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『ミカゲ食品は「スマイルコンプライアンス」の精神で、信頼回復に努めてまいります』 異物混入騒動への社長の発言が炎上した翌日、35歳の多治見勇吉は、〈スマイルコンプライアンス準備室〉に異動となる。実体不明の社長の言葉を形にしろというのだ。 社長に忖度する役員の無茶ブリ、会議のための会議、終わらぬ資料作り。趣味のバンド活動が最優先だった勇吉も、仕事漬けの毎日に。そんな中、バンド仲間が余命宣告を受ける。 「自分はどうして、こんなに働いているのだろう」 よりよく働ける職場を目指し、勇吉の奮闘が始まる。
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Posted by ブクログ
35歳の主人公は、広報部で仕事をしていたが、晴天の霹靂の人事異動で社長肝入りの『スマイルコンプライアンス』なるものの専任担当になり、これに沿った会社方針を策定することになる。しかし社長に忖度する役員の無茶ブリ、会議のための会議、終わらぬ資料作り…無限地獄のような仕事の中で心を病み、心療内科のお世話に...続きを読むなる。唯一の趣味のバンド活動ではバンド仲間が余命宣告を受ける。 上司の吐くこんなセリフ。 『テキトーにやるんだ。一生懸命に考えたフリして、直して、見せて、時間切まで繰り返し、ゴングアウトになれば、上は渋々ハンコを押す。』 なんか暗澹たる気持ちで仕事していた時期を思い出す。不毛な毎日が続き、日曜日の夜になると翌日からの仕事のことを想像し無気力になる… 主人公のプロジェクトには頼れる仲間が何人かおり、中には60歳過ぎの謎の過去を持つオッサン社員がいる。今の僕は年齢からしても、このオッサン社員のような役割なのだが。 紆余曲折、試行錯誤、バンドメンバーの死去など、様々な苦労の末、会社の12箇条の方針を策定する主人公…これが素晴らしい。眼からウロコの内容。小説の世界のことだけど、リアルに会社の問題点を捉えていた。実際の会社でもこんな方針内容が認められるような企業風土の会社がないものかと思った。 『仕事のためには生きていない。』 ほんと、その通りだから。
「どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいいですね」 最近はルールにがんじがらめになって疲れてしまう。でも、この本を読んで明日も頑張ろうと思った。うちの職場に似てる!と思う。この作者の話は偶然にもうちの職場の課題がテーマになっている気がする。 職場にいる時間は一日の3分の1以上で、それに要する通勤時間...続きを読むも入れるともっと長い。だからこそ、楽しい職場がよい。小難しいルールに溢れる中で、プリンシプル=原理原則に立ち返ることが大切だと思ったし、オープンでフラットって分かりやすいようで分かりにくいけど、つまりはスマコンだなと。 私ももうベテランの域に入っている。組織全体を良くしようとは思わないけど、自分の身近な方が楽しく働けるように頑張りたい。巻末で紹介されていた本も読んでみたい。そして、管理職には強くお勧めしたい一冊です^_^
何気無しにタイトルを見て借りたが、途中、涙目になってしまった。昨今のワークライフバランスを考えさせられると共にどう働くかについても考えさせられた。「どうせ働くなら楽しい職場が良いよね。」
文章が秀麗なわけではない、けれど胸に迫るものがある。上司から「仕事ってなぁに?の答えを自分の中に持て」と宿題でもらっている今の私には、うってつけの一冊だった。
稟議のための会議、会議のための根回し、根回しのための根回し。 そして不毛なスタンプラリー。 会社員ならうんざりするほど見てきた景色が広がる序盤から、ロックで爽快な後半の展開が見事。
ホンマにそうやなあ。仕事のためには生きてないねん。無駄な交渉や報告より一言挨拶ができたら、それで半分は解決するんや。進退をかけた提言も力関係で一蹴される。その経験があっても本作は小気味良い。現実にはありえないけど、後輩たちはこうであってほしいと思いつつ。
仕事だけでもなく、家庭だけでもなく、サードプレイスがあるといいなあ。うらやましかった。 バンド仲間の死はドラマチックに過ぎた感あり。 最後はハッピーエンドでよかったね。
タイトルに惹かれて(笑) 読みやすい。読後感ほっこり。毎日ほどほどに頑張ろうと思えるリーマンにはオススメのお仕事本!
ハートフルお仕事ストーリーで面白かった。いささか理想的すぎる人物と展開構成は、池井戸潤の作品を彷彿させた。現実世界の労働はクソだけれど、この作品のようにお仕事を頑張れたら良いなと思えた。「どうせ通うなら楽しい職場」は、自分の労働生活の指針にしたい。 自分は民間で働いたことがないから分からないのだけれ...続きを読むど、35歳ってこんなに大人なのか....てか管理職になれるんだって素で思ってしまった。
タイトルと出だしから 「倍返しだ!」・・・かと思ってたら そうじゃない方法が出てきて 面白い組み合わせの妙もあり 言い終わり方でした
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仕事のためには生きてない
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安藤祐介
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