あらすじ
蜂矢徹郎、大学3年生。行動原理は超一流商社の内定獲得一択。いつもスーツ姿で誰に対しても敬語、友人の取捨選択は就活に有益か否か。周囲からは「就活ザムライ」とイジられているが、そんなのおかまいなしに、ひたすら就活一直線。ところが、ひそかに心を寄せる夏海の存在や謎のおじさんの登場で次第にペースが乱されていき……。自分が信じた道を突き進みながらも、どんどん空回りしていく徹郎の就活と恋の結末は!?(『就活ザムライの大誤算』改題)
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Posted by ブクログ
安藤作品の企業モノ?は読み易く、好きな作家の1人です
本編も際立ったキャラクターの主人公が登場しその変遷がたくさんの仲間との就活を通じて描かれています
内容も重くなりすぎないのが安藤作品の特徴で、とてもコミカルで軽やかに読み進められます
物語の最後の方で、
「人生は選択の連続で、勝つことも負けることもない。ただ心の声に耳を澄ませ、選び続ける」
と書かれています
たいした人間ではない私も人生の節目では同じようなことを思って選択決断してきました
その選択決断に正否はなく、選んだ道を精一杯進んでいくだけと日々過ごしています
人生の色々なタイミングでヒントをくれる作品だと思います