【感想・ネタバレ】夢は荒れ地をのレビュー

あらすじ

カンボジアに派遣され、そのまま行方不明になった自衛官。彼はなぜ、妻子を捨ててまでこの地に留まることを選んだのか。足跡を追う同僚が直面したのは、人身売買、汚職がはびこる腐敗しきった社会だった――。政府に抗い新たな村の建設を目指す元クメール・ルージュ大尉。独力で学校建設を進める日本人。彼らの闘いを通し、カンボジアの昏き深淵を覗く冒険巨編。第22回日本冒険小説協会大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

船戸与一の東南アジア5部作
舞台は、PKOで初めて自衛隊が派遣された、ポル・ポト後のカンボジア。
PKOで派遣されたカンボジアにとらわれた自衛官が、カンボジアの状況を変えようとする。
ここに描かれるカンボジアの現実は、重たい。

法を絶対と考える欧米の倫理、法も方便と考えるアジアの現実、その狭間で揺れ動く日本人

現実に直面したとき、何を考え、どう行動するか?が問われている気がする。

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2015年12月06日

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