【感想・ネタバレ】幻夏のレビュー

あらすじ

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。日本推理作家協会賞候補作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

冤罪をテーマにしたとても読み応えのある作品です。緻密でスケールが大きく、サスペンス映画を見ているような臨場感がありました。
 

殺人犯の父親を持った12歳の少年が突如 行方不明になり、謎の印が残されます。行方不明になったのは金曜日なのに見つかったランドセルの中には土曜日の時間割が入っていました。

23年後、諦めきれない母親は興信所の探偵に息子を探してと依頼します。

作者は時間軸を超えて冤罪の構造を浮かび上がらせます。

密室で行われる被疑者の取り調べ、有罪を勝ち取るため被告に有利なことは書かない検察、捜査機関には証拠を全面開示する義務はない、多忙な裁判官に警察をチェックする余裕がない‥よって冤罪が生まれる。

本当に怖いです。取調室の可視化(録画・録音)が義務付けされたとはいえ、それは 2〜3%だそうです。

冤罪を被った側の家族、とりわけ子どもがどれだけ深く傷つくか‥そのことを丁寧に追いかけた作品です。

この作品は当時日本推理作家協会賞にノミネートされましたが 審査員の作家の先生方の酷評 にあい賞は取れませんでした。本当に残念です。読者は高評価なのに‥。



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2026年08月15日

Posted by ブクログ

ドラマ犯罪者を観終えてすぐ、続編である本作へ。そして感想をまとめている今、手元には次作『天上の葦』。
届くまで待てない、そう思って書店へ出向くぐらい、3人のキャラクターと太田愛さんが描くストーリーが魅力的だった。

ミステリーで涙したのはいつぶりだろ?
微笑ましく読んでいた過去の回想が、視点が変わると辛く切ない話になり、かと思えば伏線に気付けず悔しい気持ちになったり、、
感情が揺さぶられる1冊だった。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

本当に面白かった!
ほぼ一気読み!

尚と拓、相馬の夏
どの立場になってもやはり涙無しでは読めなかった

正直、犯罪者よりも好きかもしれん!!
や、けど犯罪者も読み応えあるし...

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

12歳の夏、相馬が一緒に過ごした少年は、川辺の流木に奇妙な印を残し忽然と姿を消した。
23年後、少女失踪事件の現場にも同じ印が残されていて…

犯罪者の続編
この作品単体でも楽しめる内容になっているが、犯罪者を読んでからの方が主人公3人の関係性がわかるのと、3人に愛着が増したので私は犯罪者から読むことをおすすめしたい

犯罪者も凄かったけど幻夏も凄かった!!
1冊とは思えないほどの読み応え
印象深いラストシーン

ぜひ、幻夏も映像化してほしい!

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

『正義』とはなにか。

初めての、太田愛さん。
太田さんは様々なドラマの脚本も書かれているとは知らず(『相棒』『トリック』etc)、どんな物語なのだろうとワクワクしながら読み進めました。

尚と哲の父親・哲雄が実は『ヒトゴロシ』なんだと、尚から相馬に告げたあとに失踪。
それから23年後に誘拐事件が発生。その場に書かれた文字が23年前の失踪事件に繋がっていく物語でした。

この物語のキーワードでもある『冤罪』。
令和の時代以前からも取り立たされる『冤罪』のニュース。なぜ『冤罪』は消えないのか。
もちろんDNA鑑定が発展途上だった時代、また人間の認知にも限界があるのではないかとも。
でも数多ある事件を裁くに警察側のエゴ(重大な事件の犯人逮捕による実績や名誉)が働いてしまうのではないか…と繋がると、警察の『正義』って?法曹の『正義』って?と疑問が湧き出てしまう。
今回のでも『冤罪』を出さないためにも、鑓水と修司そして相馬の動きは、逮捕されてしまった人の過去を知ってるからこそ、行動に移し抑えることができたのだと思う。

「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」
この言葉がある限り、人一人が冤罪によって人生が壊れないように、法を裁くことの重大さを持っていって欲しいと切に願います。

ちなみにここの出てくる登場人物、鑓水と修司は
『犯罪者』でも登場しているのでシリーズなんですかね。
鑓水の洞察力の鋭さが、物語の確信へと迫る緊張感が読み応えを感じ、とてもおもしろかったです。

他のシリーズでも読んでみたいと思いました。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

相馬の過去にも絡むお話で、やるせなくて切ない。読み終わった後は物語の中に入りこみすぎてちょっと呆然としてた(笑)子どもって純粋で、時に残酷。

23年前の「あの夏」の情景描写が美しくて、この物語の切なさをいっそう際立たせている気がした。『幻夏』ってタイトルはピッタリだなと…。登場人物達の内面が丁寧に描かれているから、一人一人に思いを馳せてしまう。

メインの3人のキャラクターがとても良い。世話焼き?でちょっと抜けてる?アリキリだったらギリギリス?な鑓水さんをますます好きになったな。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

この筆者好きです。冤罪を話題にしつつ、いろいろ現代史要素入ってます。オウム真理教とかホームレス襲撃事件とか。犯罪者を先に読むのがおすすめです。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

傑作である。さすが、人気ドラマを脚本していただけあって、見せどころ、スピード感、ミステリー感など、どれもすばらしい。犯罪の謎解きだけでもおもしろいが、法曹界に対する投げかけもあり、どんどん話にのめり込み、あっという間に読み終えてしまった。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

相棒の脚本を書かれている方と聞いて読んでみました。

相棒を観ているときにも感じたことのある感情。
法律って何なんだと疑問が出てきて、正義はあるのかと、司法に対して不信感が募る。
大人たちというか、偉い人たちは、どうしてこうも理解がないのか。
相棒でもよく思うことですが、嫌な大人が多い。

幼少期のエピソードというか表現がすごく素敵で、楽しさが手に取るように伝わってくるからこそ、起きてしまった事件が悲しく。
23年前の少年が失踪した事件と、今起きている少女誘拐事件がどう繋がるのか。
読み進めるうちに繋がりが見えてきて、それがまた苦しく感じて。
結末は晴れやかなものではなかったけど、読み応えのある一冊でした。

シリーズものの2作目だったようなので、1作目もまた読んでみようと思います。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

「犯罪者」もそうだったが、いきなり事件解決!という訳にはならず、着実に事件を読みといていくという過程を隔ててのラストは読み終わった後に心にぐっとくるものがあった。

相馬の思い出のシーンでは、なんだか自分自身が経験したように映像が鮮やかに浮かび上がった。
すごい楽しかった幼少期の大切な思い出なんだなと思ったし、今の捜査のシーンに結びついてくるところはかなりじっくりと読んだ。
描かれていた記号の意味がわかった時は、なるほどと感動すらした。

ラストシーンでした相馬の行動も、なぜだか経験してないのに、尚と拓と3人でいた時のシーンが脳内に流れ、心に響いた。
尚と拓にとっても大事な思い出であって欲しいと思った。

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 奇妙な印を残して失踪した少年と23年後に起きた少女失踪事件から「23年前に本当は何が起きたのか?」を紐解く構成が読み応え抜群で、同時に冤罪という重い題材を真正面から切り込んだ社会派サスペンスの要素も面白く、やりきれなさと一抹の希望を感じさせるラストもグッときた。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

太田愛さんは、相棒の脚本家で、名前を知ってはいたけど、こんな素晴らしいストーリテラーとは!
とても面白かったです。
伏線回収も見事でした。
正直、後味が良いとは言えないけど。。警察組織も罰されてほしかった。
犯罪者 も、読みたいです。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

話題作だったので入手してすぐに読み始めた。帯の文言『誰か嘘だと言ってくれ!!』切ない展開、というのが腑に落ちた。探偵遣水や修司を知るには前作の『犯罪者』を読まなくては。久しぶりに先が気になって一気読み。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

前作である犯罪者の印象が強く残っていたため、本作も迷わず手に取りました。人が犯した罪は正しく裁かれ、正しく償われるのかという問いが全体を通して重く響きます。物語は複雑に張り巡らされた伏線が次々と回収されていく構成で、何気ない違和感すらも後に意味を持って繋がっていく点が印象的でした。三人の登場人物がそれぞれの視点と能力で真相に迫っていく過程は読み応えがあり、互いの関係性も魅力的です。また司法の構造や冤罪の問題にも踏み込み、正義とは何かを考えさせられました。読後にはすぐに答えが出せない重さが残り、物語のテーマについて考え続けてしまう作品でした。天上の葦も読みたいと思います。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

物語はクマゼミが鳴く、陽射しの強い夏の日から始まる。でも、終始どこか冷たい氷のような張り詰めた空気に、読むこちらの心までが冴え渡るような、独特の緊張感が作品全体を貫いている。

作中、時系列が頻繁に切り替わるが、全く違和感なく、即座にその場面の空気や情景が浮かび上がってくる構成の妙は流石の一言。だからこそ、あの「黄金に輝いていた少年時代」の瑞々しさと、大人の理不尽によってそれが崩壊していく残酷さが、鮮烈なコントラストとなって胸に迫る。

ほんの少しのボタンのかけ違いによって生じてしまった父親との、あの悲しい再会。
その瞬間に、あの利発で母親思いだった男の子の未来は決定的に歪められてしまった。彼らが背負わされたその後の人生を想うと、今でも胸が掻きむしられるようだ。

かつて、ひと夏の輝くような日々を一緒に過ごした少年たち。ラストにかけての彼らの魂の交錯に、涙が止まらなかった。
単なる犯人探しのミステリーの枠を超え、生涯忘れない、深い余韻を残す大傑作である。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

先が気になり一気読みしたい気持ちと、悲しい結末が待っていそうで読み進めたくない気持ちを抱えながら読んだ。
読み終わったとき悲しくて涙が目に浮かんだ。
冤罪に狂わされる家族はどれだけ警察が憎いだろうか。加害者に有利になる証拠があっても弁護側に知らされる訳ではないこと、その上で弁護側が勝訴する難しさ。ただ判を押すだけの裁判官。恨みません調書なんてあるものも初めて知った。
冤罪が起こってしまう仕組みを根本から変えてほしいし、冤罪が起こらない社会であってほしい。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

切なさと悲しさが交差する物語で何度も胸が締め付けられそうになったけど、最初から最後まで本当に面白かった。

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2026年05月06日

QM

購入済み

こんなの読んだことない

鳥肌が立ちました。
次々と暴かれていく事件の真相、犯人の正体、それぞれの葛藤、、、
ボリューミーで読むのに時間がかかりましたが、読み終えた後は何とも言えないやるせなさと悲しさと、でも真相にたどり着けた安堵と、いろいろな感情がごちゃ混ぜになりました。
ミステリー好きの私にはたまらない作品でした。
時間を置いてまた読みたいです。

#切ない

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

スリリングな展開でドキドキハラハラさせられた前作に比べて、今作はノスタルジックな切ない物語。
2作目にこんな心に沁みるミステリーを持ってくるところがまた太田愛さんってやっぱすごいと思ってしまう。と〜っても良かった。今と23年前の事件がこんなふうに繋がるなんて。
そして司法と警察の闇が深すぎ。正義って一体どこいったんだ〜。

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2026年07月12日

H

購入済み

冤罪の悲劇

冤罪により引き起こされた悲劇。日本に於ける冤罪が起こる基本的な原因が明確に記載されており、小説として面白いだけでなく、どうして冤罪が起こるのかを示している。
かつては、日本ではTVドラマ等では、裁判に誤謬はない、もし警察・検察が間違っていても裁判官や弁護士により真実が明らかになるとのハッピーエンドばかりでした。その結果、冤罪は稀なケースであるとの考えが主流であったと思います。この作品は、人々の目を覚まさせる作品と思いました。

小説としてもテンポも良く、長編ですが私は一気読みしました。

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2023年07月01日

購入済み

幻夏

面白くて一気に読んでしまいました。これはかなりおススメです。

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2022年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冤罪に真正面から向き合う本作は、見えたない闇に向き合う作品。冤罪認定をされた家族は、どこまでも悲惨で、真実をちゃんと追究する捜査が行われる世であってほしいと思った。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

冤罪に狂わされた一家の話。被害者だった筈の兄弟がそれぞれ違う形で追い詰められて行く様はただただ悲しかった。せめて石段の悲劇がなければ一家の未来も違っただろうに。冤罪だけでなくとことん不運だったのが物悲しい。
司法の在り方は難しいと常々思う。作中でも言及された「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」。これも立場によって得心の行く行かないは変わるだろう。犯人が野放しになっている社会も嫌だし、冤罪で裁かれる社会も嫌だ。最近は街中の監視カメラだけでなく、一般人のドラレコなんかもあるおかげで捜査の精度が上がっているらしい。一方で無人販売が成り立たなくなっているという話も聞く。一人一人が高い倫理観や良心、道徳的観念を持ち、決して犯罪に走らない精神を持つ社会が理想だが、そうできないのならより一層管理された監視社会もやむ無しなのだろうかと思わざるを得ない。恥知らずな人間にはなりたくないと思った

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

息つく間もない。何が起きたのか、誰が犯人か、そして、冤罪の罪深さ。犯罪者家族の苦悩。かなりパワーのいる話し。水沢香苗、尚、拓、家族のつながり、悲しくて涙せずには読めない。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

シリーズ第2弾。
前作『犯罪者』は、著者のデビュー作らしい熱量でいろいろな社会問題が盛り込まれた大作だったけど、本作はシンプルに法曹界の構造欠陥と冤罪に焦点を絞って展開されていた。尺に関しては、個人的にはこのくらいの方が好みかも。長すぎず短すぎず。

お馴染みのトリオである相馬、鑓水、修司の3人がそれぞれの強みを活かして大活躍。強大な組織に果敢に挑むその様は、今回も痛快だったが、事件の根底にある真相は何とも切ない出来事が絡んでいた。

本作のテーマの一つと思われる冤罪には、ホント考えさせられる。身に覚えのない犯罪に人生を狂わせられる理不尽さ。本人だけではなく、その家族にも影響が及び、やるせない気持ちになった。

少年時代の一夏の思い出と、時を経て明かされる残酷な真実。少年たちの無邪気な生活が暗転していく過程を思うと何とも辛い。
太田先生ならではの骨太な社会派ミステリで、読み応えの充分な作品。スリル満点の緊張感と、切なさが残るラストシーンが印象的だった。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

audibleで。ストーリーが面白くて、次々起こる出来事に引っ張っていかれる感じ。
交通課の相馬は23年前の夏の短い間、共に過ごした幼馴染の兄弟のことをとてもよく覚えていた。その兄弟の母親が、興信所の鑓水のところに息子のナオを探して欲しいと300万の前金を置いて姿を消した。鑓水と、バイトの修司は母親の素性から探るが、彼女の夫が冤罪で服役し、出所後死亡していることを知る。
一方、相馬は、少女誘拐の現場に残されていた印が、23年前、幼馴染の兄弟の兄の方、ナオが失踪した場所に残されていた印と同じだと気づき、調べ始める。そして鑓水が引き受けた案件のことを知る。二つの印は因果関係があるのか?
少年ナオの苦しく切ない人生と、子どもを思いながらも、どうすることもできなかった母親の悲しみが辛くなる。
どうしようもない権力を傘にきた警察の横暴と、己を振り返りもしない傲慢さに気分が悪くなった。全ては、冤罪から始まったと言うのに、、、、
権力を振るう側と、振るわれる側の人生の対比が酷い。冤罪は他人事じゃない、報道が全てではない、と思うと、信じられるものがとても少ない世の中だな。
いつか、ナオが相馬と笑いあえる日が来て欲しいと願わずにはいられない。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

そこかしこの謎がこれから繋がっていくんだろうなという期待感と、繋がっていった時の気持ちよさ、そして切なさ
苦しいね…読みごたえ抜群だった

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

このシリーズ大好き

ただのミステリーじゃない
犯人も周りの人の心境も
誰も残さずみんな終わりまで連れて行ってくれる

尚の心が家族への大きな愛がとっても素敵で
とっても辛かった

3人の一夏の思い出が映像のように想像できた

結局何も知らなかったけど、何かを察していた香苗
香苗の心境を思うと個人的にはもう辛くて辛くて

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ好みの一冊。太田愛さんらしい重さと緻密さが全編に漂う。殺人に共通する印と犯人の謎を軸に、関係者それぞれの過去や心情が少しずつ明らかになり、すべてが繋がった瞬間のカタルシスは格別。冤罪を裁いた側への怒りを覚えつつも、常盤の言葉にも一理あり、簡単に割り切れない。尚の使命感と絶望を思うと胸が痛み、ただ「よく頑張った」と伝えたくなる。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

いや…切ない、切なすぎる。奇しくも先日参議院で国民民主党が質問していた【検察の証拠提出】に関する話でもあり、単なるミステリー要素だけでなく社会問題も内在された深い小説でした。せめて尚と拓の来世が救いのあるものであって欲しい。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

脚本家としても知られる筆者の作品とのことで気になって読んでみた。

冤罪をテーマにした物語で、先が気になり一気に読み進めた。
随所に散りばめられた伏線もきちんと回収されていて、読み終えた後の納得感もある。

一方で、物語の要となる部分で少し都合が良すぎると感じる場面もあり、リアリティよりもドラマ性を重視した印象を受けた。ただ、小説としては十分に飲み込める範囲だったと思う。

その中でも特に印象に残った子供時代のパートは、その空気や匂いまで浮かんでくるようで、懐かしさと切なさを感じた。

あの形で物語を終えたことも良かった。
あの場面を、あの目線で描くことで、物語をより印象深いものにしていた。

細かな違和感はありつつも、それを上回る力で読ませる一冊だった。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

個人的には「犯罪者」のほうが面白かったけれど、これも読み応えがあった。
この一作だけでも読めるけれど、主要3人の過去を知っていたほうが面白いので(親近感持てるので)「犯罪者」からぜひ。

しかし、やり切れないですよね。こういう悪気の無い悪たちを正す何かが欲しいと切実に思う。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

先が気になって 気になって〜。寝る前に読んではいけない、やめられなくなる。一回読み終えて よく考えたら 伏線が あちこちに落ちているじゃないか!結局 2周して より深く 太田ワールドに浸らせてもらった。相馬と鑓水と修司の関係を知るために 『犯罪者』を読まなくちゃ!久々のミステリー (で いいのかな)よかった。

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2026年08月10日

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