安藤祐介のレビュー一覧
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稟議のための会議、会議のための根回し、根回しのための根回し。
そして不毛なスタンプラリー。
会社員ならうんざりするほど見てきた景色が広がる序盤から、ロックで爽快な後半の展開が見事。Posted by ブクログ -
前半、サラリーマン社会のイヤな要素が煮詰めたように出てくるので、読むのが辛くなるが、転調してからの逆転劇が爽快。
なんのために働くのか考えさせられる。Posted by ブクログ -
軽い気持ちで読み始めたが、身につまされる場面もあり後半には涙腺が緩んでしまった。
働きながらロックバンドを続ける多治見は、会社の不祥事に対するスマイルコンプライアンス?を策定する任務に就かされる。会議の為の無意味な会議をくり返す重役連からの度重なるダメ出し、疲弊する多治見が辿り着いたスマイルコンプラ...続きを読むPosted by ブクログ -
社長や本部の指示で無駄なことをしなくちゃいけなくてストレスを感じるのはどこでも同じなのかなあと共感した。綺麗事に感じる部分や現実こんなにうまくいかないと卑屈に思ってしまう内容ではあったが、スマコン十二箇条はみんなが実践する職場だったらきっと明るく働けるのだろうと思った。
人それぞれ仕事に対しての考え...続きを読むPosted by ブクログ -
仕事のためには生きてない。それはそう。でも生きていくためには、仕事しないわけにもいかない。
言ってることが変わる上司や不毛すぎる根回し行脚など、サラリーマンあるあるが刺さりすぎて、そしてそれでも前を向く主人公が眩しくて、途中からやたら泣けてしまった。Posted by ブクログ