安藤祐介のレビュー一覧

  • 本のエンドロール
    本のエンドロールを読み終えた今、本を造っているのは印刷会社、製本会社だと胸を張って言えます!本が好きで本を売る仕事に就いたけど、こんなにもたくさんの方が関わって本が造られていることを初めて知りました。そして本を造るときに手違いはあってはならない。仕方なく送り出される本があってはならないのです。熱く夢...続きを読む
  • 六畳間のピアノマン
    連作短編6篇
    ブラック企業のパワハラで心優しき6畳間のピアノマン夏野は首吊り自殺する。その死によって周りの人々の人生が変わっていく。パワハラを録音してリベンジした同僚、YouTubeでファンだったピアノガール、遅れた警官などがそれぞれの章で人生を見つめ直し力強く生きていく。出だしは哀しいけれどとても...続きを読む
  • 六畳間のピアノマン
    読んだことある内容なはずなんだけど、自分のレビューを検索しても該当作は出てこない、、、
    なんでだろうと思ったら、最後のページで謎が解けました。
    「逃げ出せなかった君へ」というタイトルから改題して加筆修正されていたんですね。
    軸となる内容は変わっていないと思うのですが、改題前のものよりこちらの方が星の...続きを読む
  • 六畳間のピアノマン
    1章目を読んだ後、夏野の周りの人たちや残された2人のその後がどうなったか気になったので…
    その後少しずつ物語が繋がる中で、その後の様子も出てきて満足して読めました。
    ここまでのブラック企業は 今では珍しいと思いますが、物語的には分かりやすくて面白かった!
  • 宝くじが当たったら
    宝くじ。誰もが一度は、「当選したらどうしようか」と考えたことがあるのではないでしょうか。
    ジャンボ宝くじに当選したわくわく食品の経理課勤務の修一をめぐるお話です。

    当たった時に考えていた「仕事はつづけて生活水準を落とさず、温存する」という当初の目的から外れ、ひとつの綻びがまた一つの綻びを生み……と...続きを読む
  • 不惑のスクラム
    綺麗事ばかりでは無いところが良かった。
    傷つけた者、傷つけられた者、公平であった気がする。
    読んだ後気持ちが良かった。
  • おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部
     テレビドラマ化にぴったりの作品。

     希望どおりの部署には配属されないのが宮仕え。であっても目の前の仕事に取り組むのは全力で。空振りを恐れず常にフルスイングすることが大切。その攻めの姿勢こそ活路を生み出す原動力だ。

     元気をもらえる安藤節でした。
     (それにしても山田。それでよかったのか!? 里...続きを読む
  • おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部
    新人の頃、琴平部長は私によく言っていた。
    <思いだけで仕事をするな>
    この言葉の真意が今、少し分かったような気がした。
    しょい込み過ぎるな。もっと軽やかにやってみろ。きっとそういうメッセージなのだ。

    「あいつが一貫して捨てていないものが、ひとつだけある」「遊び心だよ。会社中を敵に回すことさえ厭わな...続きを読む
  • ちょいワル社史編纂室
    その夜、悟は来来軒で時給九百円の労働に精を出しながら思った。課せられた”ノルマ”を補填するために始めたアルバイト。お金のためだけに始めた生まれて初めての労働に、お金ではない何かを感じるようになったのはいつ頃からだろうか。注文を取り、水を出し、レジを打ち、食器を洗っているうちに時間があっという間に過ぎ...続きを読む
  • 営業零課接待班
    <今の気持ちのまま他へ行っても、あなたはまた同じ過ちを繰り返す>
    そしてもうひとつ。
    <あなたは変われる>

    学生の頃は毎朝同じようなスーツを着て同じ方向へ歩いてゆく人々の流れを見て、自分もこんな風に普通の勤め人になるのだろうかと味気なく感じたものだ。しかしそれはとんでもない思い上がりだったと気付く...続きを読む
  • 営業零課接待班
    物語のスピード、登場人物のキャラクターなど、特に気になる点がなく気持ちよく読めた。
    接待営業は今の時代とマッチしてないなーと思いつつも、一理あるかもと思わせる話だった。
    続きがあれば読んでみたい!
  • 六畳間のピアノマン
    短編集かと思いきや、登場人物に繋がりのある形。
    一番初めのパワハラ上司の話がダークで、この先どう読み進めようかと思ったが、色々関わりのある人の話を読み進めていくうちに、あの出来事も無駄じゃなかったというか、生かされて、最後には読み手も少し前向きになれる一冊だった。
  • 営業零課接待班
    日経新聞土曜版?仕事を頑張る気持ちの湧く本 10選でしたか?紹介された中では最下位の10位であった事、若者に人気とあった事から拝読しました。励まされましたよ。涙も出ました。
  • 不惑のスクラム
    ああ、せっかくラグビー人気が高まってきたというのに、コロナの感染拡大は残念。
    物語もあるけれど、同じ草ラグビーをやっているものとして、仕事との両立やチーム運営など、そういった意味での感情移入できる作品でした。
  • 不惑のスクラム
    老いてなおやんちゃでありたい、
    と同時に、歳をとっても、何か仕事以外のことに打ち込むっていいなと改めて思わされた。
    登場人物はタイトルのとおり、みな不惑以上のはずなのに、青春モノとして充分通ずる爽やかさだった。
  • 営業零課接待班
    退職勧告を受けた者が集められた営業零課。
    営業って大変だよね…という同調のもとに読み進める。
    接客が苦手だとか、プレゼンが上手くいかないとか、退職勧告された者が集う場所なのだから、悪いとこもたくさんある。
    でも、いいところを引き延ばし、一致団結していく様は清々しく温かい。
    マジオと祥子とのその後なな...続きを読む
  • 営業零課接待班
    著者の本は3冊目かな。他の作品同様、文章は軽い割りにドラマもあって楽しめた。気軽に読めるビジネス成長物。
  • 営業零課接待班
    リストラ社員を集めて結成された営業零課接待班。接待と聞くと飲んで食べて贅沢な、と思ってたけど、確かに食事を一緒にすると距離がグッと縮まりますよね。よくある奇跡は起こらないけど、明日も頑張ろうと思える。
  • 営業零課接待班
    面白かったー。自分を追い詰めすぎない、いい意味で肩の力を抜くって大事。作者の経歴、苦労してんな…って感じ
  • 宝くじが当たったら
    2億円の宝くじが当たった主人公。
    最初は、どうしたらいいかと動揺して、小さなドジを
    踏んで、そして家族に報告してからは災難ばかり。
    でも、最後に小さな幸せを感じられるお話。