深い作品一覧

  • デカメロン(上)
    3.8
    中世の終焉と近代の人間解放を告げた最初の作品と讃えられる、イタリアが産んだ不朽の名作。時は14世紀、ペストが荒れ狂うフィレンツェである教会堂に落ち合った年若い3人の貴公子と7人の貴婦人。丘陵に囲まれた郊外の山荘へ難を逃れた彼らが、悲惨な現実を忘れるため、毎日1人1話ずつ10人で10日間にわたって話された100篇の物語。精力絶倫の修道士が自分の不行跡に修道院長を引きずり込んで罪を逃れる話や、恋多き女が修道院を舞台に巧みに思いを遂げる話など、本巻には30話までを収録。
  • 太宰治全集(1)
    4.3
    1~10巻990~1,210円 (税込)
    「私はこの短編集一冊のために、十箇年を棒に振った。まる十箇年、市民と同じさわやかな朝めしを食わなかった。……私はこの本一冊を創るためのみに生れた」(「もの思う葦」)。第一創作集『晩年』(昭和十一年刊)と、それにつづく“苦悩の時期”に書かれた諸篇を収める。晩年(葉思い出 魚服記 列車 地球図 猿ヶ島 雀こ 道化の華 猿面冠者 逆行 彼は昔の彼ならず ロマネスク 玩具 陰火 めくら草紙)ダス・ゲマイネ 雌に就いて 虚構の春 狂言の神
  • ヴェニスの商人の資本論
    3.9
    〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作「ヴェニスの商人の資本論」。そのほか、「パンダの親指と経済人類学」など明晰な論理と軽妙な洒脱さで展開する気鋭の経済学者による貨幣や言葉の逆説についての諸考察。
  • 養老孟司の人間科学講義
    3.0
    ヒト遺伝子は既にその塩基配列がすべて解読された。それならわれわれは、ヒトについていったい何を「知っている」というのだろうか。ヒトに本来そなわる二つの情報系?「神経系=脳=意識」と「遺伝子系=細胞=無意識」という入射角からヒトという存在を捉えなおす、養老ヒト学のひとつの到達点。
  • 東京の下層社会
    4.1
    スラムの惨状、もらい子殺し、娼妓に対する搾取、女工の凄惨な労働と虐待……。駆け足の近代化と富国強兵を国是とする日本の近代は、社会経済的な弱者―極貧階層を生み出した。張りぼての繁栄の陰で、「落伍者」「怠け者」として切り捨てられた都市の下層民の実態を探り、日本人の弱者への認識の未熟さと社会観の歪みを焙り出す。
  • 青色本
    4.0
    「語の意味とは何か」ーー本書はこの端的な問いかけから始まる。ウィトゲンシュタインは、前期著作『論理哲学論考』の後、その根底においた言語観をみずから問い直す転回点を迎える。青い表紙で綴じられていたために『青色本』と名付けられたこの講義録は、ドラスティックな思想転回が凝縮した哲学的格闘の記録である。
  • われら青春の途上にて 青丘の宿
    3.0
    祖国が分断され、まだ多くある差別の中で、若い青春を、本当の生きかたとは何か、を真摯に問いながら生きる群像。李恢成の初期中篇「われら青春の途上にて」「青丘の宿」ほか父親の死を契機に、対立し、相反する2つの組織が手を結ぶ、僅かに残された“黄金風景”を描く「死者の遺したもの」収録。
  • 物語 メキシコの歴史 太陽の国の英傑たち
    3.6
    「太陽の国メキシコ」と言えば、わたしたちは陽気なマリアッチや古代文明を思い起こす。だが重層的な民族構成や文化をもつメキシコは、「仮面をかぶった国」と言われ、なかなか素顔を見せない。この複雑なメキシコの歴史を、マヤやアステカにはじまり、植民地時代、レフォルマ戦争、メキシコ革命などをへて現代まで概説するとともに、イダルゴやサパタなど、それぞれの時代を特徴づける神がかり的な英雄たちを紹介する。
  • ひきこもりはなぜ「治る」のか? ―精神分析的アプローチ―
    4.2
    「ひきこもり」研究の第一人者である著者が、ラカン、コフート、クライン、ビオンの精神分析理論をわかりやすく紹介し、ひきこもる人の精神病理を読み解くとともに、家族の具体的な対応法について解説。ひきこもりとニートの違いなど、「ひきこもり」の現在が解き明かされる。 ――以下、本文“はじめに”より『なぜ「治る」のか?』という、ちょっと奇妙なタイトルには、いろいろな意味が込められています、その一つは、「必ずしも病気とはいえないひきこもりを治療するとはどういうことか?」という問いかけです。そう、ひきこもりは、それだけでは病気ではありません。だからこそ、社会参加に際しては、さまざまな支援や対策が有効であり得ます。しかし、ひきこもりは治療によって「治る」こともある。ならばその過程は、精神医学的に、というよりは精神分析的に、どう理解することができるのか。…」
  • 西洋音楽史 「クラシック」の黄昏
    4.3
    一八世紀後半から二〇世紀前半にいたる西洋音楽史は、芸術音楽と娯楽音楽の分裂のプロセスであった。この時期の音楽が一般に「クラシック音楽」の歴史と呼ばれている。本書は、「クラシック」音楽の歴史と、その前史である中世、ルネサンス、バロックで何が用意されたのか、そして、「クラシック後」には何がどう変質したのかを大胆に位置づける試みである。音楽史という大河を一望の下に眺めわたす。
  • 首相支配―日本政治の変貌
    4.4
    細川連立政権崩壊から一〇年以上が過ぎ、日本政治は再び自民党の長期政権の様相を呈している。しかしその内実は、かつての派閥による「支配」とは全く異なる。目の前にあるのは、一九九〇年代半ばから進んだ選挙制度改革、政治資金規正法強化、行政改革などによって強大な権力を手にした首相による「支配」なのだ。一九九四年以降の改革のプロセスを丹念に追い、浮かび上がった新しい日本の「政治体制」をここに提示する。
  • 海人(UMINCHU)
    5.0
    石垣島、沖縄本島で、70年近く漁を続ける海人(ウミンチュ)・照屋規正。 赤銅色の上半身には、少年の頃サメに襲われた歯列が大きく刻まれている。 1936年、9歳の時、親に売られて海人になった規正。 2003年3月、規正は初めて「魚が一匹も釣れない日」を体験する。 規正の現在の漁場は、沖縄本島北部、沖縄で最も“ジャラン(豊富)”といわれる辺野古(へのこ)の海。 この海には特別天然記念物の「ジュゴン」が生息し、一方、海上基地「米軍普天間飛行場代替施設」の建設が予定されている。 美しく豊かな沖縄の海に、いま何が起きているのか? 一人の海人の鋼のごとき半生を追い、海から見た沖縄の歴史を描き出す、書き下ろしノンフィクション。
  • ヤンキー進化論~不良文化はなぜ強い~
    3.6
    暴走族、ツッパリ、ギャル、オラオラ系……。映画やコミックから40年間の流れを検証し、〈反学校〉と〈悪趣味〉のパワーを再評価。彼らが支持するものは、なぜ大ヒットするのか?
  • 仕事で「一皮むける」~関経連「一皮むけた経験」に学ぶ~
    3.4
    異動・昇進・降格・左遷……第一線で活躍するビジネスマンはいつ「一皮むけた」か、豊富なインタビューがあぶり出す。現場で培われたキャリア論、日本で初めての試み。
  • 人口論
    4.0
    人口から世界が見える! 「人口は等比級数的に増加するが、食糧は等差級数的にしか増えない。そして、人の性欲はなくならない。」シンプルな命題を提起し、人口と食糧のアンバランスが生む問題に切り込んで、19世紀の進歩思想に大きな影響を与えた書。のちに大経済学者となるマルサスの意気盛んなメッセージを、クリアな訳文で。「大胆にして修辞的であり、華麗な言い回しと情緒に富んでいる」(ケインズ)
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~
    3.7
    「人間の徳(アレテー)は、教えられるものなのか?」「ソフィストとは、そもそも何者か?」。若くて血気盛んなソクラテスは、アテネを訪問中の老獪なソフィスト、プロタゴラスのもとにおもむき、徳をめぐる対話を始める。しかし、議論は二転三転。次第に哲学的色彩を強めながら、やがて意外な結末を迎えることになる。躍動感あふれる新訳で甦る、ギリシャ哲学の傑作!
  • ソクラテスの弁明
    3.9
    ソクラテスの生と死は、今でも強烈な個性をもって私たちに迫ってくる。しかし、彼は特別な人間ではない。ただ、真に人間であった。彼が示したのは、「知を愛し求める」あり方、つまり哲学者(フィロソフォス)であることが、人間として生きることだ、ということであった。(「訳者あとがき」より)。ソクラテスの裁判とは何だったのか?プラトン対話篇の最高傑作、ついに新訳で登場!
  • アンナ・カレーニナ 1
    4.0
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • 純粋理性批判 1
    4.3
    もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。
  • 映画じかけの倫理学
    4.0
    本当に強い人って誰?負け組に希望はない?どうして他人を傷つけてはいけないの―?ヘーゲルからボードリヤール、ドラッカーからサンデル教授まで生きにくい時代を生きるための15の講義。

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  • 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!
    4.3
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカで17年、13年おきに大発生する周期ゼミの謎を解き明かした吉村 仁氏の最新作がついに登場。『素数ゼミの謎』(文藝春秋)では公開されなかったシミュレーションデータや周期ゼミを始めとするセミの写真を大公開。どういう思考の過程で周期ゼミの謎が解き明かされたのか、素数と最大公約数が重要なわけとは、頻度依存による交雑と絶命とはどういうことか、大発生と地球温暖化は関係があるのかなど、数多くの謎に迫っていきます。日本の四季をあでやかにする秋のムシたちは、なぜ鳴き声があれほど多彩なのかなど、誰もが知りたい身近な疑問にも迫った一冊です。
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~
    4.0
    職場で何をすれば、人は成長するのか? 働く大人のための最新学習理論をもとに、経験をくぐり、対話をし、仕事を振り返るという内省(リフレクティブ)行為の大切さを伝える。
  • 試験にパスする画期的テクニック : 記憶力の世界チャンピオンが明かす18の秘訣
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、記憶と学習に関する具体的なテクニックに多くの章を割いている。映像化、連想法、マインド・マップ法、リンク・メソッドなど。そのほかの章では、個々の学科に焦点を当て、歴史上の年月日の暗記、暗算、プレゼンテーションへの効果的な準備などについて、最適の方法が述べられている。

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  • 大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか
    4.0
    お天気キャスターの開拓者にして、不況知らずの経営者でもある「森田さん」が、ちょっと過激な思考法と仕事術を初公開。

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  • 親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の起原に迫る
    3.8
    一本だけ離れて生えている太くて短い親指、ガラスさえ噛み砕くほど堅い歯。人類の手と口は、他の霊長類に例のない特異なものである。霊長類の調査を長年続けてきた著者は、サルの口と手の形、移動方法は、その主食によって決定されることを解明し、「口と手連合仮説」と名づけた。なぜアイアイの中指は細長いのか、なぜチンパンジーは拳固で歩くのか、そして人類は何を食べ、なぜ立ちあがったのか。スリリングな知の冒険が始まる。
  • 雇用,利子および貨幣の一般理論 (上)
    4.0
    1~2巻990~1,276円 (税込)
    経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書。新古典派理論の特殊性と決別し、それに代わる包括的な「一般理論」を打ち立てた。資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として、雇用と有効需要、利子率と流動性とを組み合わせた独自の体系を構想。現代経済学の出発点にして、今なお必読の古典の待望の新訳。

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  • プラテーロとわたし
    4.4
    真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい、太陽の町モゲール。首都マドリードで健康をそこなったヒメーネス(1881-1958)は、アンダルシアの故郷の田園生活の中で、読書と瞑想と詩作に没頭した。月のように銀色の、やわらかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を、138編の散文詩に描き出す。

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  • 社会学講義 人と社会の学
    3.9
    人間と社会を扱う社会学は、かつては比較的狭い領域の学問であったが、いまや専門化が進み、各々の分野で深化が試みられている。本書は、理論的研究、経験的研究、歴史的研究等多くの分野を見通してきた著者があらためて現代社会学を総合的に捉え、専門分野のみならず一般読書人を対象にして、可能な限り高い水準で平易に説くことによって、この学問の面白さと真価を伝えようとする、「富永社会学の展示室」というべき作品である。
  • 検事総長 政治と検察のあいだで
    3.0
    検察権力のトップ、検事総長-戦後25代の総長、その時代と素顔、在任中の主な事件を描く。検察誕生から、造船疑獄、ロッキード事件、裁判員制度まで。戦後検察史の光と陰。関連年表付。
  • 社会契約論
    3.0
    『社会契約論』の決定版、作田訳が待望のUブックス化。民主主義の聖典か、はたまた全体主義思想の先駆けか。民主主義を支えるのは、神に比される立法者、それとも「市民宗教」? 解説は川出良枝・東大教授。

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  • 漢方 : 第三の医学。健康への招待
    4.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第三の医学・漢方で、ほんとうの健康を獲得するための知恵と方法を満載! 人類の財産「伝統医学・漢方」は不思議な医学。実際にはよく知られていないこの漢方の奥義をやさしく解説し、どうすれば効くのか、健康的な生活を送るために漢方をどう活かせばよいのかなどを盛り込んだ、漢方ライフの提案書。薬草栽培から漢方医学に取り組み、これまで専門医書を数多く上梓した著者が、はじめて初心者に向け語りかけた貴重な1冊。
  • 四十八人目の忠臣
    3.6
    四十八番目は歴史に名を残した思いがけないあの女性! 愛する磯貝十郎左衛門と浪士達のため、討ち入りを影から助け、その後 浪士の遺族の赦免、赤穂浅野家再興を目指し、将軍家に近づいた実在の女性。 まったく新しい「忠臣蔵」の誕生。 <目次> 牛天神 鉄砲洲上屋敷 あぶれ者 尼ふたり 凶兆 驚天動地 恋の行方 新妻 十女十色 怒濤の日々 討ち入り 生か死か 女だからできること 月光 忠義と恋のはざまでゆれる江戸の一女性の目と五感にこだわることが、 すなわち、「私の忠臣蔵」
  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王
    3.9
    徳田虎雄氏の「正体」に迫る決定版評伝。  日本一の病院帝国を築いた徳洲会創設者・徳田虎雄氏がいま、己の「生」と向き合っている。ALSとは身体を動かす神経系が壊れ、全身の筋肉が縮んでいく難病だ。02年春に同病を患った徳田氏は、もはや全身の自由が利かない。  それでも眼球の動きで文字盤を追いながら、こう語るのだ。「これからがじんせいのしょうぶ」。  だがそんな徳田氏にも「運命の時」が近づいている。13年に徳洲会グループは、次男・毅氏の衆院選を巡る公選法違反容疑事件で東京地検特捜部の強制捜査を受ける。さらに徳田氏自身の病も進行し、眼の動きすらままならなくなる「完全なる閉じ込め状態」も、近く訪れるかもしれない。  窮地の徳田氏の「心奥」と徳洲会騒動の「核心」を気鋭のジャーナリスト・青木理氏が描く。
  • 抹香町 路傍
    3.9
    文学に憧れて家業の魚屋を放り出して上京するが、生活できずに故郷の小田原へと逃げ帰る。生家の海岸に近い物置小屋に住みこんで私娼窟へと通う、気ままながらの男女のしがらみを一種の哀感をもって描写、徳田秋声、宇野浩二に近づきを得、日本文学の一系譜を継承する。老年になって若い女と結婚した「ふっつ・とみうら」、「徳田秋声の周囲」なども収録。
  • 愛について
    3.0
    この道はどこへ行くんでしょうか――偶然の邂逅から始まる若い男女の愛。その2年後の妻の謎の事故死。『武蔵野夫人』『花影』で新しい"愛のかたち"を文学史上に画した著者が、現代の市民社会とその風俗の中に、男と女、家庭、"愛の死と再生"のテーマを"連環"する10章で問う。
  • 八木剛士 史上最大の事件
    3.8
    『誰も殺されなくても、あなたは素敵だよ』、もどかしくも切ない美女と野獣の恋がついに!! 不死身の≪力≫を宿す男――八木剛士の心にくすぶるのは、デタラメな世界への激しい呪詛。学校では虐めを受け、謎のスナイパーには命を狙われるという生き地獄の中で、初めて手に入れた“恋”という名の青春! 松浦純菜への想いを募らせすぎた妄想は、ついに脳外へ……。そして事態は急展開! 八木剛士に訪れた史上最大の事件とは!!
  • ベトナム戦争 誤算と誤解の戦場
    3.7
    米軍の撤退完了から、三十年が過ぎようとし、ベトナム戦争は忘却の淵に沈みかけている。ベトナムでもアメリカでも、この戦争を知らない世代が増えてきた。だが一方で、その実像を明らかにし、両国の誤算と誤解の解明を目指す試みも始まっている。ベトナムは、「民族の世紀」と「アメリカの世紀」が激突した戦場であり、各地に飛び火する地域紛争の原型だった。広い視野に立つ精密な記述で、ベトナム戦争の全体像が浮かび上がる。
  • 海の友情 米国海軍と海上自衛隊
    4.2
    日本海軍は、戦場でまみえた相手であるアメリカ海軍に対して、意外なほどの尊敬と共感を抱いていた。それは、戦後の海上自衛隊にも脈々と受け継がれ、彼らの協働態勢が、日米同盟を基底で支えていた。本書は、日米関係の中で特異な地位を占めるこの海の絆を軸にしながら、帝国海軍の英雄たちと異なり、ひたすら訓練に励み、戦うことなく名も知られぬまま去った海上自衛隊指揮官たちの誇り高き姿を綴るものである。
  • 王政復古 慶応三年十二月九日の政変
    3.7
    徳川幕府の政権奉還ののちも、岩倉具視や西郷隆盛らによる真の朝廷政権樹立の画策が進められた。慶応三年十二月八日、薩摩・土佐藩など五藩士は岩倉邸に集合、翌日のクーデター断行が告げられた。その後、席を朝議の場に移して、激論は九日朝におよぶ。この朝議がはねて間もなく、王政復古の大号令が渙発された。これより戊辰戦争の戦火が立ち昇る。それぞれの思惑を秘めて時代の大転換期に臨んだ人々の動きと、歴史的意義を検証。
  • 昭和維新試論
    4.8
    日本人は、はじめて差別に憤り、平等を希求した。本書は、忌まわしい日本ファシズムへとつながった〈昭和維新〉思想の起源を、明治の国家主義が帝国主義へと転じた時代の不安と疎外感のなかに見出す。いまや忘れられた渥美勝をはじめとして、高山樗牛、石川啄木、北一輝らの系譜をたどり、悲哀にみちた「維新者」の肖像を描く、著者、最後の書。(講談社学術文庫)
  • 闇の果てから 1
    完結
    5.0
    全3巻990円 (税込)
    幼い頃、忌まわしい体験をした漫画家のアシスタント・佐野貴子。その貴子が幼女の死体を発見した。自分の経験と重なって、男性恐怖症が頂点に達した貴子の前に現れたのは、調布署の刑事・高橋克己だった…。愛と性の深淵の光と影を描く!
  • 日本史に刻まれた最期の言葉
    5.0
    死に臨んで先人たちは何を言い遺したのか―。それを知ることは、その人の人生のすべてを知ることだ。そして彼らの言葉が、この国の歴史を彩ってきた。満足して死んでいった者などいやしない。誰もが死の直前まで生き抜こうとした。血の通った言葉で探る、童門版・日本通史!

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  • スワロウテイル人工少女販売処
    4.2
    〈種のアポトーシス〉の蔓延により、関東湾の男女別自治区に隔離された感染者は、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と生活している。その一体である揚羽(あげは)は、死んだ人工妖精の心を読む力を使い、自警団(イエロー)の曽田陽介と共に連続殺人犯“傘持ち(アンブレラ)”を追っていた。被害者の全員が子宮を持つ男性という不可解な事件は、自治区の存亡を左右する謀略へと進展し、その渦中で揚羽は身に余る決断を迫られる――苛烈なるヒューマノイド共生SF。
  • 放射線被ばく CT検査でがんになる
    4.0
    1巻990円 (税込)
    日本の医師が野放図に放射線検査を繰り返すには理由がある! CT検査などによる医療被ばくの実態を、20年以上にわたって医学界で独り情報公開を続ける放射線専門医が説く。「日本には世界の約3分の2のCT装置がある」「放射線検査による国民被ばく線量世界一」「検査被ばくによる発がん率世界一」等、次々明らかになる、医療被ばく大国日本の衝撃の事実。何が正しく、何が危険か、判断するのは私たち一人ひとりだ。

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  • 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
    4.1
    「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている! 原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!!
  • スマートグリッド
    4.0
    次世代の社会インフラである「スマートグリッド」。  本書はスマートグリッド研究の第一人者である東京大学教授の横山明彦氏が、電力ネットワークの視点からスマートグリッドを定義し、技術的課題や各国の事情を分かりやすく解説します。  また、日本IBM未来価値創造事業事業開発部長の池田一昭氏と、海外の事例や情報システムから見たスマートグリッドについて語り合う特別対談も収録しました。  スマートグリッドを知りたい、スマートグリッドにおけるビジネスチャンスを探りたい――そんな方々に向けた必読の書です。 (役職名などは書籍発行当時の情報です)
  • 一瞬で人生が変わる!アウトプット速読法
    3.9
    「読書するまとまった時間が持てない」「速読は試したけどうまくいかない」。そんな悩みを解消するのがこの「アウトプット速読法」です。 本書では、速読の心構えと5つのステップからなるアウトプット速読法の具体的なやり方を、わかりやすいイラストとともに解説。アウトプットを前提にすることで内容がインプットされるこの速読法をマスターすれば、人生が変わります!
  • まいにちは、クリスタル!
    3.0
    1巻990円 (税込)
    すっきり、かわいく、透明に! 著者初のフォト・メッセージ集+書き下ろしエッセイ! 女子のカリスマ・蝶々さんの女子のココロをすっきり、可愛く、透明になれるような言葉と「未来ちゃん」で有名な川島小鳥さん撮影の「伊勢神宮」や本人の旅写真を組み合わせた、クリスタルのような本です。 写真メッセージだけでなく、エッセイも充実しています。 川島小鳥の撮り下ろし作品や本人の秘蔵フォト全171点! ※【ご注意】この作品にはカラー写真が多数含まれております。また、お使いの端末によっては文字が読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 修業論
    3.8
    著者が長年続けている合気道修業の目的は「あらゆる敵をたおす」ことではない。「自分自身の弱さのもたらす災い」を最小化し、他者と共生・同化する技術を磨く訓練の体系である。道場での稽古を「楽屋」とし、生業の場を「舞台」とする。新たな学びを阻止する無知や弱さを「居着き」と捉え、これを解除し、守るべき私を廃棄する。すると修業は自分を、予想もしなかった場所へ連れていく――。修業とは、強さとは…正面から問う。
  • 仕事も恋もがけっぷち!29歳OLが永遠に続く幸せを手に入れたシンプルな習慣
    4.1
    「こんなはずじゃなかった・・・」 29歳のとき、私は人生のがけっぷちに陥った。 金なし、コネなし、仕事なし、恋人も住むところもなしのないないづくしで体も壊し、全財産は715円。 そのとき突然、忘れていたジプシーの「おばあちゃんの教え」を思い出し、実践を始める。 そこから人生の逆転劇が幕を開けた。 学歴、資格、たくさんのお金、見た目の美しさや「女子力」……。 私たちが幸せになるために必要だと思い込んでいたものは、 実は、それほど重要ではなかった。 本書は、そうした間違った思い込みを払拭し、 あなたが、自分らしく幸せになるためのヒントを伝授。 【幸せ感知力】を磨けば、すべてがうまく回り始める。 仕事、恋愛、結婚、お金、人間関係の悩みに効く、珠玉の知恵が詰まった一冊。
  • 季語集
    3.8
    生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生れてきました。伝統的な季語に、バレンタインデー、球春、あんパン、俳句の日などを加えて、300の季語を選び、解説したネンテンさんの今様歳時記。日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。

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  • クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
    4.1
    1巻990円 (税込)
    最強の競争力アップ指南書! 日本が21世紀を勝ち抜いていくための新しい国家戦略として、経営コンサルタント・大前研一氏が「クオリティ国家」戦略を提唱する。 巨大経済を誇る「ボリューム国家」中国に対抗する唯一の方法は、スイス、シンガポールのように、小国であっても高い国際競争力を持つ「クオリティ国家」となることだ。これらの国々は、自国市場は小さいが、世界から優秀なヒト・モノ・カネと情報を呼び込み、ブランドをマネージメントし、豊かな国民生活を実現している。本書は、こうしたクオリティ国家の実例を詳細に研究し、日本が進むべき道を提示していく。 具体的な日本改革論として大きな反響を巻き起こす一冊! 新たな黄金法則、ここに生まれる! ※【ご注意】この作品には表が多数含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 楽しく学ぶ数学の基礎 数と式、方程式、関数、あなたのつまずきは、これで解消!
    3.8
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一度でも数学に対して苦手意識を持ってしまうと、 問題を解こうとする意欲と興味がなくなってしまいますよね。 でも、自分がつまずいたところがわかれば、楽しく学びなおすことができるはず。 学生の方、算数から数学になって嫌いになり、そのまま大人になった方。 ぜひ本書で、数学のおもしろさを再発見してくださいね。 ※こんな方に特にオススメ ・小学校から中学、高校の基礎的な数学を学び直したい方 ・気張らず、楽しく数学を、短時間で学びたい方 ・教科書の数倍のわかりやすさ、やさしさのある本を探していた方 ※著者からのメッセージ(「はじめに」より)  数学を教えている私のところへは、なんだかんだと「声」が集まってきます。  そこで、「どんなことをやってみたいの?」と尋ねてみますと、 「昔、つまづいたところを、理解できたらいいな」 「数学の先生は、『ここは感動するところ」と言ってたけど、そこがわからなかった。私も数学で感動してみたい……」 という感じだそうです。みなさん、勉強熱心なんですね。  それじゃぁということで、数学の基礎の段階で、つまづきやすいところ、感動できるところを集めて書いてみようと思い立ちました。
  • ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!
    4.2
    2012年夏、小笠原の海で、10年以上にわたってダイオウイカを追い続けてきた男たちが、奇跡を起こした。誰もなしえなかった撮影を可能にしたのは、いったい何だったのか? プロデューサー、ディレクター、カメラマン、研究者への膨大な取材で明かされる、撮影までの苦難の道のり。 16.8%の高視聴率を記録した「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」の公式ドキュメント本。
  • 影武者徳川家康(上)
    4.5
    慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された! 家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ……。

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  • 自分を「ごきげん」にする方法
    4.0
    成功者が実践してきた「メンタル・トレーニング」を 初心者でもわかりやすく解説した1冊! 本書は、スポーツドクターの辻秀一さんが 20年以上にわたって伝えてきた「ライフスキル」をわかりやすく解説した本です。 「ライフスキル」というのは、1993年にWHO(世界保健機構)によって提唱された概念で、 「個人が日常生活の欲求や難しい問題に対して効果的に対処できるように、適応的、前向きに行動するために必要な能力」と定義されています。 これは端的に言うと、「よりよく生きるための技術」ということです。 ストレス社会といわれる現代では、よりよく生きるために、料理や車の運転と同じように、個人がライフスキルを身につけることが必要というのです。 心の専門家として著者も「心のあり方が行動に影響する」と説きます。 「人は、よい心の状態にあるとき、人間としての機能が上がる。だからこそ、トップアスリートは、パフォーマンスを上げるために、心のあり方を大事にしているのです」と。 本書では、その「よい心の状態」をイメージしやすいように「ごきげん」と呼び、 ごきげんを大事にする生き方を「ごきげん道」と呼びました。 心を大事にするのと同時に、結果も出せるようになる。 その方法をご紹介しています。でも、決して難しいことではありません。 まずは「自分のきげんは自分でとる」と考えるところからスタートします。 ぜひ、本書を読んで一緒に「ごきげん」になりましょう。 【目次より】 ○自分のごきげんは自分でとろう ○不きげんは人間の宿命 ○ごきげんは集中力を上げる ○ポジティブシンキングに疲れていませんか? ○「ごきげん道」は“考える”だけでOK ○自分が主役の人生を生きる ○エネルギーの源泉は自分の中にある ○感情は、私たちに与えられたごほうびである ○期待ではなく、「応援する」と考える ○あなたが始めた「ごきげん」が世界を変える
  • 政治的思考
    4.1
    政治が混迷し不信感が高まっている今こそ、政治をどのように考え、いかに行動するかが問われているのではないか。決定・代表・討議・権力・自由・社会・限界・距離という八つのテーマに即して、政治という営みのもつ可能性と困難を根本から考えていく。私たちの常識的な見方や考え方に揺さぶりをかける刺激的な政治入門。

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  • 格差病社会
    4.3
    日本を蝕む神経症的格差。人間は経済最優先では幸せになれない。「勝ち負け格差論」では根本は何も見えてこない! 日本の格差社会の問題と、対策としてのメンタルヘルスのあり方を考える。
  • 中国に立ち向かう覚悟 日本の未来を拓く地政学
    4.2
    1巻990円 (税込)
    止まることを知らない中国「領土拡大」の野望。赤い覇権戦略を地図で読み解く。 「尖閣諸島」「習近平」でアジア情勢が激変する中、中国「覇権主義」の実態と対処方法を巡り、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が緊急提言します。 櫻井氏によれば、中国は尖閣諸島だけでなく、沖縄、台湾、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インドと領土拡大の野望を持ち、虎視眈々と既成事実を積み上げてきています。こうした中国の脅威に対抗するためには、中国に厳しい交渉姿勢で挑むベトナムのやり方を学び、中国と領土を巡って争うインドと連携し、中国と権益争いを繰り広げるロシアを牽制に活用することが重要だと櫻井氏は主張します。 傍若無人な中国のやり方への怒りや、日本政府の対応への疑問や不安が渦巻く中、明快な櫻井理論が冴えます! 【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、解読が難しい部分が含まれます。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 深く伝える技術
    3.5
    司法試験界の「カリスマ塾長」が伝授する、 思いの深いところで相手と通じ合うための方法。 私たちは、日々、さまざまなことを伝え合っています。 伝えることはコミュニケーションの要であり、 それは人間関係、ひいては生きていくために必要なもの。 なのに、なぜ、「本当に伝えたいこと」が伝わらないのでしょうか――? 本書では、「伝えるプロ」として30年以上活躍する、 司法試験界の「カリスマ塾長」が、「深く伝える」ことについて伝授します。 「深く伝える」とは、情報などをただ伝えるのではなく、 知恵や考え方など、自分の「本質」部分を伝えること。 そしてそれによって、相手の行動が変化すること。 そこまでいって深く伝えることになるのだと著者はいいます。 そのために、何をすればいいのか。どんな考え方をもてばいいのか。 本書ではそれがあますところなく書かれています。 「深く伝える」ことについて意識したなら、 きっと人生はよい方向に変わっていくはずです。 自分が伝えたい思いの「海」があると、想像してみてほしい。 その「上澄み」部分だけをサッとすくって伝えるのではなく、意識の深いところに降りていき、そこから真の思いを汲んで、それを相手の深いところに渡す。 「深く伝える」ということを、私はこのようにイメージしている。    ――「はじめに」より 【目次より】 ・「相手を動かそう」としてはいけない ・相手が「今は望んでいないもの」まで考え抜く ・頭の中で「変換」しやすい伝え方のコツ ・ありのままに言うことがすべてではない ・わざと「わかりにくい講義」をする理由 ・「アリストテレスの三要素」で説得する ・なぜ最初に「相手の言い分」を聞くべきなのか ・ある人気講師の話し方の秘密とは? ・「表情」で損をしてはいませんか? ・「本当に伝えたいこと」は「いつか必ず」伝わる
  • 生き方は星空が教えてくれる
    4.4
    星空への思い、4つの彗星発見。 臨死体験で見た不思議な世界……。 世界的に有名なコメット・ハンター(彗星捜索家)がたどりついた、 人間の生き方とこの地球の守り方とは? 星空から自分を見つめてみたら、人生という美しいきら星が、きっと見つかる。 【目次より】 *彗星発見のヒントになったのは魚釣り *星の下で始まった顔の見えない交流会 *突然襲った病魔、死の淵で考えたこと *臨死体験はどこまでが真実だったのか *夜空の「明るさ」が人類を破滅に追い込む *医師たちが興味をもった「太古の水」の効果 *謙虚な気持ちをもてば熊とも仲良くなれる
  • 自分をえらんで生まれてきたよ
    4.3
    病気をもって生まれた<りおくん>が語る 生まれる前のこと、いのちのふしぎ……。 りおくんは、心臓と肺に疾患をもって生まれ、 これまで入院は30回以上、のべ2年にのぼります。 そんななかで、りおくんが語った不思議な話――それは、生まれる前の世界、 そしてこの世に誕生するということ。 命とは? 生きることとは? 神さまとは?……。 そんな“小さな哲学者”が語ったたくさんの言葉を、 高橋和枝さんのイラストを交え、きれいな本にまとめました。 ページをめくるごとに、心が透明になっていくのをきっと感じることでしょう。
  • おいべっさんと不思議な母子
    4.2
    1巻990円 (税込)
    このシンプルな物語は、きっとあなたに「生きる力」を与えてくれます。 喜多川泰さん待望の最新刊! ベストセラー『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で全国に感動の輪をひろげた小説家・喜多川泰さん。 新境地に挑むべく書き下ろされた今回の新作は、小学生&中学生という子どもたちの世界と、その親世代の生き方をテーマにした力作。 ちょっとファンタジックな雰囲気を感じさせる内容に、思わず「ん?」と驚く読者がいるかもしれません。 おいべっさんとは何か? 不思議な母子はどこからやってきたのか? 驚きのエンディング! 「おいべっさんに幽霊が出たみたいだぞ」。 小学生たちの間でそんな噂話が広がっていた新学期の初日、6年3組を担任することになった日高博史のクラスに転校生がやってくる。 石場寅之助……色あせたTシャツに袴のようなチノパン姿。伸びきった長い髪を後ろに束ねた出で立ちと独特の話し方は、クラス中の視線を集めただけでなく、いじめっ子たちとの争いも招いてしまう。 いっぽう、反抗期をむかえた博史の娘、中学校3年生の七海は、友だちと一緒に起こした交通事故から仲間はずれにされてしまった。 そのあと七海がとった行動は? 寅之助はどうやってクラスに馴染んでいくのか? クラスのいじめっ子黒岩史郎の母親・恵子が流した涙の理由は? さまざまな人間模様が交差しながら展開していく。 そして雷が鳴る夜、おいべっさんで起こったこととは! 【著者からのメッセージ】 “僕の作品が、すべての人にとって「生きる力」になることは期待していない。でも、この作品が今の自分の人生を前に進めてくれる力になるという人もきっといると思う。その人が、この『おいべっさんと不思議な母子』という作品に出会ってくれることを、心から切に願っている。「そんな人の手元に届け!」という思いを込めて僕はいつも作品を書いている。”(著者あとがきより)
  • 飢餓海峡(上)
    3.9
    1~2巻990円 (税込)
    樽見京一郎は京都の僻村に生まれた。父と早く死に別れて母と二人、貧困のどん底であえぎながら必死で這い上がってきた男だ。その彼が、食品会社の社長となり、教育委員まで務める社会的名士に成り上がるためには、いくつかの残虐な殺人を犯さねばならなかった……。そして、功なり名を遂げたとき、殺人犯犬飼多吉の時代に馴染んだ酌婦、杉戸八重との運命的な出会いが待っていた……。
  • Dの複合
    3.7
    作家の伊瀬忠隆は雑誌の依頼を受けて「僻地に伝説をさぐる旅」の連載を始めた。第一回浦島伝説の取材地丹後半島いらい、彼の赴くところ常に不可解な謎や奇怪な事件が絶えない。そして突然の連載打切り。この企画の背後に潜む隠された意図の存在に気づいたとき、伊瀬は既に事件の渦中に巻き込まれていた。古代史、民俗説話と現代の事件を結ぶ雄大な構想から生れた本格的長編推理小説。

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  • 眼の壁
    3.9
    白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。責任を一身に背負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者・田村の応援を得て、必死に事件の真相を追う。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織に立ち向かうが、手がかりは次々に消え去ってしまう…。複雑怪奇な社会の裏に潜む悪の実体をあばき、鬼気迫る追求が展開するベストセラー。

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  • 「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
    3.9
    ベストセラー『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』の著者岩田松雄氏、待望の最新刊が登場です! 「上司といまいちウマが合わなくて……」 「上司への報・連・相の仕方がよくわからない」 「うまく上司をコントロールして、仕事を上手に進めたい」 こんな風に思っている方もいるかもしれません。 ザ・ボディショップやスターバックスのCEOを務めてきた岩田さんも、 もちろんかつては部下だった時代があります。 部下時代にはどう仕事や勉強に向き合っていたか。 そして上司や経営者になったときにはどんな部下の存在に助けられたか……。 かつて部下だった経験と、上司として部下を持った経験。 その両面から見た「君にまかせたい」と言われる理想の部下の姿について51項目にまとめました。 【目次より】 第1章 部下は、従順でなくてもかまわない 第2章 部下は、“過剰サービス”から始めなさい 第3章 部下は、完璧な仕事が求められるとは限らない 第4章 部下は、背伸びや無理をする必要はない 第5章 部下は、上司をコントロールしてもかまわない 第6章 部下は、よく読み、よく学ぶべきである 第7章 部下は、まず人間性をこそ高めなさい
  • ヴォネガット、大いに語る
    4.0
    幼少時からのSFとのかかわりを語るインタビューやエッセー、怪実験をおこなうニューヨークのフランケンシュタイン博士を描いた脚本、『猫のゆりかご』創作秘話と科学者の道徳観について述べた講演録などを収録。どんなに悲惨な状況でも、けっして笑いを忘れない著者の多彩な魅力を伝える作品集。
  • 孤高の人(上)
    4.3
    1~2巻990円 (税込)
    昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。
  • 本居宣長(上)
    4.5
    「とにもかくにも人は、もののあはれを知る、これ肝要なり……」。本居宣長七十二年の生涯は、終始、古典文学味読のうちに、波瀾万丈の思想劇となって完結した。伊勢松坂に温和な常識人として身を処し、古典作者との対話に人生の意味と道の学問を究めた宣長の人と思想は、時代をこえてわれわれを深い感動の世界につつみこむ。著者がその晩年、全精力を傾注して書きついだ畢生の大業。
  • なぜ、他人のゴミを拾ってしまうのか? ――仕事も恋愛も人生も成功に導く! 他人とかしこく関わる方法
    4.5
    「バウンドリーの法則」で、コミュニケーション下手が劇的改善! こんな人にオススメ! ・人を見る目がないと言われる ・ガマンやムリをして、つきあっている ・相手を怒らせない「断り方」が知りたい… バウンドリーとは?――自分と他人との間にある、目に見えない「境界線」。これがない人は、人間関係のトラブルが起きやすい。あなたにはありますか?
  • スタンフォードの自分を変える教室
    4.3
    スタンフォードの超人気講義を完全書籍化! 明快な説得力と斬新な語り口と実践的な方法論に 「本当に人生を変える」「生涯で最も重要な一冊」 と絶賛の続く全米ベストセラー!
  • 世界を制した「日本的技術発想」 日本人が知らない日本の強み
    4.2
    日本が「ものづくり大国」となったのは、決して「手先が器用で勤勉だから」だけではない。独自の「技術」を生んだのは、どの国にも真似できない独自の「発想」であり、それを培った「文化」だった。「ものまね大国」と批判するだけでは見えてこない、オリジナリティあふれる発想がなぜ生まれ、どう技術に生かされているのかを検証し、これからの日本が進むべき針路を見出す!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 心はどのように遺伝するか 双生児が語る新しい遺伝観
    4.2
    IQは遺伝によって決まるのか? 遺伝をめぐるさまざまな誤解を解く「心と行動の遺伝学」ヒトゲノム、クローン技術と、21世紀は遺伝子の時代に突入しようとしている。そしていま一卵性・二卵性双生児の研究から、身長や体重だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も明らかになってきた。遺伝子はどのように人間の心を操っているのか?※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 理系のための人生設計ガイド 経済的自立から教授選、会社設立まで
    4.1
    質の高い研究を続けて、研究者人生で成功するには、若いうちから準備を進めていくほうがいい。経済的に自立し、留学し、業績を向上させ、公募をパスし、教授のポストを得て、会社を作り、ごきげんな人生を送る……。誰も明かさなかった研究人生で成功するための全ノウハウをホンネで説明する! 山中伸弥教授推薦。(ブルーバックス・2008年4月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • トポロジーの発想 ○と△を同じと見ると何が見えるか
    3.9
    数量的世界観を超える「ゴム膜の幾何学」のふしぎ!三角形や五角形などの図形の各辺の長さや、曲がり具合、面積、角度といった目につきやすい情報を取り去り、裏に隠された根源的な本質を見極める──量を捨象して質に注目する幾何学がトポロジーです。そうすると円や三角形や星形など、伸ばしたり、縮めたり、曲げたりして重ねられるものは同じものと見なすことができます。その発想の本質と応用をやさしく解き明かします。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 「食べもの情報」ウソ・ホント 氾濫する情報を正しく読み取る
    4.3
    「砂糖がカルシウム欠乏を招く」「化学調味料で頭が悪くなる」「有精卵や天然酵母は体にいい」「クロレラは万病に効く」など、あたかも科学的に実証されたかのような思い込みに振り回されていませんか? 何がホントで何がウソなのか。本当に大切な食生活とはどのようなものなのか。健康に生きるための情報の捉え方、食生活のおさえどころを紹介します。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 稼ぎたければ、働くな。
    4.0
    日本一型破りな会社の「日本一幸せな働き方」を大公開! 年間休日140日、残業禁止、育児休暇3年、ホウレンソウ禁止……「日本でいちばん休みの多い会社」として次々と常識はずれの制度を設けながら、一方ですぐれた業績を上げ続ける「未来工業」。 その創業者であり、経営者として国内外から注目を集める山田昭男氏の決定版とも言うべき1冊が完成しました。 突飛なアイデアの裏に隠された意図、そして山田氏が真に大切にしてきた「仕事の哲学」とは? 不安や悩みを抱えるビジネスマンに、現状を打破するための「常識の捨て方」をお伝えします。
  • 誰も教えてくれない病人の生き方
    4.3
    1巻990円 (税込)
    ある日突然「病気」になったら、あなたはどうしますか? 人間の死因の9割は病気だといわれています。つまり、ほとんどの人が病気になります。でも、いつなるかわからないので、なかなか「準備」ができません。そしていざ病気になると、あわてふためき、葛藤します。医者は病気を治療してくれますが、つらい気持ちまでは治してくれません。著者は不治の病を抱えながらも明るく毎日を送っている、闘病のプロ。そこに行き着くまでの心の葛藤から、入院生活のとっておきの知恵まで、すべてを明かします。本書を、病気を抱えていても人生を大切に生きようとする、すべての人へ贈ります。 ※病気という言葉は、軽い症状から重い症状まで広い意味を持つため、理解に誤解が生じることがあります。軽い症状へのアドバイスを求める方は少ないと思いますので、本書で取り扱う【病気】とは、「日常生活において大きく支障をきたさないもの(風邪など)ではなく、病気症状が苦痛を伴い、治療が簡単でないレベルのもの」と定義します。
  • 彼は死者の声を聞く
    4.2
    1巻990円 (税込)
    グラフィックデザイナーの斎木が取引先で紹介されたのは、画家として成功した幼馴染みの神成だった。斎木が羨望してやまない才能を持ち、今は亡き斎木の姉・朋と魂で繋がっていた男。朋の死は斎木に罪の意識を、神成には斎木への憎悪を植えつけていた。そして死者が見える斎木の左肩には、今もなお朋がいるのだ。十年ぶりの再会は、斎木を過去に……まだ神成が斎木を慕い、姉が生きていた葛藤の日々へと引きずり戻していく……。文庫2冊分の超大作で読み応え充分!! 梨とりこ先生の口絵・挿絵収録。

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  • シェール革命で日本が再浮上する
    4.0
    1巻990円 (税込)
    この衝撃は、IT革命を超える。米国“復活”でマネーはこう動く!
  • 毎朝1分で人生は変わる
    3.7
    「新しいことを何か始めたい」「自分のこういう部分を変えたい」「こんな習慣を身につけたい」。毎日の生活を繰り返しながらふとこうした思いを抱く瞬間というのは、多くの人がこれまでに経験していると思います。ただ、このあとにしばしばくっついて出てきてしまうもうひとつの言葉があります。それが、「でも……」。 「でも……」、時間がない、お金がない、相談できる相手がいない――。 そんな、最初の一歩をなかなか踏み出せないあなたにピッタリの、「小さなきっかけ」づくりのヒントがふんだんにつまった一冊。 「千里の道も一歩から」というように、新しく物事を始めるにはまず「0→1の経路」をつないでしまうことが肝心です。どんな場合でもそれは同じ。あれこれと思い悩むよりも先に、まずはいまスグにできる「小さな行動」を起こしてしまう。 朝、起きてからの「1分間」を変えればその日1日が変わる。1日が変われば、1週間が変わる。1週間が変われば、1か月、1年、5年……という時間が変わっていく。 そう、きっかけは、まさに明日の朝の「1分間」にあるのです。 【目次より】 ●朝晩の「音読」で毎日一歩ずつ理想の自分に近づく ●やる気のエンジンに1分で火をつける方法 ●迷ったときの「ドウスルジブンガスキカ?」 ●早起きの特効薬は「起床報告メール」 ●ストップウォッチを使って「学習アスリート」になる ●「あと1分」やって気持ちよく終わる ●宣言文の音読でタバコはやめられる
  • 手をつなげば、あたたかい。
    4.7
    どうして、自然は何もかもうまくいくようにできているんだろう。どうして、うれしいことと悲しいことがあるのだろう。どうして、誰かの痛みを自分の痛みのように感じてしまうのだろう……。「どうして? どうして?」と聞いて回るので、小さい頃のあだ名は「どうしてちゃん」だったという著者。25年に渡る教師生活で、学校の子どもたちから教えられたこと。歴史に学んだ人間の悲しさと強さ。また、脳出血で倒れた友人、宮田俊也さんの奇跡的な回復を通して知った、人間の持つ無限の可能性。こうした日々の出来事から著者が感じ取った「宇宙の理」を、優しい言葉で綴るエッセイです。 【目次より】 1章 あなたが痛いと、私も痛い 2章 心の目を合わせ、心の耳をすませる 3章 本当はみんな、幸せ 4章 あなたがいるから、うれしい 5章 優しいことは強いこと
  • 毎朝1分でリッチになる
    3.3
    「今よりお金持ちになりたい」とは、きっと多くの人が抱いたことのある願いではないでしょうか。それをかなえるためのもっともシンプルな方法が、「身近にいるお金持ちの人達の行動を真似する」ことです。お金持ちの中でもとくに、仕事もプライベートも充実した日々を送る「心豊かなお金持ち」の習慣を見習い、自分で実際にやってみるのです。そうすれば、最初に起こした小さな行動がきっかけとなり、やがては運命そのものもお金持ちにふさわしいものに変わっていく――。 コーチングや学習指導、留学などの活動を通して数多くの人達と関わってきた著者が、その中で出会った身も心も「リッチ」な人達へのインタビューを通して、彼らがおこなっている「共通の習慣」をまとめたのが本書です。 「お金持ちの習慣」などというと大げさかもしれませんが、そのほとんどは、実際には簡単にできるものばかり。ひとつだけ、1回だけでもかまいません。実際にやってみて、ぜひその気持ちよさを体感してください。 【リアル・リッチの「種まき」習慣の例】 ●朝一番に、その日1日の感謝を「先取り」する ●毎朝、鏡を磨いて笑顔をつくる ●1万円札を財布の手前に入れる ●靴下はブランドショップで買う ●よく使う時計は4分進めておく ●エスカレーターでは立ち止まらない ●落ち込んだときには「これでいいのだ!」と声に出してみる ●よく行くお店の店員さんの名前を覚える ●水を使うたびに感謝する
  • お金と人生の真実
    3.8
    『きっと、よくなる!』(小社)をはじめ、『幸せな小金持ちへの8つのステップ』(小社文庫)『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)など、著書累計370万部を突破する「お金の専門家」が、自らのメインテーマである「お金」について、あますところなく語り尽くした渾身の書! お金とは何か? なぜこれほどまでに人の心を惑わすのか? そして、そんなお金と上手につきあうにはどうしたらよいか? たんに「お金を儲ける」というだけでなく、お金に振り回されず、豊かに自由に生きるための知恵が、この1冊に詰まっています。いままでの常識が通用しなくなるこれからの時代、どのように生きていけばよいのかが見えてくる、あらゆる世代に読んでほしい本です。
  • 器

    3.7
    ベストセラー『微差力』『眼力』につづく斎藤一人さんの書き下ろしシリーズ。今回は、なんと名実ともに最強の一番弟子、柴村恵美子さんといっしょに新作を執筆! テーマは「器」。「あの人は器がでかい人だ」「あの人は器量がある」などと言われるときに使われる言葉ですが、では、その「器」とは何なのか? どうやって大きくすればいいのか? どうやって育てればいいのか? 一人さんの教えを実践することで人生が豊かになった柴村さんの貴重な体験談やエピソード、一人さん自身が心がけている「器」を大きくするための方法など、目からウロコの内容が満載! 人間関係やビジネスだけでなく、自分自身を見つめ直し、育てるためにも有効活用できる1冊です。 (目次より) はじめに 第1章 “器”を大きくすることが人生の目的 第2章 一人さんに学んだ、“器”を育てる方法 第3章 器を大きくするための修行の日々 第4章 誰でも“器”を大きくできる! さいごに
  • 他助論
    4.7
    世界でもっとも文明が進み、最強といわれた時代のイギリスで生まれた大ベストセラー作品『Self Help』(サミュエル・スマイルズ著、1859年刊)。日本でも1871年に刊行され、またたく間にミリオンセラーとなりました(当時の邦題は『西国立志論』、現在は『自助論』)。スマイルズが説いた「独立自尊」の精神はいまだこの国にも息づいていますが、「ちょっと待った!」と叫ぶ男がいます。その人の名は……清水克衛。職業は「読書のすすめ」という本屋さんの店主。または読書を普及させるために全国を飛び回っている「本のソムリエ」。100万人以上に本を薦めていくうちに、これからの日本人に必要な生き方、考え方に気づいたそうです。そして書き下ろしたのが『他助論』。彼が説く「他助」とは、「人に喜んでもらうことで成長していく生き方」のこと。あらゆる角度から「他助の精神」を取り上げることによって、これからの日本人の生きる指針を提案していきます。 「日々、本を探し求めている中で、私はあるテーマに行きあたりました。それは、今までの西欧からきた成功哲学ではこれからの時代を乗り越えていくことは難しい。これからは“自助”の精神に加え、“他助”の精神が問われる時代だ。つまり≪自助論」から≪他助論≫へと移り変わってきたのだということです」(本文より)
  • SWITCH――スイッチ
    3.5
    1巻990円 (税込)
    全国に感動の輪が広がっているドキュメンタリー映像作品「SWITCH」のエッセンスが、本になりました! 遺伝子には「スイッチ」がある――この事実をまだ知らない方は多いのではないでしょうか? 遺伝子は親から引き継いだ固定的なものというイメージがありますが、じつはそうではなく、スイッチによって働きが変わる動的なものなのです。このことを、バイオテクノロジーで世界的な実績を上げ続ける村上和雄筑波大学名誉教授が、大事故から生還した鈴木純子さん・もも子さん親子のお話、特別支援学校で活躍する山元加津子さんの学校でのお話など、実例をあげながら科学的に説明していきます。そして、お話は「震災後をどう生きるか」「いのち」「魂について」へと展開していきます。 ――あなたの遺伝子のスイッチはオンになっていますか?
  • 今日は、心をみつめる日。
    4.6
    ほんとうの幸せを手に入れるためには、いったいどのような生き方をすればいいのか――。誰もが思い悩む究極の問いに応えるのは、日本一顧問企業数の多い心理カウンセラーとして活躍する衛藤信之氏。全国で開催されている心理学教室でもキャンセル待ちが起こるほど人気の高い著者です。心を落ち着けながら、穏やかな気持ちでお読みいただきたい、待望の一冊です。 (目次より) ◎「足りない」ことが幸福の種子になる ◎幸せと不幸は双子の兄弟である ◎不完全であることを肯定しよう ◎幸福とは「いま」を深く生きること ◎コップ一杯の水にもストーリーを感じよう ◎自分の歩幅で歩く人が、いちばん遠くまで歩く ◎「愛さなければ愛されない」という不変の法則 ◎誰もが固有の役割をもって生まれている ◎死から目をそむけるとき生が希薄になる ◎「借りのいのち」ならこの世で使いきってしまおう  ほか
  • 漂流
    4.6
    江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。

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  • 運命の「絆」
    3.0
    1巻990円 (税込)
    “六星占術”の細木数子が、いま日本に求められる「絆」の重要性をお教えします。生きていく上で最終的に信頼を寄せることができるのは科学ではなく、人とのつながり「絆」です。その「絆」をよみがえらせる━それは、あなたの“こころ”にかかっています。心の奥に眠る深い深い愛を思い起こし、「絆」の力を改めて見直してみてください。この本が、あなたの人生をもう一度幸せの軌道に戻すお手伝いになれば幸いです。

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  • 自閉症スペクトラム障害 療育と対応を考える
    3.8
    高機能自閉症(アスペルガー症候群)および言葉の出ないカナー型自閉症は、連続的な一つの障害、自閉症スペクトラム障害と考えられている。発達障害の一つであり、他の発達障害との合併もある。症状の改善をめざす療育法と、社会的スキルを上げる訓練方法を解説。就園・就学、思春期から社会人まで、社会適応の道を探る。

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  • メンタルケア専門ナースが教える「相手の心を開く」ビジネスコミュニケーション術
    4.0
    ビジネス社会を生き抜くための最大のポイントは「コミュニケーション」と言っても過言ではありません。社内・社外を問わず、相手とのコミュニケーションをうまく取れば、毎日楽しく仕事ができ、それは必ず成績・業績に好影響を与えます。本書は、コミュニケーションのプロである「精神科看護師」の仕事術から、より良いコミュニケーションを考察する書籍です。精神科看護師は、患者からの多大なる信頼が求められる職業。現場には「相手の心を開く」ためのさまざまな知恵や技術が蓄積されており、その多くは、一般社会にも通用するものです。「部下からの信頼が薄い」「上司からの評価が低い」「会議がうまく進行できない」「取引先の相手とうまく話せない」など、人間関係にまつわる悩みをお持ちの方! コミュニケーション上手になるためのヒントが満載された本書を、ぜひお役立てください。

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  • 漫才入門
    3.2
    本書は、お笑いの最高峰と言われている「漫才」を作るためのノウハウを指南する書籍です。プロの現役放送作家が、専門学校東京アナウンス学院・芸能バラエティ科にて、本書のために行った特別授業を完全収録。「笑いのセンスの身に付け方」「漫才ネタの作り方」「演技の仕方」などを、まるで目の前で授業を受けているかのように習得することができます。ともすれば抽象的に説明されがちな「お笑い」というものを、論理的・技術的に提示した本書を読めば、どんな人でも漫才が実践可能。お笑い芸人志望の人はもちろん、お笑いに興味があり、宴会やイベントでちょっとした漫才をやってみたい人にもおすすめできる1冊です。

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  • 会話は「聞く」からはじめなさい 初対面でも自然と話が続く56の心得
    4.0
    「会話がスムーズに進まない」「上司や部下、取引先とうまく話せない」……。本書は、そんな苦手意識がある人のための、「聞く」ことを重視した会話術の本です。 各界の著名人から学生まで、3000人を超えるインタビュー経験を持つ著者が、どんな人が相手でも自然と会話を続けられる「聞き方」を、例をあげながら解説します。 「取引先と自信を持って話すには」「初対面でもうまくいく方法」など、ビジネスでもプライベートでもすぐに生かせるスキルと心構えを網羅。「聞くことの効用」「聞く姿勢」「ピンチのときの会話法」「会話のタブー」「ワンランク上の会話術」「聞く力をつける習慣」に分けて、56の心得を伝授します。

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  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学
    4.0
    偽物を身につけるとごまかしをしたくなり、創造性の高い人は不正をする度合いも高い!? イグノーベル賞を受賞したデューク大学教授が、今度はユニークな実験で誠実さとウソの本質を解明する!
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―
    3.6
    現代小説の第2集。朝鮮戦争のさなか、米軍黒人兵の集団脱走事件の起った基地小倉を舞台に、妻を犯された男のすさまじいまでの復讐を描く「黒地の絵」。美術界における計画的な贋作事件をスリリングに描きながら、形骸化したアカデミズム、閉鎖的な学界を糾弾した「真贋の森」。他に、一画家のなにげない評伝から恐るべき真実を探り当てる「装飾評伝」など7編を収める。

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  • ラグーンエンジンアインザッツ 01
    3.8
    地上に浮かぶ大陸・ラグナリア。皇子にして王位継承者・サアキスは、領空侵犯の飛行船に乗り込んだ時、そこで別の「何か」に変わり果てた人間たち{醜人}と対峙する…。杉崎ゆきる初の本格ヒロイックファンタジー。
  • 中国共産党の経済政策
    3.6
    習近平時代の中国経済はどうなるのか? 一党独裁、政経不可分の中国にあって、今後も共産党が政権を維持していくための最大のポイントは経済政策にあるといっても過言ではない。財務省から中国大使館に4年間出向し、政策決定過程を含め中国経済をつぶさに見てきた著者だからこそ書ける中国経済の真実。(講談社現代新書)
  • 宙の地図 (上)
    3.3
    大反響を巻き起こした『時の地図』の続篇驚愕と興奮の仕掛けに満ちた傑作。19世紀末、圧倒的な力を持つ異星人がロンドンを攻撃、支配下に置いた。苦しむ市民を救うため作家H・G・ウエルズが立ち上がる!

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