安藤祐介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この小説の中でこんな文章が出てきます。『営業本部の昔話みたいな形で、どこかで聞いたことがある。昔は「24時間戦えますか」とかいう栄養ドリンクのテレビCMソングが流行り、働いて、飲んで、働いて、深夜や明け方まで仕事する毎日が当たり前だったと。』そんな時代のある思い出がよみがえりました。やっていた仕事が終わらなくて完徹になってしまった朝、夜明けに会社のトイレの手洗カウンターで顔を洗っていたら、朝の掃除に来ていたおばちゃんが「生きるのって大変ね…」と声をかけてくれたのです。よっぽど哀れな存在に映ったのでしょう、きっと。働き方改革の先史時代はハードワーク自慢期みたいな時代があって、この話、自虐ネタであ
-
Posted by ブクログ
ラグビーを通した人生再生の物語
生きる希望を失って死に場所を探していた丸川。
ひょんなことから、40歳以上限定のラグビーに誘われます。
そのラグビー、その仲間たちを通して、自分自身と向き合っていくことに。
各章ごとに、ラグビーメンバの語り手が変わっていきます。
丸川だけでなく、様々な背景、人生を背負っているメンバ達。
そんな人々とのかかわりが厳しくも温かい。
しかし、試合後の飲み会で40過ぎのおっさんたちがそんな飲み方、騒ぎ方するかなぁ!
周りで見たことないんだけど..
その辺は正直、かなり引いてしまいました。(笑)
いかにも昭和っぽい(笑)
その辺は違和感ありながらも、全体として、大 -
Posted by ブクログ
日ノ出楽志は、家事も仕事も上手くこなせなくて不器用であるが、モノを大切にして長く使う人である。
モノには心が宿っていると言うのは彼が使っているさまざまな電化製品や時計などのモノたちで、楽志からそれぞれに名前までつけられている。
文中でもそれらのモノたちが会話する。
楽志が一児の父になり、リストラされてリサイクルショップに勤め始めてからさまざまなことが起こるが、そのたびにモノたちが応援しているのも微笑ましい。
年代とともにモノに対する考え方も変化していくのも面白い。
モノの大切さもわかり、本当に必要なものもわかる。
粗末に扱うのはやめようとなる。