【感想・ネタバレ】営業零課接待班のレビュー

あらすじ

苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等(まじまひとし)は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!? 涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

人事課から退職勧告を受けた真島
営業本部長から引き留められ新設の営業零課に1年間留意することに
他のメンバーも同じ境遇だった
営業零課一致団結し、年商50億を目指し孤軍奮闘する話

読みやすくておもしろかった
主人公 真島が成長する過程
目標に向かって悪戦苦闘するメンバー
最後は感動でほろりと...

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2017年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「そのままでいい、そのままがいい」という言葉が非常に印象的だった。

人の反応を気にしすぎて自分を出せない主人公が営業という仕事を通して人間関係を豊かに広げて行く。
自分も人と関わることが少なかったが、自分からいろんな人と関わって話をしてみたいと思えるようになった小説だった。

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2017年02月07日

Posted by ブクログ

誰にも得意分野はある。営業は人と人の繋がりで確かなものになり、双方にとって価値があるものでありたいです。頑張ろうと思える爽やかな読後感が残ります。

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2016年05月11日

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<今の気持ちのまま他へ行っても、あなたはまた同じ過ちを繰り返す>
そしてもうひとつ。
<あなたは変われる>

学生の頃は毎朝同じようなスーツを着て同じ方向へ歩いてゆく人々の流れを見て、自分もこんな風に普通の勤め人になるのだろうかと味気なく感じたものだ。しかしそれはとんでもない思い上がりだったと気付く。普通に勤めるということは大変なことだ。

奇妙な縁の力によって集い、同じ崖っぷちの境遇を分かち合う営業零課の人々。僕はこの先もこの営業零課で仕事を続けたい。だからこそ、この仲間のために少しでも役に立ちたい、ベストを尽くして頑張りたいと思える。

「そうか・・・。その節は非礼なことを言って申し訳なかった。最近、部下に謝ってばかりだな」黒田ばバツが悪そうに顔をしかめて苦笑した。

営業零課に 異動してから怒濤のように過ぎた1年の中で、父の言った<一隅を照らす者は 国の宝なり>という言葉の意味が自分なりに少し分かった気がする。それは身の丈をわきまえつつも目の前にある物事にベストを尽くせということなのだと僕は思う。

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2021年04月07日

Posted by ブクログ

物語のスピード、登場人物のキャラクターなど、特に気になる点がなく気持ちよく読めた。
接待営業は今の時代とマッチしてないなーと思いつつも、一理あるかもと思わせる話だった。
続きがあれば読んでみたい!

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2021年04月02日

Posted by ブクログ

日経新聞土曜版?仕事を頑張る気持ちの湧く本 10選でしたか?紹介された中では最下位の10位であった事、若者に人気とあった事から拝読しました。励まされましたよ。涙も出ました。

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2020年12月10日

Posted by ブクログ

退職勧告を受けた者が集められた営業零課。
営業って大変だよね…という同調のもとに読み進める。
接客が苦手だとか、プレゼンが上手くいかないとか、退職勧告された者が集う場所なのだから、悪いとこもたくさんある。
でも、いいところを引き延ばし、一致団結していく様は清々しく温かい。
マジオと祥子とのその後ななかったのが心残り。

2019.5.11

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2019年05月11日

Posted by ブクログ

著者の本は3冊目かな。他の作品同様、文章は軽い割りにドラマもあって楽しめた。気軽に読めるビジネス成長物。

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2019年02月10日

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リストラ社員を集めて結成された営業零課接待班。接待と聞くと飲んで食べて贅沢な、と思ってたけど、確かに食事を一緒にすると距離がグッと縮まりますよね。よくある奇跡は起こらないけど、明日も頑張ろうと思える。

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2018年12月22日

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面白かったー。自分を追い詰めすぎない、いい意味で肩の力を抜くって大事。作者の経歴、苦労してんな…って感じ

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2018年10月16日

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展開や結末はなんとなく想像ができたけど、だからこその安心感。
みんなでがんばっていく姿を読むのは楽しい。

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2018年09月22日

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接待営業の専門部署である営業零課を中心とした物語。
昨今の営業手法に逆行しているようで、むしろアンチテーゼとして人と人のコミュニケーションにおける価値の創出を細かに描いている。
営業部門の人間は勿論、ビジネスの基礎がストーリーとして入ってくるため、新卒に読ませたい本。
また商社の古い体質に対しても目を向けられていて、近年のビジネス本に多い古い大手体質への批判も込められているため、ベンチャーの人間が大手に偏見を持つ可能性を考えると大手に行く人にこそ読んで欲しい。

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2018年09月09日

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『営業零課接待班』
安藤祐介 著

営業部の中で、退職勧告を受けた色濃き面々が集められ、新たに一年間の期間限定で設立された営業部零課接待班。
その部署はなんと、接待に特化した営業部門。保有顧客なしの新規開拓から売上目標50億。達成できなければ、部は即解散。
営業マンであれば、当然の如く求められる数字。営業マンでありながら、口ベタ、小心者、引っ込み思案...十人十色。
本書を読んで一笑に伏す方もいるかもしれない。結局は数字だよ、と。
しかし、個人的には泣けたね。
良い職場だよ、熱いよ、良いよ。
現在、数字が伸び悩み悪循環になってる営業マン、詐欺まがいになってないか良心の呵責に苛まれてる営業マン、真面目にコツコツやってるのにちっとも数字が伸びない営業マン、無責任なハウツー本を読まずに、本書を読んでみましょう。
とても、勇気付けられる一冊だと思います。

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2018年02月03日

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ネタバレ

評価は4。

内容(BOOKデーターベース)
苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!?涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。

確かに、人には向き不向きがある。しかし、いくら何でも30才にして営業成績ゼロというのは・・本人が悩む前に退職勧告する前に適切な部署へ異動させるべきだとは思うが・・・接待費をばらまきながらとは言えコツコツ努力を積み重ね、自分の立ち位置を理解していく過程が丁寧に描かれていて非常に楽しめた。

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2017年03月23日

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読み終えてからしばらく余韻に浸っていた。

法務課から営業課に異動し真面目に頑張るものの、全く目が出ないまま退職勧告を受け、新設の接待専門の営業零課へ異動しゼロから奮闘する若者の物語。

個性的な営業零課のメンバーの中にいても、真面目だけが取り柄の主人公はずっと契約がとれずお荷物扱いだったが、ふとしたことからできることを見つけ、メンバーみんなで協力しあって売上を上げていく。約7年半付き合っていた彼女と別れ、いつまで経っても慣れない営業職を続け、と完全成功ではなく元に戻らないものもあるけれど、だからいいのかもしれない。真面目に一生懸命に、人と人の絆を信じて。

小心者は自意識過剰であるとのことで、セミナーらしきものも良かった。周りを気にしすぎ。周りはそんな他人のことなんて気にしてない。小心者は自意識過剰かぁ……。

程よいヘイトがあり、それなりの着地点に辿り着く、暖かな気持ちとメッセージを貰える良い小説でした。

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2015年08月26日

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接待を念頭に置いた営業課のお話し

私は接待をしたこともされたこともないんだけど
接待ってどの程度の影響力があるものなのだろうか?

もし自分の立場で接待を受けたとしても、業者の選定の際に重要視するのは各種スペックとサービスレベル、そしてコストとの兼ね合いのみで、接待の有無は一切考慮しないと思う
し、「どうしても接待しなければいけないんです」って言われたとしても、「その分安くしてください」って言うかな?

ただ、接待の目的が商品選定の基準ではなく、こちらの要望を更に深く聞き出すためのものだったらどうだろう?
でもまぁ、酒の席で仕事の話はしたくないなぁ・・・

とは言っても、うちの会社は一般的な会社とは言えないし
これが世間の常識ではないのでしょうねぇ


「積極的脱力」については結構興味深い
確かに、自分が他の人を見た場合、特に何も気にしない様な行動ってあるよね
でも、自分の行動は他の人にどう見られているかは気になると言うのはわかる

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2015年08月06日

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営業には向かない主人公が、癖の強い社員を集めた営業零課に配属される。
最初の主人公は本当にダメダメで、読んでいていたたまれなくなっちゃうほど。
他に配属された職員は、色々な問題がありながらも自分たちの得意を活かして売上を伸ばしていく。
本当に大丈夫?って思いながら読み進めるうちに、段々と自分を変えようと努力する。
バラバラな社員たちが徐々に団結していくのは嬉しい気持ちになるし、そんな彼らを応援したくなるお話、!

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

エッジがない分、引っかかる部分も惹かれる部分も少なく、素麺のように嚥下できる物語でした。よく言えば読みやすく、悪く言えば平坦な印象。多分、池井戸潤のゴリゴリな現実見せられたから、デフォルトされたビジネス業界に物足りなさを感じているのかもしれないな。ただ、バラバラな集団が一つにまとまっていく過程は、やはり素敵な過程だと感じる。温かな雰囲気は好きでしたが、多分数日後には内容忘れてると思います。

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2020年07月04日

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面白かったけどもう少しという感じがします。
もう少しハチャメチャの方が良いのでは真面目過ぎるのかな。
好きですけどね。

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2020年04月11日

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やればできるじゃねぇか!

この言葉がいいものかよくないものか人によって異なると思うが、少なくとも私はこの言葉を待っていた。
この言葉を肯定的に受け止め、道を切り開いてく人を見るのはとてもワクワクする。

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2019年08月23日

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営業としては、やる気がでる話だった。
この人の作品は、所謂ダメ人間が主役で結果は仕事が軌道にのる感じで終わる、おんなじパターンなのでもう他のは読まなくてもいいかも。

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2019年08月20日

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自分は、そんなに誰からも期待されていない、そんなに誰からも見られていない、誰の印象にも残っていない、肩の力を抜いて、自然体で行動すること。

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2019年05月01日

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お仕事小説。ファンタジーみたいな内容ですが、気持ちよく読めるので、仕事にちょっと疲れてる人にはお勧め。

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2019年03月21日

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マジオ始め部署からあぶれた人達が本気の接待課で再起を図る。お酒の力を借りた脱口下手の有能化や、息子を亡くした老人の教室に通っての人目を気にしすぎない思考への奮闘。ブランクのあるピアノ披露は後者の成果?もう少し表紙的なコミカルさと仕事の現実味があると良かった。著者の来歴が重なるのも却ってマイナスかも。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!?涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。

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2018年06月17日

Posted by ブクログ

小心者で自分の考えを言葉にするのが苦手な真島等。遂にリストラ勧告を受け、新設された接待専門営業部門「営業零課」で再起を図ることに。くせ者揃いのメンバーは年間売上50億の目標達成を目指す。
率直な印象は午後9時ドラマっぽい。予定調和で物語が進行していくので、次はこうなるだろうなと展開が読めてしまう。でも、『小心者は自意識過剰』とか『一隅を照らす者は国の宝』とか、随所にメモりたくなる言葉が出てくるのが心を掴む。

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2016年02月29日

Posted by ブクログ

身の丈をわきまえつつも
目の前にある物事にベストを尽くす。
前向きな意味で、いい加減をたいせつにする。
大切なものは、そのままでいい。
むしろ、そのままがいい。

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2015年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

営業の話かぁと思ってたら、まさかのシステムの開発受注案件の話だった。
著者が過労で倒れたってもしかしてIT会社か?

またこのタイミングで…。

マジオこと真島誠は人前で話すことをとても苦手としていて、畑違いの営業に異動してからまったく成果をあげられず、人事に退職勧告を告げられる。
失意の内に退職する旨を告げたところ、高卒から叩き上げで営業のトップに登り詰めた、井岡専務から営業零課へ来ないかと誘われる。
何をするのかも知らぬ間に配属されてきたところ、なんと接待専門の課だという。
他部署からは飲むだけで金を浪費する穀潰しだと敬遠され、技術部署からはエンジニアを無断で拝借していく迷惑な奴らと思われ、全く成果が出なかったが、接待という名のコミニケーションを続けることで次第に結果が生まれてくる。
キーワードは自意識。
自分が思っている他人の意識と本当に向けられている意識にズレがあり、それが、異常な緊張や失敗したくないという保身への執着を生み出す。
若者を消耗品扱いする会社の多い昨今、ひたすら一人で抱えて頑張っても、誰も助けてくれない。いい意味で力を抜いて周りを良く見ることが大事。

零課全員が一度退職勧告を受けた人間であるということで、チームに連帯感も生まれ、飲み会を介して成果が上がる。技術者的には確かに良くわかってないのにめちゃくちゃ大変な案件を格安でたくさん受けるとか、とても困る。
郷原の案件とか、郷原が一緒に大変な時間を共有したことでエンジニアの怒りが静まったというけど、自分だったらその仕事やだなーって思っちゃう。システム開発ってやりがいあるけどこういうことあるから大変(-""-;)

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2015年08月08日

Posted by ブクログ

最近、こういう小説が多いな。それだけ読まれているということだろう。源氏鶏太の時代はサラリーマンの小心な様子の可笑みが、高杉の時代にはバリバリエリートの活躍が、多くのサラリーマン小説の主題だったのに、昨今は、ヘタレがなんとか仲間との結束によって成長していく、というのばかりだ。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

私が営業やってて思うのは、これがチームプレーだったらどんなにいいかってことなので、頼れる仲間ができたこの主人公の立場は素直に羨ましい。実際にはあり得ないマンガチックな内容だけど面白かった。
でもイマイチ納得いかないのは、確かに主人公が一番悩んでた部分は営業初めて経験すればほとんど誰もがぶち当たる壁だとは思うのだけどさ…成績は全く上がらなくてプレゼン資料作成とか商品知識がすでに身に付いてるってムリがあるような。

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2015年08月20日

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