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Posted by ブクログ
この広い世界で1人の人が亡くなっても、覚えてくれている人は家族や知人だけではない、人はその人の名前を知らなくとも、その人との出来事は覚えている、そう思わせてくれた一冊。
この小説は、当時では「ブラック企業」という言葉が今までほど浸透していなかった時代を背景とし、3人の新卒入社のサラリーマンが上司から不当に罵詈雑言され、上司の奴隷になっていることから始まる。それはもはや、人間としての扱いを受けておらず、想像するだけで酷なものである。
章が変わるごとにメインとなる人物が変わり、人が人を紡いでいく。
社会という名の中にある、本来の人間の感情、優しさ、そして情を強く感じさせる一冊だった。
Posted by ブクログ
最後にポロリと涙が頬をつたいます。
ピアノマンは周りをとりまく人たちの生き方に大きな影響を与えていて、いまもみんなの心の中で生きているんだなと。
自分自身、かつて毎日のように日付が変わる頃まで働いていた時期があります。
当時は色々な感情をグッと我慢しながら、逃げたら負けだと思い仕事に向き合っていました。
いま、同じような過酷な状況に出くわしたとしても、わたしは逃げるという選択肢を選ぶこともできます。
様々な経験を重ねるにつれ、逃げることが悪いことではないと思えるようになったからです。
大人になる・成長するということは、嫌なことや苦しいことをうまく避ける術を身につけることも含まれるものだと信じています。
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