船戸与一の作品一覧
「船戸与一」の「満州国演義(一~九)合本版(新潮文庫)」「虹の谷の五月」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「船戸与一」の「満州国演義(一~九)合本版(新潮文庫)」「虹の谷の五月」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学法学部卒。1979年『非合法員』でデビュー。『虹の谷の五月』での第123回直木賞ををはじめ多くの賞を受賞している。『伝説なき地』、『砂のクロニクル』 、『蝦夷地別件』など数多くの作品を手がける。「豊浦志朗」名義や「外浦吾朗」名義でも作品を手がける。
Posted by ブクログ
トシオはメグはどんな大人になっただろう。
ガルソボンガ地区は今は。
主人公は私より5歳若いセブ島の山あいの町に住むトシオ。
1998年から2000年にかけてのフィリピン・セブ島の山間の田舎を舞台に13歳から15歳に成長していくトシオ。日本の当時と比べ物にならないくらい過酷。
日本人の父に逃げられ、母はエイズで若くして亡くなり、かつて抗日ゲリラだったガブリエル爺と闘鶏を生業に細々と暮らす。
トシオは丸い虹が架かる谷に住む元反政府ゲリラのホセを尊敬している。
腐敗した自治と警察、共通価値はお金だけ。かろうじて保たれていた均衡がクィーンの帰国を機に崩れていく。彼女は年上の日本人画家と結婚し遺産を相