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Posted by ブクログ 2022年01月27日
編著はロバート・キャンベル。
本書編集のきっかけは、2020年4月、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で、国文学研究資料館の館長である編著者が配信した動画である。職員が在宅勤務となり、がらんとした書庫の中から、古和書について、また、古和書に描かれた感染症について語るもので、2022年1月現在でも...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月12日
・またコロナ関連である。かういふ時である、出版界も際物狙ひでいろいろと出す。そんな1冊(だと思ふ)、ロバート キャンベル編著「日本古典と感染症」(角川文庫)である。しかし、本書は単なる際物では終はらない。編者は国文学研究資料館の館長であつた人である。その、言はば配下に書かせてなつたのが本書である。総...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月27日
面白かったのは、2箇所。
①平安時代物語・日記文学と感染症
疫病を軸に、様々な文学作品が繋がり合っていることを解き明かしてくれる章。『和泉式部日記』と『栄花物語』の内容が『枕草子』と感染症でリンクしていく!面白い!
②近代小説と感染症
夏目漱石、チフスのメアリーの記事を追っかけてたのか!だから作品の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月12日
万葉から近代まで凡そ1300年間の文学書から感染症について15人の学者さんが考察している論集。全て書き下ろしとの事。
1番面白かった考察は「養生の基底にある思想 『延寿撮要』から『養生訓』へ」。「未病」と言う最近話題のワードが出てくる。『未病の時治療するを養生者といふべし』と。
論文的な文章をとても...続きを読む
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