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Posted by ブクログ
高まるソ連の脅威に対抗するために、モンゴルに第二の満州国を作ろうとする動きは結局うまくいかず。
徐々に高まる国民党政府との緊張。頻発する関東軍と国民党軍及び抗日ゲリラ達との衝突。犬猿の中だった共産党軍と国民党は合流。
昭和12年には通州事件が発生。多くの日本人が凄惨に惨殺される。
国民党政府(1912年成立の中華民国)の首都である南京への進軍には兵站は伴わなかった。兵士による現地調達すなわち掠奪と強姦を取締る憲兵は少人数しか配置されず。
そして南京陥落後の虐殺に多くのページを割いている。現代の中国が主張する20万人という数字はアンリアルであるために、虐殺自体がなかったことと主張する意見も存在するが、この本は日本兵による国民軍兵士たちへの処刑の様子を詳述。20万人という現代中国の発表よりは大幅に少ないが、それでも夥しい殺人が行われたことを記録。おそらく多くの関係者への取材を経ていると推測。
関東軍による阿片生産の取り組みや、三井物産による阿片輸入についても触れている。これは多くの公文書により記録が残る闇歴史。
Posted by ブクログ
戦慄の南京事件。
日本軍の鬼畜ぶりに驚愕と嫌悪。
御大層な大義名分と実際にやっていることとの解離が凄まじ過ぎる。
日本史知識は中学校教科書と小学校教科書との中間くらいしか無い身としては、目を背けたくなる描写のオンパレード。
裏の世界から足を洗おうとしてる次兄の前に再び間垣徳蔵が現れ、さらにあちこちから「もう一度仕事をしないか」との声がかけられる・・彼の行く末が気になる一冊。
★4つ、8ポイント。
2017.12.12.新。
※日本史知識は無いわりにここ数年の歴史小説プチマイブームによってその都度wikiってきたところによると、世間では(?)「京事件は無かったとする派」が一定数以上いるとのこと・・・
・・・南京事件を描いた小説家がネットで炎上したり、漫画の南京事件描写編が単行本から削除され、かつ連載中断に追い込まれたりした事例があるのだとか・・・
そんな中でのこの描写とは・・・。
船戸さん、強気だな。
どちらの説が正しいかは知るよしも無いが・・・
今までに見たいくつかのフィクション作品中の描写や、ルポ、無かった派の記事等からの現時点での感想は・・
南京大虐殺30万人、とかはさすがにかの国の誇大主張かもしれないが、数の違いはともかく虐殺自体はあったのかも・・
そして、程度の違いは大小あれども、指揮官の統率から外れた場での虐殺事件は、日中間だけでなく世のあらゆる“戦争”“紛争”“事変”と呼ばれる事象の中ではたくさん行われてきたのだろう、と。
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