安藤祐介のレビュー一覧

  • 本のエンドロール

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    本がいち読者へ届くまで、何となくたくさんの人が関わっているとは思っていたが、想像を超えてきた。
    まさに「みんなで造りました」

    「具体的に考え、動け」
    これを実践してくれる人たちがいるから成り立っている。
    昨今文庫本でも1000円を越えるものが珍しくなく、高いと感じていたが、これを読むと全然安いんじゃないか
    むしろこの値段で読ませてもらって良いのだろうかと思ってしまった。

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    2026年10月04日
  • 宝くじが当たったら

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    ネタバレ

    誰もが考えること。
    宝くじ高額当選…
    しかし宝くじで数億円当選しても、金銭感覚がマヒしてしまい破産する人の方が多いというらしい。

    この小説は平凡な会社員・新堂修一が、大晦日に宝くじで2億円当たったと知るところから始まる夢のような幸運のはずが、当選をきっかけに職場や家族、恋人との関係が揺れ始めるのだ…最初の方で当選をポロッと両親にうっかり話してしまったことで、寄付団体や遠い親戚までが擦り寄ってくる。

    また誰かがフルネームを◯ちゃんねるのような不特定多数のサイトに書き込み、大混乱…主人公は開き直って、高額当選したことを自らSNSに告知する。ところが本人は会社勤めを続けるものだから、社長からは社員に悪影響を与えるなと忠告され、ご祝儀には30万円包んでくれると評判になり、あまり親しくない友人までが結婚式に呼ぼうとする。

    親への恩返しに海外旅行をプレゼント、実家のリフォーム代金、妹の結婚にあたりお祝い金、自然保護団体へ寄付した他は、怪しいビジネスに勧誘されたり、親友から名前貸しの詐欺に巻き込まれ、ヤミ金に脅されたり、あとは散々な内容だ。
    結局は会社も自主退職となり、主人公は当選金をほとんど散財し、孤独になるが最後はハッピーエンド。フィクションではあるが、こんなような生活が待っているのなら、あまり羨ましくはないなあ。

    宝くじ売り場の前を通る際に、
    『今買えば高額当選するかも』
    『そんな当たるわけないよ』
    『でも買わなきゃ当たらないよね』
    『当たったことないでしょ、また損するよ』
    と心の中で葛藤し、結局買わないことあるよなあ。宝くじ高額当選は小市民の夢であることは間違いない…

    もしも貴方が高額当選したら、誰かに言いますか?

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    2026年09月29日
  • 退職クロスロード

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    結局 人間性かー
    腐っちゃいけないし奢っちゃいけないし

    日々 徳を積んでいこうと思います

    優秀な人は 能力じゃなく 人間ができている人なのかな
    クソばかりの世の中だけど、、、

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    2026年09月24日
  • 本のエンドロール

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    本に携わる人が登場する小説をいくつか読んだことがありますが、印刷会社が舞台のものは初めてでした。
    主人公は印刷会社の営業マン。作家や編集者、デザイナーに振り回され、トラブル対応に追われる姿は読んでいて胃が痛くなりそうでした。営業って大変だな…(^_^;)
    印刷や製本の職人さんがいるから、いろんな装丁の本が店頭に並んでいることを恥ずかしながら初めて意識しました。デジタル化が進んでいますが私はやっぱり紙が好き。これからも紙の本を読んでいきます!

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    2026年09月21日
  • 退職クロスロード

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    Audible聴了。
    定年退職する元バリバリの営業部長(営業副本部長)が陥れられ、労働安全衛生部長(通称パトロール部長)に左遷されながらも、定年退職の最終日に、彼を慕う社員たちに助けられて陥れられた相手(専務、経営戦略部長)に(自分は望まずとも)一矢報いる話。そして彼自身はパトロール部長の間にビル清掃会社を立ち上げる準備をして無事起業する。
    自分もある社長のときに梯子を外されて苦い思いで最後の数年間を過ごし定年を迎えたが(再雇用はせず)、やはり腐らず個人事業主としてIT企業のお手伝いをすることができるようになり、今もスタートアップ企業の営業顧問としてお手伝いできているのはありがたい。先輩たちや友人との繋がりに感謝している。

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    2026年09月17日
  • 退職クロスロード

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    人生大逆転!!!
    とまではいかないですが、よく誰も見ていなくてもお天道様はみているよ。
    とはいったものかな・・・
    自分はそんな生き方ができているかな??
    ちょっと考えたくなる素敵な1冊です。

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    2026年09月17日
  • 退職クロスロード

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    Audibleにて。
    営業部で剛腕を奮っていた人が組織内で陥れられ、パトロール部長となり、会社を退職するまでの社会人人生を描いたヒューマンドラマ。非常にテンポよく聞けて、ラストはスカッとする展開で面白かった。

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    2026年09月15日
  • 本のエンドロール

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    ネタバレ

    難しく考えることはないはずなのに、少し考えさせられる。
    本という題材を用いて、緩やかに失われつつあるニーズの対象がどのように存在し続けていくか?それに携わるものは何を考えるのか?三者三様の接し方があるよな、と受け止めた。
    例えばこういう人もいるんじゃないか?いやこういう人もいるよな…と想像しうる必要十分な人材が、登場人物として現れるためよく練られているなと思う。
    これから物体としての本がどこへ向かうのか。ほんのり考えるきっかけになった。

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    2026年09月11日
  • 本のエンドロール

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    自分の夢を熱く語る営業、一番苦手なやつだ。サラリーマンの仕事なんて理不尽なことも面倒なこともたくさんあるけど、とにかく地道に確実に積み重ねていくものだ。自分は全くできていないけど、目指していたのはこの小説の主人公のような熱血系ではなく着実に実績を上げる先輩営業。こっちを肩入れして読んでいくか。
    日の当たらない仕事の裏にも多くの人たちの努力、技術、拘りがあり、それを積み重ねるところにドラマがある、というのは企業小説の定番のようだが、出版とか書店とかは何となくお手盛りな感じもして、今ひとつ引き込まれない。全く偏見で自分の勝手だけど。
    ストーリーは予想通り先輩、上司、取引先、職人と言った関係者が主人公の熱意に絆されるようにして、いい書籍を作り上げようと奔走する。幾多の困難を乗り越えながら。捻くれ者のサラリーマン小職も何となくその話を見過ごせなくなって、最後はこの会社とその界隈で働く人たちを応援したいという気持ちになった。紙の本は好きだし必需品だ。出版業界も夢見ていかなければいい本を作り続けられないだろう。これからもよろしくお願いします。

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    2026年09月05日
  • 退職クロスロード

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    退職するときにその人の会社人生が透けて見える……という、ちょっと身につまされるお話。いろんな部署が絡み合い、派遣されてきている清掃員が立ち会わせたときに謎がほぐれるのも面白い。

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    2026年08月03日
  • 六畳間のピアノマン

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    救えなかった人を想って自粛して過ごすんじゃなくて、やっぱりその人の分まで強く生きていくべきである。ブラック企業に苦しむ人、自殺を目撃してしまった人、印象的な場面に遭遇した人、さまざまな人が登場する。どれも胸が熱くなる。最後、ビールを気づいたところは鳥肌だった。

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    2026年08月02日
  • 営業零課接待班

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    人との繋がりや繋がった後の爆発力がすごく感じれました。人と会い対する時に自分が忘れていたというか面倒くさがっていたことを気がつけました。
    面白かったです。
    恋愛面もうちょっとだけ話広げてくれたら最高でした!

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    2026年07月31日
  • 本のエンドロール

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    何か大事件があった訳じゃない。最後に代どんでん返しがある訳でもない。ただ粛々と自分たちの仕事と向き合い、情熱を持って本をつくっている人々の日常だった。
    豊澄印刷株式会社の営業担当である浦本が主人公。彼を取り巻く印刷会社の実態や、印刷工場で働く野末、ジロさん。作家さんや、本の編集者さん、実際に本ができるまでどんな工程を踏み、どのように読み手に届くのかが詳しく書かれている。私が衝撃をうけたのが、本には色々な仕掛けがあるということ。本のカバーに本物の火薬の粉末を使用したり、紙にも色々種類があったり、読者の気づかない仕掛けが色々あるんだ、という視点に気付けたことが良かった。そう思うと、この本の表紙も、印刷工場で仕事をしている職人さんが暗闇の中で仕事をしているこの写真が、「ほんのエンドロール」というタイトルに最もぴったりなような気がする。作家さんが書くだけじゃなく、たくさんの人が本を作ってると知れたのがとても良かったし、感動した。
    好きなセリフが「たとえ天職じゃなくてもいい。この仕事をやっていてよかった。そう思える瞬間が日々の端々、所々にあればそれはきっと幸せなことだろう。」確かになぁ、納得した。

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    2026年06月30日
  • じゃないほうのオダ

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    戦下手な領主を持ってしまった小田家家臣の不遇がやたら気になってしまうほど、小田氏治の領主としての力量を疑ってしまった。
    藩士だけでなく領民までが、自分達を無駄に死地に向かわせる氏治に付き従う理不尽さに納得しにくかった。
    だが、負け戦の連続でありながら、戦に臨む駒蔵ら家臣の働きが健気であるだけに、能力の低い上司に翻弄される部下の悲哀と重なり読み手を惹きつける。
    数多の家臣達の死がありながらのこの結末は、理不尽であるようだかこれがリアルなのかもしれない。
    マリオのような装丁は本作には似合わないと感じてしまった。

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    2026年06月04日
  • 仕事のためには生きてない

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    ホンマにそうやなあ。仕事のためには生きてないねん。無駄な交渉や報告より一言挨拶ができたら、それで半分は解決するんや。進退をかけた提言も力関係で一蹴される。その経験があっても本作は小気味良い。現実にはありえないけど、後輩たちはこうであってほしいと思いつつ。

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    2026年04月05日
  • 退職クロスロード

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    総合メーカーを退職する窓際部長と、その会社の入社試験に落ちた清掃員の人生が混じり合う年度末の長い1日とその後の話。
    とても読みやすく、読み終わっていい話だったとゆっくり振り返りたくなる。
    それほど劇的な展開はなくて、淡々と話は進む。
    窓際部長、悔しい思いをたくさんしたのに、本当にいい人でした。
    「失ったものを数え始めれば、思い出すのは恨みばかり。」
    窓際部長のこの言葉を胸に刻みました。

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    2026年04月01日
  • 不惑のスクラム

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    ■サマリー
    ・人と人とのふれあい
    ・元受刑者がラグビーを通じて生きることを選択する
    ・人はみんな事情を抱えて生きている

    ■所感
    丸川良平43歳は、もとは平凡なサラリーマンであったが、電車内での痴漢冤罪に巻き込まれそうになり、何とか無実であることを証明できたのも束の間である。その後、酔っ払いに絡まれキレてしまった丸川は酔っ払いを殺めてしまい、傷害致死罪で捕まってしまう。
    丸川には妻と2歳の娘がいたが、獄中で自ら離婚を言い渡し、家族との縁を断ち切った・・・。
    とても暗ーい内容で始まる本物語は、この丸川某がラグビーを通じて一度は人生に失望し、自殺を試みたものの、生きていくことを選択しようとする再スタートの物語である。
    とはいえ、やはり人間とはいつ何時も冷静でいることが肝要であると学んだ。一時の感情によって我を忘れてしまえば、取り返しのつかないことになってしまうこともある。
    明日は我が身である。
    自戒を込めて、自分自身も気を付けて生きていかなければならない。
    終わり方には賛否両論あると思う。
    少々きれいすぎる終わり方に現実感がないことは否めないが、こういうハッピーエンドもあってよいかもと思えた。

    ■心に残った部分
    「そういえば最近みんな、何やらもめているようだね」
    宇多津は、さりげなく二人に向けて話を振ってみた。
    丸川は「申し訳ありません」と頭を下げた。
    「いい歳したオヤジたちにも、喧嘩は絶えないものだね。『四十にして惑わず』なんていうが、なかなか難しい」
    「その一節、ぼくは大嫌いです。全く共感できません」「二階堂謙倍にかかれば、孔子先生の論語もかたなしだな」
    宇多津は笑った。
    「四十歳で惑いのない人なんて、この世の中にいるんでしょうか」もっともだ。
    老いてなお、やんちゃであれ。
    ヤンチャーズのチーム理念は達観的な惑”の概念とは相容れぬものだ。

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    2026年03月20日
  • 営業零課接待班

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    登場人物みんな優しい。
    真面目なマジオが自分の見え方についての考え方を変えていくことでその真面目さが報われていくのが読んでいて嬉しい。
    ちょっと仕事、もうひと頑張りしてみようかなと思えた。

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    2026年03月18日
  • 日ノ出家のやおよろず

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    楽志の周りの家電目線からの話でしたが主人公に声がなかなか届かないのが切ない。
    けど、父視点の楽志の想いがよく伝わる本でした。
    家の家電もちゃんと掃除しなくては。

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    2026年02月11日
  • 本のエンドロール

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    物語(魂)に“本”という肉体を与える印刷会社=本の助産師。紙の本のぬくもりと、電子・音声の便利さの両方を実感。AIに頼る中で「自分で考える力」と向き合うきっかけに。何が成功かは自分で決める。

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    2026年04月08日