に正面から問題提...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    警察が生み出した冤罪によって23年後に事件が起こる。関係者は相馬の幼なじみ家族。
    警察組織の闇、それに振り回される家族。真相は心が痛くなるほどのものだった。 
    悲しい話だったな…

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    Posted by ブクログ 2024年02月06日

    数年前に読んだ作品だか、思わず本棚から引き抜いた。「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」はこの順番で三部作。相馬、鑓水、修二の3人が真実を追いかける。

    23年前に失踪した尚を当時小6で友人だった相馬が探す。冤罪で殺人犯にされた哲夫が9年後に無罪とわかり出所してきた。そこで事件が起こる。尚と拓の兄弟とその母...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    真相が明らかになるたびに23年前のあの時が蘇る。
    23年前の描写から懐かしさや切なさを感じ、真相を知った時相馬の気持ちに限りなく近い苦しみや辛さを読者である自分も感じることができた。
    張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていく。
    これまで読んできたミステリーで一番好きな作品。

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    幸せに暮らすはずだった家族が冤罪によって狂わされるなんとも言えない切なさがある。一方で兄弟や親友との情景が浮かび、心温まる良作だった。鑓水のキャラも面白い。

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    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    犯罪者に続き、年末だと言うのに引き込まれてしまった。本当に面白い。しっかりしたストーリーで見事な展開。魅力的な登場人物と意外性と読みやすさ。未読の方はぜひぜひ犯罪者から楽しんでもらいたい。鑓水、相馬、修司のチームが最高に良い。尚、頑張って。
    天上の葦も購入済なので、年始から読み始めると思います。

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    Posted by ブクログ 2023年12月26日

    またまた太田愛の世界に引き込まれてしまいました。

    冤罪が起こったら警察にも裁判官にもペナルティが与えられるようなそんな仕組みがあればいいのに…

    どうか尚が心を取り戻せますように。

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    Posted by ブクログ 2023年12月23日

    太田愛氏が2013年に刊行したサスペンス小説

    主な登場人物である相馬、修司、鑓水の3人は前作の「犯罪者」から続けての登場となる。もちろん「犯罪者」を読んだ上で今作を読むのが1番だが、今作単独でも読めるものになっている。

    今作の「幻夏」では登場人物の相馬の少年時代の事件と大人になった少女誘拐事件を...続きを読む

    0
    購入済み

    こんなの読んだことない

    QM
    2023年12月12日

    鳥肌が立ちました。
    次々と暴かれていく事件の真相、犯人の正体、それぞれの葛藤、、、
    ボリューミーで読むのに時間がかかりましたが、読み終えた後は何とも言えないやるせなさと悲しさと、でも真相にたどり着けた安堵と、いろいろな感情がごちゃ混ぜになりました。
    ミステリー好きの私にはたまらない作品でした。
    時間...続きを読む

    #切ない

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月08日

    面白い。23年前に失踪した子どもの捜索を依頼された探偵、依頼主はその母親。一体なんのために。
    誘拐事件の現場に残されたとある記号が、実は23年前の失踪現場にも残されていて…と気になる展開です。この記号は作中で何度も登場しますが、本作は謎解きではなく、ストーリ展開そのものを十分に楽しめる作品になってい...続きを読む

    0

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