安藤祐介のレビュー一覧

  • 仕事のためには生きてない
    仕事をする大人のための物語。
    アフター5にのめり込める趣味があり、心から信頼できる仲間がいる生活、それだけでも既に充分なカードを持ってると思う。
    そこに、仕事で(しょーもない鬱陶しさ満載ながらも)役員会議案件を担当、恋人までゲットする、という、大人向けのおとぎ話。

    でも、大人にこそ、おとぎ話が必要...続きを読む
  • 本のエンドロール
    興味深く読んだ。
    個人的にも紙の本に対しても書店に対しても、今後の行く末を心配している。
    確かに電子書籍はとても便利だと思うのだけれど…どちらかというと私は、まだ紙派。

    ただ、電子だと拡大とかできるから老眼鏡がなくても読めるし沢山の本を持ち歩く事もできる。便利でしかない。
    何かが便利になると、何か...続きを読む
  • 仕事のためには生きてない
    社会人になったばかりだけれど、好きなことのために自分の時間のために仕事をしているんだなと共感。せっかく働くなら楽しい職場がいい。
    ひとまず挨拶をちゃんとしよう。いいところを見つけよう。困ったら騒ぐ!
  • 本のエンドロール
    本ができる裏方の、印刷所の物語。
    電子書籍にどっぷりの自分にとって、紙の本に対する価値観が改められる内容。
    本が作られる過程を舞台にしつつ、裏方の熱い人間ドラマも描かれている。
    この本はどんな思いでこの装丁に、紙質に、フォントになったのだろうと思いを馳せる。紙の本への見方が変わった一冊。
  • 本のエンドロール
    普通に本を作る工程がおもしろくてスラスラ読んだ。
    電子書籍で読んでしまいましたが。
    私は特に昔は本とか全然好きじゃなくて、親に強制されて読む分、余計に嫌な記憶になって、自主的に本を読む人の気持ちなんか一生わからないと思った。
    でもこうやって本を読んだりするのを楽しいと思えるようになったのは、本屋巡り...続きを読む
  • 仕事のためには生きてない
    仕事を目的として生きることに対する戒めのように感じた。仕事はあくまで手段であり、自分が本当に実現したいことは何か、見失わないようにしないといけないと感じた。
    上長への根回しで一進一退を繰り返し、絶望的な気持ちになりながらも職場の仲間と助け合いながら力強く進んで行く姿に勇気をもらった。
  • 仕事のためには生きてない
    時々苦しくなることもあり、少しずつ読み進めた。サラリーマンならではの、稟議とスタンプラリー、権力との戦いに応援したくなる作品だった。最終的に完成した12箇条はうんうんと頷ける素晴らしい内容で、全ての会社で採用してほしい。


    【ミカゲ食品スマイルコンプライアンス行動規範十二箇条】

    一、挨拶をしよう...続きを読む
  • 六畳間のピアノマン
    5に近い4。ラスト良かった。ブラック企業など理不尽なシーンが多く出てくるので、読んでいてちょっと疲れるが、いいストーリーだった。
  • 仕事のためには生きてない
    仕事、会社、職場あるある集。文字にすると、そんなバカな!ことばかりだけど…。「デコ資料に根性論と苦労話のマウンティング合戦。自分がどれだけ大変か虚勢張り合う不毛な勝負」「自分の好きなことを続けるために働いて給料もらう。ただ金の為だけに働き続けると、心が折れてしまう。誰かを喜ばせたかったり誰かと一緒に...続きを読む
  • 六畳間のピアノマン
    上河内というブラック企業の体系のような人間の下で働く太下と夏野と村沢の3人の社畜の、4人で始まる物語で構成される短編小説。
    この小説で伝えたかったのは、何気ない行動や言動が誰かの核に訴えかけることもあるのだよ、ということだと感じました。
  • 仕事のためには生きてない
    一緒に働く仲間との関係、会社の外の友人達との付き合いの中で、自分は何のために働くかを問い直していく物語。いわゆるブルシットジョブ、何のためにやるのか誰のためのものなのか分からない、ムダに思える仕事でも、取り組み方や捉え方によっては何らか意味を持たせることができるのでは、と自分の仕事への向き合い方を見...続きを読む
  • 仕事のためには生きてない
    毎日、職場へ行って自宅へ帰る。それだけで自分を褒めること。どうせ行くなら楽しい職場がいい。
    ブルシットジョブ=クソどうでもいい仕事 だって。
    会議のための会議とか、今後誰が見るかも分からない書類整理など、確かに細かい作業の上で成り立ってる業務もあるけど、たいてい、いらないんだよね。
    最近このようなお...続きを読む
  • 仕事のためには生きてない
    感想
    本当にやりたいこと。自由が欲しい。そのためには制約を超える必要がある。時間にお金。でも大切な人との時間が欲しい。やりたいことは絞る。
  • 六畳間のピアノマン
    ブラック企業に就職した3人をめぐる物語。
    どんなに理不尽な業務体系や言葉を言われても、何年かは耐えて働かないと他でもやっていけないという、強迫観念が存在する。いまの自分もここまでひどい職場ではないが、同じ気持ちで働いてる節があり、少なくともサビ残までして会社に尽くす必要は全くないと改めて思った。
  • 六畳間のピアノマン
    タイトルと裏面のあらすじが、どう繋がるのかピンと来なかったのですが、それが序盤で明らかになりました。

    気配りがあって、一番しなやかなに生きていると思えた者の死。非常に衝撃的でした。

    「明るく陽気に前向きに」を地で行くような居酒屋店員が出てきますが、どう頑張ってもそれができる状況にない人もいるとわ...続きを読む
  • 崖っぷち芸人、会社を救う
    お笑い実業団!?なにそれ?と思いました。読んだら、分かりました、そういうことかと。
    発想が相変わらず、面白いですね。登場人物がそれぞれ個性的でモデルがいるような気がする
    お笑いのネタを活字で読むって、少し新鮮。読んでいるだけで笑えてくる、先生、お笑いのネタ書いて芸人さんに提供してくださいよ(笑)
  • 六畳間のピアノマン
    結構過激的なストーリーだけど、
    こことここが繋がってるんだ!と
    考えながら読むのが楽しく、ついつい止まらない。
    同じ営業マンとして、と思って購入したが
    その度を超すブラックさで当初の趣旨とは異なったが、
    最後が最高。あまり得意でないスーパードライをキンキンに冷やして飲みたくなる一冊。
  • 本のエンドロール
    印刷会社で働く主人公・浦本が自身の仕事に対して働く意味を見出す物語。印刷会社はメーカーだと夢を語る浦本とそれに反して先輩の仲井戸がミスせず仕事をすることを強調するという導入から、様々な案件を経てお互いの信条にリスペクトを抱くという構成はとても清々しくて良かった。本を作る工程の学びにもなり、おそらく本...続きを読む
  • 本のエンドロール
    2023/05/19予約
    本当に大変なことなのだ、知らない世界がたくさんある。
    だからお仕事小説は人気のジャンルなのだろう…
    それぞれのやるべき場所で輝いているのが、素敵だった。
  • 本のエンドロール
    本好きなら、読めばきっと熱くなる。

    本が作られる過程は、正直あまり考えた事もなかった。
    印刷されるんだなぁ〜くらいで。

    その世界がこんなにも困難に満ちていて、多くの人の関わりや苦労の中で生まれるものだとは知らなかった。

    奥付けは本のエンドロール。会社名だけかもしれないけれど、その中には関わった...続きを読む