船戸与一の作品一覧
「船戸与一」の「砂のクロニクル」「猛き箱舟」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「船戸与一」の「砂のクロニクル」「猛き箱舟」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学法学部卒。1979年『非合法員』でデビュー。『虹の谷の五月』での第123回直木賞ををはじめ多くの賞を受賞している。『伝説なき地』、『砂のクロニクル』 、『蝦夷地別件』など数多くの作品を手がける。「豊浦志朗」名義や「外浦吾朗」名義でも作品を手がける。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
高まるソ連の脅威に対抗するために、モンゴルに第二の満州国を作ろうとする動きは結局うまくいかず。
徐々に高まる国民党政府との緊張。頻発する関東軍と国民党軍及び抗日ゲリラ達との衝突。犬猿の中だった共産党軍と国民党は合流。
昭和12年には通州事件が発生。多くの日本人が凄惨に惨殺される。
国民党政府(1912年成立の中華民国)の首都である南京への進軍には兵站は伴わなかった。兵士による現地調達すなわち掠奪と強姦を取締る憲兵は少人数しか配置されず。
そして南京陥落後の虐殺に多くのページを割いている。現代の中国が主張する20万人という数字はアンリアルであるために、虐殺自体がなかったことと主張する意見も存在するが、この本は日本兵による国民軍兵士たちへの処刑の様子を詳述。20万人という現代中国の発表よりは大幅に少ないが、それでも夥しい殺人が行われたことを記録。おそらく多くの関係者への取材を経ていると推測。
関東軍による阿片生産の取り組みや、三井物産による阿片輸入についても触れている。これは多くの公文書により記録が残る闇歴史。