午後の行商人

午後の行商人

990円 (税込)

4pt

4.0

カメラマンを目指し、メキシコを旅する香月哲夫は、ある夜、暴漢に襲われたが、タランチュラと名乗る老いた行商人に助けられる。彼は、民族解放運動に揺れる南東部へ、行商の途中だった。香月は強引に頼んで旅に同行するが、タランチュラの真の目的は、冷徹・非情の復讐行だった! 直木賞作家による、灼熱の長編冒険ロードノベル。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

午後の行商人 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    メキシコの大学に留学している若者があることをきっかけに“タランチュラ”と呼ばれる年老いた行商人の旅について行く物語。
    最後の論告の章で主人公が言う科白「タランチュラとの旅は血腥い旅だった。ぼく自身も人間を殺した。しかしあれほどじぶんが生きているんだという実感を持ったこともなかった。わかりますか?生き

    0
    2012年08月24日

    Posted by ブクログ

    面白かった。ロードムービーであり、男としての成長譚であり。”僕”が火を点けるのに迷わずパスポートを使う姿が象徴的で印象に残った。

    0
    2011年06月02日

    Posted by ブクログ

    カメラマンを目指しメキシコ旅行中の主人公が現地の行商人と出会い旅の同行をする。民族解放運動や様々な文化。価値観など考えさせられた。

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メキシコを旅する話だったが、その中で主人公が自身を見つめ直す物語。
    惰性で特に生きる目的もなく留学している主人公があるきっかけを機に少しずつ変わっていく、その変化は置かれた環境によって今までとは価値観が一変し最後に残ったものは自分という身一つのみ。
    最後のパスポートを燃やす時とカメラを壊す時がとても

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!
    メキシコの大地の乾き、うらぶれ感の中で日本人の若者が巻き込まれていく復讐のロードムービー。チパスの大地で成長し一端の男になった日本人は復讐の末に何を見るのか。

    0
    2017年07月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    船戸与一の初読み。
    硬派、ハードボイルド、歴史の弱者……。

    独特の語り口と老人の圧倒的に強い意思とに魅せられて……どう考えても悲劇の結末しか待っていなさそうな長編を、とりつかれたかのように読み進めてしまった。

    大変面白い作品ではあるが……途中から十分に分かってはいたはずだが……やはり結末が“悲劇

    0
    2015年07月06日

午後の行商人 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

船戸与一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す