安藤祐介の作品一覧
「安藤祐介」の「営業零課接待班」「仕事のためには生きてない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「安藤祐介」の「営業零課接待班」「仕事のためには生きてない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学政治経済学部卒。『被取締役新入社員』がTVドラマ化され、TBS・講談社第1回ドラマ原作大賞を受賞。作品に『仰げば尊し』、『営業零課接待班』、『1000ヘクトパスカルの主人公』などがある。
Posted by ブクログ
不器用な主人公「日ノ出楽志」の唯一の取り柄はモノを大切にすること・・・
彼が名前をつけたモノには、心が宿っている・・・
想像以上に面白く心がポカポカと温かくなる物語でした。
僕自身もモノを大切にするこだわりがあるのでかなり共感して読めました。
モノを誤って落としたりしたら、「ごめん」て無意識に言ってしまいます。
名前をつけて愛着をもつっていいですね。自分も少し真似をしたくなりました。
また子供の成長や物に対する接し方など良い見本になる物語だと思います。
自分は「九十九神」や「やおよろず」などのモノに関する物語が好きなんだと実感した気がします。
いい小説に出会えて心が満たされました。
Posted by ブクログ
読み終わったあと、会社の仕事に対して、前向きになれる本。
会社の不祥事をきっかけに、会社の新しいコンプライアンス理念立ち上げを命じられた主人公が、急増のコンプライアンスメンバーと共に、思想が固い経営陣に立ち向かい、コンプライアンスを立ち上げていくという物語。
「どうせ通うなら、毎日楽しい職場がいい」にはめちゃくちゃ共感。他にも、役員へのご機嫌取りのための資料作りなど、社会人あるあるが詰まっており、社会人の人が読むと面白い本だと思った。
「コンプライアンス」と言うと、どうしても固めなイメージが持たれるが、この物語ではコンプライアンスについて、徐々に原理原則に立ち返っていく。「原理原則」とは、
Posted by ブクログ
35歳の主人公は、広報部で仕事をしていたが、晴天の霹靂の人事異動で社長肝入りの『スマイルコンプライアンス』なるものの専任担当になり、これに沿った会社方針を策定することになる。しかし社長に忖度する役員の無茶ブリ、会議のための会議、終わらぬ資料作り…無限地獄のような仕事の中で心を病み、心療内科のお世話になる。唯一の趣味のバンド活動ではバンド仲間が余命宣告を受ける。
上司の吐くこんなセリフ。
『テキトーにやるんだ。一生懸命に考えたフリして、直して、見せて、時間切まで繰り返し、ゴングアウトになれば、上は渋々ハンコを押す。』
なんか暗澹たる気持ちで仕事していた時期を思い出す。不毛な毎日が続き、日曜日の
Posted by ブクログ
読みたいリストの中から手に取った作品。
印刷会社営業、印刷オペレーター、DTPオペレーター…様々な視点から描かれる印刷会社を舞台としたお仕事小説。
一冊の本を造るために、こんなにたくさんの工程があり、こんなにたくさんの人が関わっているなんて…!
本がどのように造られているのか、本の価格設定がどのようにされているのか、など分かっているようで分かっていなかったことを今作を読んで学べた。
思ったより手作業が多いことにも驚いた。
印刷会社を沈みかけの船に例え、いつかは沈むとしても現役でいる間は絶対に沈ませない、よりよい本を造りたい、と奮闘する登場人物たち。
最初は不穏な感じが漂っていたが、営業の