安藤祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブラック企業に勤める3人の会社員が人の心を持っていると思えないパワハラ上司に人権を無視した罵詈雑言を浴びさせられ、ボロ雑巾のように過酷な日々を送った結果、3人のうちの1人に不幸なことが起きる章から始まる短編集。短編集とは言えども、登場人物がそれぞれ1冊を通じてつながっていたから苦手なthe短編集ではなかったのが良かった。
印象に残ってるのは上河内とニドウのシーン。あまりにも非人道的な言動が過ぎてて読んでるこっちも怒りが沸々と湧いてきた。
8年経った村沢が同じ過ちを繰り返さないために、ナガツくんを必死に救おうとしてるところに心を打たれた。
悪いと思うことに対して目を背けずに立ち向かっていこう。
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Posted by ブクログ
普通に本を作る工程がおもしろくてスラスラ読んだ。
電子書籍で読んでしまいましたが。
私は特に昔は本とか全然好きじゃなくて、親に強制されて読む分、余計に嫌な記憶になって、自主的に本を読む人の気持ちなんか一生わからないと思った。
でもこうやって本を読んだりするのを楽しいと思えるようになったのは、本屋巡りをしてたくさんの紙の本の表紙やタイトルに出会ったから。
この楽しみ方は電子書籍にはできないから、やっぱり紙の本は残るといいよな、と思いながら読んだ。
『自分の仕事に誇りが持てるか』
各所に散りばめられていたテーマだったかと思う。ありがたいことに私は今の自分の仕事は好きだしもっと頑張りたいと思う環境